インディペンデント・ワールド・世界ヘビー級王座

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インディペンデントワールド世界ヘビー級王座は、FMWが管理、認定していた王座。

来歴

FMWがエンターテイメント路線を導入する前に一時期、世界ブラスナックル王座と併せる形でFMW二冠統一王座としていた。

1995年に引退してプロレスとは一線を画す姿勢をみせていた大仁田厚が一転してプロレス界に接近を試みていた際[1]、私製のチャンピオンベルトをFMWに寄贈。これは大仁田が1995年5月5日の引退試合(川崎球場)での使用を想定して調達したが使わずじまいになっていたもので、このチャンピオンベルトには「World Brass Knuckles(世界ブラスナックル王座の意[2])」の文字が入っていた。このチャンピオンベルトを活用して創設。

歴代王者

歴代 選手 戴冠回数 獲得日付 獲得場所(対戦相手・その他)
初代 W★ING金村 1 1996年8月1日 旧汐留駅跡地特設会場、田中正人
第2代 ザ・グラジエーター 1 1996年12月11日 駒沢オリンピック公園体育館[3]
第3代 田中将斗 1 1997年9月28日 川崎球場
第4代 ミスター雁之助 1 1998年1月6日 後楽園ホール
第5代 ハヤブサ 1 1998年4月30日 横浜文化体育館
第6代 冬木弘道 1 1998年11月20日 横浜文化体育館
第7代 ミスター雁之助 2 1999年5月18日 東京[4]
第8代 田中将斗 2 1999年8月20日 後楽園ホール

脚注

  1. ^ 大仁田は結局、1996年12月に事実上プロレスに復帰。それまでに大仁田は古巣のFMWを始めとする試合会場やマスコミに頻繁に顔を出しており、これらは結果的には(当該、チャンピオンベルトの寄贈も含めて)現役復帰を画策しての行動だったといえる。
  2. ^ FMW創成期から存在した「WWA世界ブラスナックル王座」からの流れを汲む王座。引退試合前日の1995年5月4日に大仁田が奪取して引退試合(対ハヤブサ)にも賭けられることになった。
  3. ^ 獲得と同時にFMW二冠統一選手権になる。
  4. ^ 冬木弘道が肩を負傷したため、王座が授与されて再び単独の王座になる。