Bitly

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Bitly
Bitly, Inc.
種類 コーポレーション
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク
設立 2008年
業種 情報・通信業
事業内容 短縮URLサービスの提供
代表者

Toby Gabriner (CEO)

[1]
従業員数 234 (2020年)
主要株主 Spectrum Equity英語版[2]
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Bitly(ビットリー)は、アメリカ合衆国で主に短縮URLサービスを提供している事業者。

概要[編集]

自社ドメインである「bit.ly」や「j.mp」[3]ドメインによる短縮URLサービスのほか、ユーザが保有する独自ドメイン(Branded Short Domain)による短縮URLサービスを提供している。

単にURLを短縮するだけであれば登録不要だが、ユーザ登録を行うことでそれらの短縮URLに対する効果測定機能やAPIなども利用できる。一般ユーザ向けの無料版のほか、企業向けの有償サービスとしては「Bitly Enterprise」が存在する。

サービス開始は2009年。創業から間もなくTwitterが同社の短縮URLサービスを採用したことで、短縮URL業界でも大手といえるシェアを獲得した[4](なお、Twitterは後に自社独自の短縮URLに移行した)。

同社では2017年時点で「いわゆるフォーチュン500企業の3/4弱が同社の顧客であり、320億以上の短縮URLを生成した」と主張している[5]

2017年にはSpectrum Equityから6300万ドルの出資を受け、同社が親会社となった[2][5]

同社の短縮URLは、通常生成されたURLの末尾に「+」をつけることで効果測定画面を表示する(InfoPlus機能)。無料版の場合はこれを非公開にすることはできないが、Enterprise版では非公開にすることが可能[6]

なお同社のメインドメインである「bit.ly」はリビアが保有するccTLDであり(.lyも参照)、政治的・宗教的リスクを伴う可能性が指摘されている[7]

脚注[編集]

  1. ^ Bitly sells a majority stake to Spectrum Equity for $63M
  2. ^ a b Ha, Anthony (2017年7月12日). “Bitly sells a majority stake to Spectrum Equity for $63M”. TechCrunch. 2019年2月11日閲覧。
  3. ^ URL短縮サービスbit.ly、さらに短いURL生成サービス開始
  4. ^ 短縮URLといえば、今やbit.lyが一番 - TechCrunch日本版・2009年5月8日
  5. ^ a b Bitly Receives Investment from Spectrum Equity - Spectrum Equity
  6. ^ Bitly FAQ
  7. ^ Horn, Leslie (2010年10月6日). “Libya Seizes URL Shortener Vb.ly”. 2019年2月11日閲覧。

外部リンク[編集]