麻生興一

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麻生興一
基本情報
本名 麻生興一
階級 スーパーライト級
身長 173cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1986-03-15) 1986年3月15日(38歳)
出身地 大分県大分市
スタイルボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 36
勝ち 25
KO勝ち 16
敗け 10
引き分け 1
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麻生 興一(あそう こういち、1986年3月15日 - )は、日本プロボクサー。第39代日本スーパーライト級王座、第41代OPBF東洋太平洋スーパーライト級王座。

来歴[編集]

2008年11月2日、後楽園ホールで行われた第65回東日本新人王トーナメントライト級部門決勝で細川バレンタインと対戦し、5回1-1(48-46、47-48、48-48)の判定で引き分けたが、規定により優勢点で細川が勝者扱いとなった[1]

2011年4月27日、後楽園ホールにて熊野和義に5回9秒でTKO勝ち[2]

2012年11月3日、酒井智彦とスーパーライト級8回戦を行ない、8回3-0(77-76、77-75、78-75)で判定勝ちした[3]

2013年7月24日、日本ウェルター級4位の尹文鉉と対戦し、8回1分31秒負傷判定2-1(76-65×2、75-76)で勝利した[4]

2014年7月28日、後楽園ホールで日本スーパーライト級タイトルマッチに挑み、チャンピオンの岡田博喜に10回0-3(3者共に94-96)で敗れた[5]

2016年4月19日、後楽園ホールで日本スーパーライト級タイトルマッチに挑み、チャンピオンの岡田博喜に7回2分15秒でTKO負けし、タイトル奪取に失敗した[6]

2017年2月9日、後楽園ホールで日本スーパーライト級王座決定戦を行ない、同級2位の松山和樹(FLARE山上)に8回1分35秒TKO勝ちし、新チャンピオンに輝いた[7]

2017年6月8日、後楽園ホールで日本スーパーライト級タイトルマッチを行ない、同級1位の今野裕介(角海老宝石)に10回2分18秒TKO勝ちし、初防衛に成功した[8]

2017年12月14日、後楽園ホールで日本スーパーライト級タイトルマッチを行ない、挑戦者の同級6位の細川バレンタイン(角海老宝石)に10回0-3(95-96、94-95×2)で敗れた[9][10]

2021年12月14日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の内藤律樹(E&Jカシアス)を相手に7回にスタンディングカウントを奪い、9回2分50秒TKO勝ちで王座を獲得した[11]

2022年6月14日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級9位の近藤明広と対決し、2回2分7秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した[12]

戦績[編集]

