CP・クロフォード
CP・クロフォード(CP Crawford、1907年8月25日 - 2019年11月23日[1])は、アメリカのスーパーセンテナリアン。イリノイ州在住だった長寿の男性。生前は渡邉智哲に次いで世界で2番目に高齢の男性だった。
略歴
1907年、ミシシッピ州ジャクソンでジョン・クロフォードとマティー・クロフォードのもとに生まれる[2]。母は自身が2歳のころに亡くなったため[3]、家族の話でしか母親を知らなかった[4]。名前のCPは南部の伝道師に因んで名付けられており、これはイニシャルではなくクロフォードの実際の名前である[3]。6人兄弟の末っ子で、母親が死去した際に一家離散し、叔父や叔母に育てられた[4]。学校には通えなかったため、4歳の頃より綿摘みやトウモロコシ畑の耕作をしていた[4]。13歳からはカフェで皿洗いをするようになった[4]。
成人してからは製油所で働き[4]、イリノイ・セントラル鉄道に入社してからはシカゴに移住した[3]。人生で3回結婚し6人の里子に恵まれたが[3]、実子はいなかった。2011年9月に同州の介護施設に移るまでは家で一人暮らしを行っていた。2019年9月にはシカゴ・ホワイトソックスのオープン戦に出向いた。長年のホワイトソックスのファンでもあり、この時に112番のユニフォームを送られたという[5]。
2019年11月23日、イリノイ州ランシングで死去[6]。112歳90日没。偶然にも、当時アメリカ最高齢者だったアレリア・マーフィーも同日に死去している。
長寿記録
- 2018年12月27日、リチャード・オーバートンの死去に伴い、アフリカ系アメリカ人の男性最高齢者になる。
- 2019年2月27日、ヘンリー・ツェンの死去に伴い、国内最高齢男性になる。
脚注
- ^ “CP Crawford” (英語). Gerontology Wiki. 2022年5月28日閲覧。
- ^ Kirsch, Jesse (2017年8月25日). “Lansing man turns 110 years old” (英語). ABC7 Chicago. 2022年5月28日閲覧。
- ^ a b c d “Calumet Citys Mayor Honors Oldest Resident”. Citizen (2011年12月8日). 2017年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月28日閲覧。
- ^ a b c d e Times, For The (2015年11月11日). “Lansing nursing home resident turns 108” (英語). NWItimes. 2022年5月28日閲覧。
- ^ “112-year-old fan gifted jersey” (英語). MLB.com (2019年9月12日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ “CP Crawford, believed to be oldest US resident, dies at 112” (英語). Chicago Sun-Times (2019年11月26日). 2022年5月28日閲覧。
記録 | ||
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先代 ヘンリー・ツェン |
存命男性のうちアメリカ最高齢 2019年2月27日 - 2019年11月23日 |
次代 イルヴィング・ピッケン |