聖ヴォロディームィル大聖堂

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聖ヴォロディームィル大聖堂

聖ヴォロディームィル大聖堂ウクライナ語Володимирський собор)は、ウクライナの首都キエフに位置する正教会大聖堂である。ウクライナ正教会・キエフ総主教庁に属し、当総主教庁の総主教座である。国重要文化財。

概要[編集]

1852年にキエフ府主教フィラレートは、ルーシ洗礼900年を記念するために、大聖堂の建立案をロシア帝国の政府に提出し、ロシア皇帝ニコライ2世はその提案に賛成した。大聖堂の建立地は「ルーシの町々の母」たるキエフと定められ、大聖堂の名称はルーシにキリスト教の光明をもたらしたヴォロディームィル聖公にちなむこととした。

大聖堂の建立のために全国より寄付金が集められ、帝国一流の専門家は参加させられた。1862年から1896年にかけて、A・ベレッチ、Y・ベルンガルドト、K・マイェフスキー、V.ニコラーエフなどの建築家は大聖堂を新ビザンティン建築様式で建て、V・ヴァスネツォフN・ネステロフM・ヴルーベリM・プィモネーンコなどの画家は大聖堂の内部を壁画モザイクによって装飾した。1896年8月20日に皇帝が出席する華麗な成聖式が行われた。

1920年にはキエフを支配下においた共産党政権は大聖堂を閉鎖したが、後に当大聖堂において無神論博物館を開館した。第二次世界大戦後に大聖堂はロシア正教会に渡されキエフ・ハールィチ府主教の府主教座となり、キエフにおける数少ない教会堂となった。

ウクライナ独立後、1992年に大聖堂はウクライナ正教会・キエフ総主教庁に渡され、当総主教庁の総主教座となった。

画廊[編集]

Interior of St Volodymyr's Cathedral in Kyiv.jpg St volodimir, baptism.JPG Roof of St Volodymyr's Cathedral in Kyiv (2).jpg St Volodymyr's Cathedral in Kyiv, 2006.jpg
大聖堂の祭壇側
ヴォロディームィル聖公の洗礼
大聖堂の天井
大聖堂の正面

参考文献[編集]

  • (日本語) 『ポーランド・ウクライナ・バルト史 』/ 伊東孝之,井内敏夫,中井和夫. 山川出版社, 1998.12. (新版世界各国史 ; 20)

外部リンク[編集]

座標: 北緯50度26分41秒 東経30度30分32秒 / 北緯50.44472度 東経30.50889度 / 50.44472; 30.50889