エゾノリュウキンカ

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エゾノリュウキンカ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: リュウキンカ属 Caltha
: リュウキンカ C. palustrisL.
変種 : エゾノリュウキンカ C. p. var. barthei
学名
Caltha palustris var. barthei

エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花、学名Caltha palustris var. barthei)は、キンポウゲ科の多年草。リュウキンカ変種である。

リュウキンカより大型であり、本州北部、北海道樺太、千島、朝鮮北部、ウスリーに分布する。春に、小川沿いなどの水辺や湿地に咲く。黄色い花がよく目立つ。葉、茎、花も食用となる。食べ方は、おひたし天ぷら炒め物などで、味噌汁の実にもできる。谷地に生え、丸い葉が、フキに似るので、俗に「ヤチブキ」とも呼ばれる。また、アイヌ語で「ウフトウリ」とも呼ばれ、ラタシケプの材料にもされた。

北海道では外来種であるオランダガラシと同じ水辺に生えていることも多い。

一方、佐竹元吉監修『日本の有毒植物』では「生長して大きくなったものは、下痢などの中毒症状を起こす」としている[1]

脚注

  1. ^ 佐竹元吉監修『日本の有毒植物』(学研教育出版、2012年4月1日、39頁、ISBN 9784054052697