オルト川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オルト川
オルト川
シビウ付近
延長 615 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 24,050 km²
水源 カルパティア山脈
水源の標高 1,440 m
河口・合流先 ドナウ川
流域  ルーマニア
テンプレートを表示

オルト川(オルトがわ、英語ルーマニア語ハンガリー語:Olt、ドイツ語:Alt、ラテン語:AlutaまたはAlutus)は、ルーマニアを流れるである。カルパティア山脈の東部に源を発し、ハルギタ県コヴァスナ県ブラショヴ県シビウ県ヴルチャ県オルト県を流れテレオルマン県トゥルヌ・マグレレ近郊でドナウ川合流する。オルト県の名前はこの川が由来となっている。

14世紀に建国されたワラキアオルテニアムンテニアの2つの地方はこの川を境界としていた。

沿岸にはミエルクレア=チュクスフントゥ・ゲオルゲルムニク・ヴルチャスラティナなどの都市がある。

ドナウ川との合流点付近に草地河畔林砂洲三日月湖などが多く、ニシハイイロペリカンコビトウ英語版などの絶滅危惧種の鳥類が生息している。2012年にラムサール条約登録地となった[1]

脚注[編集]

  1. ^ Olt - Danube Confluence | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2012年6月13日). 2023年3月21日閲覧。
流路。図中央がオルト川。