  • プロボクシング:36戦25勝(16KO)10敗1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2006年6月28日 4R 2:18 TKO 山口佳孝(船橋ドラゴン) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2006年9月4日 3R 0:50 TKO 笠井暢也(赤城) 日本の旗 日本
3 2007年6月13日 3R 0:33 TKO 天内祐樹(齋田) 日本の旗 日本
4 2007年8月17日 2R 1:09 TKO 倉又章徳(船橋ドラゴン) 日本の旗 日本 第64回東日本ライト級新人王予選
5 2007年12月19日 4R 判定2-1 阿部孝洋(京葉) 日本の旗 日本
6 2008年5月27日 4R 判定2-0 小竹雅元(三迫 日本の旗 日本
7 2008年8月5日 3R 2:21 TKO 對馬智之(東拳) 日本の旗 日本
8 2008年9月26日 4R 判定3-0 李豪哲(ワールドS) 日本の旗 日本
9 2008年11月2日 5R 判定1-1 細川バレンタイン宮田 日本の旗 日本 第65回東日本ライト級新人王決勝
10 2009年2月7日 4R 2:53 TKO 阿部ひろし(ワールド日立) 日本の旗 日本
11 2009年6月14日 4R 1:51 負傷判定3-0 中村拳人(山神) 日本の旗 日本
12 2010年2月19日 4R 2:01 TKO 森下裕己(協栄 日本の旗 日本
13 2010年5月15日 2R 0:45 TKO 小澤大将(全日本パブリック) 日本の旗 日本
14 2010年11月2日 8R 1:53 TKO 菊地祐輔(新日本仙台) 日本の旗 日本
15 2011年4月27日 7R 0:09 TKO 熊野和義(宮田) 日本の旗 日本
16 2011年7月6日 6R 判定3-0 方波見吉隆(伴流 日本の旗 日本
17 2011年10月15日 1R 1:37 TKO 岩渕真也草加有沢 日本の旗 日本 2011年度最強後楽園スーパーライト級決勝
18 2012年2月28日 8R 判定0-3 小澤剛(18鴻巣) 日本の旗 日本
19 2012年7月10日 6R 判定3-0 伊波・ファン・カスティーヨ(真正 ペルーの旗 ペルー
20 2012年11月3日 8R 判定3-0 酒井智彦(マナベ) 日本の旗 日本
21 2013年2月27日 8R 判定0-3 梁正勲 大韓民国の旗 韓国
22 2013年7月24日 8R 1:31 負傷判定2-1 尹文鉉(ドリーム) 日本の旗 日本
23 2013年11月26日 6R 2:31 TKO 百田諭志(真正) 日本の旗 日本
24 2014年4月10日 1R 1:06 KO 稲垣孝(フラッシュ赤羽 日本の旗 日本
25 2014年7月28日 10R 判定0-3 岡田博喜角海老宝石 日本の旗 日本 日本スーパーライト級タイトルマッチ
26 2015年4月1日 7R 2:03 TKO ガブリエル・ロヨ フィリピンの旗 フィリピン
27 2015年9月3日 8R 1:00 TKO 宮崎辰也(マナベ) 日本の旗 日本
28 2016年4月19日 7R 2:15 TKO 岡田博喜(角海老宝石) 日本の旗 日本 日本スーパーライト級タイトルマッチ
29 2017年2月9日 8R 1:35 TKO 松山和樹(FLARE山上) 日本の旗 日本 日本スーパーライト級王座決定戦
30 2017年6月8日 10R 2:18 TKO 今野裕介(角海老宝石) 日本の旗 日本 日本王座防衛1
31 2017年12月14日 10R 判定0-3 細川バレンタイン(角海老宝石) 日本の旗 日本 日本王座陥落
32 2018年11月9日 6R 判定3-0 佐藤矩彰(新日本木村) 日本の旗 日本
33 2019年5月18日 8R 判定0-3 柳達也(伴流 日本の旗 日本
34 2020年9月27日 8R 判定2-0 山口祥吾(唯心) 日本の旗 日本
35 2021年12月14日 9R 2:50 TKO 内藤律樹E&Jカシアス 日本の旗 日本 OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ
36 2022年6月14日 2R 2:07 TKO 近藤明広(一力) 日本の旗 日本 OPBF王座陥落
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獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『第65回東日本新人王決勝戦』結果 日本ボクシングコミッション(JBC) 2008年11月3日
  2. ^ 初メイン麻生TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2011年4月27日
  3. ^ 岩渕がV2 日本S・ライト級 Boxing News(ボクシングニュース) 2012年11月3日
  4. ^ シャムガルが尹を下す 芹江は辛勝 7.24後楽園 Boxing News(ボクシングニュース)2013年7月24日
  5. ^ 岡田が初防衛成功、シャムガルとの激戦制す Boxing News(ボクシングニュース) 2014年7月28日
  6. ^ 岡田博喜が麻生興一を7回TKO、日本S・ライト級V4 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月19日
  7. ^ 麻生興一が日本SL級新王者、松山和樹を8回TKO Boxing News(ボクシングニュース)2017年2月9日
  8. ^ 麻生興一10回TKO勝ち、今野裕介との壮絶打撃戦制す Boxing News(ボクシングニュース)2017年6月8日
  9. ^ 細川バレンタイン 新王者に 9年ぶり再戦「いつも飲みの場では勝っている リングでも負けられないと」 スポニチアネックス 2017年12月14日
  10. ^ 細川バレンタインが新王者、麻生興一に競り勝つ Boxing News(ボクシングニュース) 2017年12月14日
  11. ^ 内藤律樹が王座陥落、麻生興一が9回TKOでOPBF・S・ライト級王座奪取 Boxing News(ボクシングニュース)2021年12月15日
  12. ^ ベテラン近藤明広が涙の3度目王座奪取 OPBF・S・ライト級王者の麻生興一を2回TKO Boxing News(ボクシングニュース)2022年6月14日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
岡田博喜
第39代日本スーパーライト級王者

2017年2月9日 - 2017年12月14日

次王者
細川バレンタイン
空位
前タイトル保持者
内藤律樹
第41代OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者

2021年12月14日 - 2022年6月14日

次王者
近藤明広