エレーニン彗星 (C/2010 X1)
| 彗星 周期彗星の一覧 / 非周期彗星の一覧 |
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| 発見 | |
| 発見者 | レオニード・エレーニン(イェレニン) |
| 発見日 | 2010年12月10日 |
| 符号・別名 | エレニン彗星: IAUC 9189 |
| 軌道要素 - IAUNASA | |
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| 離心率 (e) | 1.0000621 |
| 近日点距離 (q) | 0.48243 AU |
| 軌道長半径 (a) | ~518 AU |
| 遠日点距離 (Q) | ~1037 AU |
| 公転周期 (P) | ~11,800 年 |
| 軌道傾斜角 (i) | 1.839° |
| 近日点引数 (ω) | -° |
| 昇交点黄経 (Ω) | -° |
| 前回近日点通過 | 2011年9月10日 |
| 次回近日点通過 | 不明 |
C/2010X1(エレーニン彗星)は、ロシアのアマチュア天文観測者レオニード・エレーニン(イェレニン)によって2010年12月10日に発見された長周期彗星である。アメリカ合衆国ニューメキシコ州メイヒル近郊に位置する国際科学光学ネットワーク(The International Scientific Optical Network)の天体望遠鏡の遠隔操作観測によって彗星であることが追認された。その時点での明るさの等級は19.5等星程度。これは肉眼視可能な下限である六等星の約15万分の1の明るさに相当する。2011年8月にこの彗星は崩壊を開始したと見られる。10月の半ばに地上の大型望遠鏡を使っての観測は不可能になった。2011年10月16日、この彗星は予測されていた軌道を保ち地球からは遠ざかっていることが観測された。 なお、この彗星が再び太陽系の中心部及び地球の公転軌道面に近づくのは離心率の平均値から、最短でも1万2千年後であろうと予想されている。
目次 |
組成 [編集]
発見者であるレオニード・エレーニン(イェレニン)は、彗星の核の直径は3〜4キロメートルとの推定を公表している。
彗星は近日点を通過した頃から観測できなくなり、代わりに彗星の軌道に沿って広がる雲状の天体が発見された。これは崩壊したC/2010X1の残骸と見られている。彗星は脆い天体であるため、太陽に接近する新しい彗星の2%はこのような崩壊を起こすと考えられている[1]。
明るさ [編集]
2011年4月、冥王星と同程度の15等星の明るさを持ち、コマの大きさは約8万kmと推定された。同年5月21日にコマは10万kmを超える大きさに達する。同年8月の時点では20万kmを超えると推測された。
2011年5月22日から6月4日の間に等級は13.8等星から13.1等星になり、同年7月10日に10等星、8月中旬に8.3等星にまで明るさを増す。 しかし、これは夜間に肉眼視が可能な6等星の1/5の明るさでしかない。
2011年8月19日、この彗星が太陽コロナ物質との衝突(CME)に遭遇したことが観測された。「C/1999 S4」と同様に、C/2010 X1が崩壊の過程であるとの推測がなされた。
2011年9月中旬、STEREO-Aによる観測で、明るさの等級は10.5等星から12等星の範囲内であるとの報告が出された。同年9月後半時点での明るさは14等星級にまで減退した。
地球への影響 [編集]
2010年の発見以降、C/2010 X1(エレーニン彗星)が地球に衝突するであるとか、あるいは接近により地球に大きな影響を及ぼすという噂が広まった。NASAのジェット推進研究所はこれらの噂を否定するコメントを公表した。すなわち、彗星は最大でも地球に3500万km(月と地球の距離の約90倍)までしか接近せず、この距離から地球に何らかの影響を及ぼすにはあまりにも小さすぎるという事実である。[2][3]。
C/2010 X1(エレーニン彗星)が地球に衝突も影響を及ぼすような接近もしないことは発見当初からわかっていたことであり、発見者のレオニード・エレーニン(イェレニン)は「恐怖論者がなぜ私が発見した彗星を選んだのかわからない」と述べている[4]。
参考 [編集]
- ^ “'Doomsday' Comet Elenin Is Dead, NASA Says”. SPACE.COM. (2011年10月26日) 2011年10月28日閲覧。
- ^ “Comet Elenin Poses No Threat to Earth”. NASA JPL (2011年8月16日). 2011年10月7日閲覧。
- ^ “エレーニン彗星が怖くない10の理由”. アストロアーツ (2011年8月19日). 2011年10月7日閲覧。
- ^ “Comet Elenin Disintegrated?”. UNIVERSE TODAY (2011年10月6日). 2011年10月7日閲覧。