Sweet病

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Sweet病

Sweet's syndrome lesions with the classical form of the dermatosis.

(a) 肩の5cm径の紅斑
(b) 腕の1cm径の結節病変
(c) 手の紅斑
概要
診療科 皮膚科学
分類および外部参照情報
ICD-10 L98.2
ICD-9-CM 695.89
OMIM 608068
DiseasesDB 12727
MeSH D016463

Sweet病(スウィートびょう)は、発熱、末梢好中球増加、好中球浸潤性紅斑を三徴とする疾患である[1]好中球性皮膚症ともいう。上気道感染を起こした後に四肢、顔面に暗赤色の隆起局面が単発、多発する。関節リウマチをはじめ自己免疫性疾患や、骨髄異形成症候群(MDS)や白血病といった血液腫瘍を合併することが多く、デルマドロームの一つと考えられている。

治療

ステロイドコルヒチンシクロスポリンなどが用いられる。

その他の好中球性皮膚疾患

特に好中球増加症を認めれば、Sweet病、壊疽性膿皮症、ベーチェット病を疑う。そしてこれらの三疾患は潰瘍性大腸炎を合併することが多い。

脚注

  1. ^ Cohen PR. Sweet's syndrome--a comprehensive review of an acute febrile neutrophilic dermatosis. Orphanet J Rare Dis. 2007 Jul 26;2:34.

外部リンク

急性熱性好中球性皮膚症 - 14. 皮膚疾患 - MSDマニュアル プロフェッショナル版