かいこう

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かいこうランチャー部
母船かいれい内部にあるコントロールルーム

かいこうは、日本の海洋科学技術センター(現:独立行政法人 海洋研究開発機構)が開発した10,000m級遠隔操作無人探査機である。

目次

[編集] 概要

かいこうビークル前方部

深海調査研究船「かいれい」からの遠隔操作により、深海の映像、写真撮影、マニピュレータによる試料の採取などの学術調査が可能になっており、サイドスキャンソーナーを搭載した「ランチャー」、マニピュレータやカメラなどを搭載した「ビークル」から構成される。「かいこう」は支援母船である「かいれい」に搭載され、調査海域まで進出したのち、専用クレーンによって海面に下ろされ潜水を開始、目的深度まで到達した後、ランチャーからビークルが分離し、調査を行う。

「かいこう」は1995年3月、世界の最深部であるマリアナ海溝で、10911.4メートルへの潜行に成功した[1]ほか、1996年2月チャレンジャー海淵で世界で初めて10,000メートル以上の水深の海底からバクテリアを採取した[2]

2003年5月29日、室戸岬沖130キロメートルの海域で、南海地震に関わる長期観測データの回収後に二次ケーブルが破断、子機ビークルを喪失した[3][4][5]

[編集] かいこう7000

かいこうのビークル流出を受けて、2004年5月からは無人探査機「UROV7K」とかいこうのランチャーを一体化し7,000メートル級深海探査機「かいこう7000」として運用した。

[編集] かいこう7000II

2006年にかいこう7000は改修され、機械の大型化、マニピュレータの増設、推進力の増強などの改造を行い、以後「かいこう7000II」として運用している。

[編集] 脚注

  1. ^ 海洋科学技術センター 10,000m級無人探査機 かいこう”. 海洋科学技術センター. 2012年1月26日閲覧。
  2. ^ 世界最深部の生物”. 国際海洋環境情報センター. 2012年1月26日閲覧。
  3. ^ 「かいれい」からランチャーをつなぐケーブルを一次ケーブル、ランチャーからビークルをつなぐケーブルは二次ケーブルという。
  4. ^ 張田吉昭 (有限会社フローネット)・中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト). “深海無人探査機「かいこう」行方不明”. 失敗知識データベース. 畑村創造工学研究所. 2008年5月6日閲覧。
  5. ^ 「かいこう」ビークル漂流事故調査委員会 (2004年1月19日). “「かいこう」ビークル漂流事故調査 最終報告書”. 海洋研究開発機構. 2008年5月6日閲覧。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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