麦飯石

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麦飯石(ばくはんせき)とは、『本草綱目』(漢方薬書、代、1590年)によると「大略状如握聚一團麦飯、有粒点如豆如米、其色黄白」と記されており、麦飯をあつめたようで粒或いは粒大の粒状結晶があり、色は黄白色となる。現在では花崗斑岩あるいは石英斑岩で、黄白色のものがこれに当るとされている。薬効は皮膚のすべての腫れもの、吹き出ものにあるとされている。その使用には天然岩石であり産出地域により組成が異なるため、重金属分析による安全性の確認や滅菌処理が必要とされている。

石英斑岩の一種である。暗黒色の石基の中に白い石英斑晶が浮かぶ姿が、麦飯に見えることから名付けられた。古くから皮膚病を治す漢方薬として用いられてきたが、戦後、国内でも産出されるようになり健康器具や健康グッズの材料として利用されるようになった。

目次

[編集] 用途

麦飯石とは無数の微細な孔(あな)があいている岩石である。この孔が水道水のカルキや臭い、雑菌を吸着する。多孔質の性質を利用して、粒状のもの(食品添加物)は濾過材としてミネラルウォーターの製造器具・装置に使用され、直接水に入れることによっても、健康維持にかかせない有用なミネラル分を溶出させ、カルキを除去する。麦飯石は水をキレイに、おいしくする、カルキの臭いを取る、ミネラルウォーターをつくるなどの効果があるとされている。また粉末状のもの(販売名:ヘルストン・医薬部外品)には薬効があり、人工温泉製造機・家庭用入浴剤などに用いられる。その他の用途として農業分野では水質改善・土壌改良、観賞魚分野では水質改善がある。現在、主要な国内の産地は岐阜県とされている。

[編集] 単価

非常に高い価格設定がなされている商品もあるが、国産、中国産を問わず、kgあたり2千円から数千円程度である。粉末状のものより塊状のものの方がかなり安価である。産地により品質に違いがあるため、麦飯石の品質基準として「国内標準(医薬部外品、食品添加物、飼料配合剤、土壌改良材)」や産出国国際基準の「中華人民共和国 標準」が用いられている。

国内標準の医薬部外品や食品添加物には高品位なものが、また飼料配合剤、土壌改良材にはやや品位の劣るものが使用されている。

[編集] 効果

鑑賞魚用に「水がきれいになる」「臭いがなくなる」といった効果を謳う商品があるが、効果のほどはろ過フィルターには到底及ばず気休め程度と思った方がいいだろう。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク