荒木田麗女

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荒木田 麗女(あらきだ れいじょ、享保17年3月10日1732年4月4日)- 文化3年1月12日1806年3月1日))は、江戸時代中期の女流文学者。実父は伊勢内宮荒木田武遠で、叔父で外宮御師荒木田武遇の養女となる。名は隆(たか)。字は子奇。号は紫山・清渚など。

幼少の頃から文才に秀で、連歌西山昌林に学び、漢詩もよくした。慶徳家雅(けいとくいえまさ)に嫁し、文学活動を行ったが、活動分野は小説歴史物語紀行随筆など多岐に渡った。『うつほ物語』をはじめ古典を広く読んだ知識を基に擬古文の著作を数多く残した。代表作として元弘3年から慶長8年までの記事を記す仮名歴史書『池の藻屑』(明和8年作)14巻、承安年間から寿永年間までの歴史書『月のゆくへ』2巻、などがある。

刊本[編集]

  • 『女流文学全集 4巻』古谷知新編 文芸書院 1918 近代文芸叢書
  • 『日本文学大系 校註 第12巻』池の藻屑 野村宗朔校註 国民図書 1926
  • 『江戸時代女流文学全集』古谷知新編 日本図書センター 1979
  • 『荒木田麗女物語集成』伊豆野タツ編 桜楓社 1982
  • 『怪世談』石村雍子解説 しののめ書房 1992 朝霧叢書