atol

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atol (ASCII to Long Integer) は、文字列を整数型に変換するC言語標準Cライブラリ関数。標準ヘッダーファイル <stdlib.h>で宣言されている。読み方は規格では特に定められていない。

概要[編集]

引数として与えられた文字列を解析し、文字列先頭の連続する10進数整数部分をlong型の整数に変換する。例えば"123456789"という文字列を与えるとlong型の123456789Lを返す。また"123456789abc"を与えると123456789Lを返し、"123456abc789"を与えると123456Lを返す。変換不可能な文字列の場合、一般的には0Lを返すが、C99C11 の仕様上は戻り値は未定義 (undefined) とされている[1]。また、変換に失敗してもerrnoを書き換えない。

正常に変換可能な文字列の場合は strtol(s, NULL, 10) と同じ結果を返す。

形式[編集]

#include<stdlib.h>
long atol(const char *nptr);

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]