陰陽町

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陰陽町
いんようちょう
日章旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 奈良県
自治体 奈良市
旧自治体 奈良町
面積
0.006848863km²
世帯数
20世帯
総人口
52
国勢調査、2010年10月1日現在)
人口密度
7,592.5人/km²
隣接地区 東は高御門町、南・西は南城戸町、北は脇戸町
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陰陽町(いんようちょう)は、奈良県奈良市の中央部、市街地の中央部に位置する地区である。郵便番号は630-8361。

地理[編集]

市の中央部。市街地の中央部。東は高御門町、南・西は南城戸町、北は脇戸町に接する。東西の道路を中心にした住宅地域[1]

陰陽町の町並み

地名の由来[編集]

時を司り、暦を作っていた陰陽師たちが住んでいたところからつけられた。

歴史[編集]

庶民が最初に手にしたといわれる奈良暦(南都暦)が作られていた。 町内にある鎮宅霊符神社は陰陽師の神と仰がれる天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を祀っている。

沿革[編集]

江戸期は奈良町の南部に位置しており、南方触口支配に属していた。高御門町の西、南城戸町の東にあたり、この両町を結ぶ東西通りの坂道にある地区。「奈良坊目拙解」によると、この通りは元興寺西大門(高御門)門前通りという。これはもとの四条大路にあたるという。「平城坊目考」によると、天正年地子帳に陰陽町の名が載っていないので、天正以降にこのような町並みとなったと考えられる[1]

施設[編集]

小・中学校の学区[編集]

奈良市立済美小学校、および奈良市立春日中学校の学区に属する[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「角川日本地名大辞典」編纂委員会(1990)『角川日本地名大辞典 29 奈良県』角川書店 ISBN 4-04-001290-9
  2. ^ 通学区域”. 奈良市. 2017年2月5日閲覧。

参考文献[編集]

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 29 奈良県』角川書店、1990年 ISBN 4-04-001290-9

関連項目[編集]