うらしま
うらしまは海洋研究開発機構が研究・開発を行っている深海巡航自律型無人潜水機(AUV)である。
概要
自動的な広範囲の海洋観測を目指し、1998年より建造が開始された無人潜水探査機。2005年2月28日、自律型無人探査機としては世界最長である、317km の連続航行に成功した。将来的には最大深度6000m、航続距離3000kmを目指している。 調査機器として、自動多点採水装置、CTDOセンサー、低照度デジタルカメラ、サイドスキャンソーナ、サブボトムプロファイラ、マルチビーム測深機などを装備する。 命名は、海底にある龍宮城へ行ったという日本の伝説浦島太郎にちなむ。
スペック
- 全長:9.7m
- 全幅:1.3m
- 高さ:1.5m
- 水中最大重量:7.5トン
- 最大深度:3500m
- 航続距離:約300km
- 水中速度(巡航):3ノット
- 水中速度(最大):4ノット
- 動力源:リチウムイオン二次電池+閉鎖式燃料電池
- 航行方式:コンピュータ制御による全自動航行