目が明く藍色

「目が明く藍色」
サカナクションの楽曲
収録アルバム	『kikUUiki』
リリース	2010年3月10日
規格	デジタル・ダウンロード
録音	2010年
時間	6分55秒
レーベル	ビクターエンターテインメント
作詞者	山口一郎
作曲者	山口一郎
チャート順位
92位(Billboard Japan Hot 100);
『kikUUiki』収録曲
「intro = 汽空域」; 「潮」; 「YES NO」; 「アルクアラウンド」; 「Klee」; 「21.1」; 「アンダー」; 「シーラカンスと僕」; 「明日から」; 「表参道26時」; 「壁」; 「目が明く藍色」;
サカナクション年表
ミュージックビデオ
	「目が明く藍色」 - YouTube

「目が明く藍色」（めがあくあいいろ）は、サカナクションの楽曲。2010年 3月17日にリリースされたアルバム『kikUUiki』に収録されている。

概要[編集]

本曲は4thアルバム『kikUUiki』のリード曲であり、アルバム発売1週間前の2010年3月10日に着うたフルが先行配信された^[2]。また、2018年発売のベストアルバム『魚図鑑』にも収録されている。

バンドが2017年に会員サービス「SAKANAQUARIUM(A)」^{[注 1]}の登録者向けに行った投票企画^[3]では1位を記録^[4]^[5]。この投票企画は同年5月9日に新木場スタジオコーストで開催したデビュー10周年記念イベント「2007.05.09 - 2017.05.09」の演奏曲を決定するために行われたもので、同イベントでは本編の最後に演奏された^{[注 2]}。

制作[編集]

タイトルは山口が見た夢に出てきた女性が放った言葉が元になっており、山口は「"目が明く藍色"っていう言葉は、僕が10代のときに夢に出てきた言葉なんです。目の前に知らない女の人が立っていて、僕に『目が明く藍色、目が明く藍色』って言ってきたんですよ。それを僕は枕元でメモって書いてあったんですよね」と語っている^[6]。

この曲は9年間の構想を経て完成させたものである^[7]。札幌市を拠点に活動していたアマチュア時代の楽曲をブラッシュアップし再構成したもので、楽曲中盤のコーラスパートは制作当初から存在する^[8]。

なお、本曲の制作は難航し、そのためにレコーディングが長引いたことで『kikUUiki』の完成はリリース1ヶ月前までずれ込んだ^[7]。

リミックスは3rdアルバム『シンシロ』の収録曲である「ネイティブダンサー」に続いて、レイ・ハラカミに依頼した。しかし依頼当初はスケジュールの都合で断られ、その後もオファーを検討していたものの、その前にハラカミ自身が亡くなってしまい、叶わなくなってしまった^[9]。

ミュージック・ビデオは6000枚を超えるスチール写真とムービー映像によって構成されている。クリエイティブ・ディレクター、スタイリングは北澤“momo”寿志（KiKi inc.）、監督は島田大介が務めた^[10]^[11]。

楽曲[編集]

目が明く藍色 [6:55]
作詞・作曲：山口一郎

編曲：サカナクション、冨田謙

山口は歌詞について「この曲にはひとつのテーマがあって、それに気付いて聴くのと気付かないで聴くのでは全然、捉え方が違う。隠し絵じゃないけど、いろんなギミックが含まれているんです」と語っている^[12]。

ライブ映像作品[編集]


曲名	作品名	備考
目が明く藍色	SAKANAQUARIUM 2010 (B)
	SAKANAQUARIUM 2010 (C)
	SAKANAQUARIUM 2011 DocumentaLy -LIVE at MAKUHARI MESSE-
	SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY Arena Session 6.1ch Sound Around
	834.194	完全生産限定盤に収録された、デビュー10周年を記念して行われたイベント「"2007.05.09 - 2017.05.09" -LIVE AT STUDIO COAST 2017.05.09-」のランキングで1位に選ばれ、演奏された。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

^ 現在は「NF member」に改称している。
^ 2019年リリースのアルバム『834.194』完全生産限定盤付属DVDおよびBlu-rayに同イベントの映像が収録されている。

出典[編集]

^ “Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 2020年6月7日閲覧。
^ “「kikUUiki」全曲、レコチョクにて着うた配信開始” (Japanese). Victor Entertainment. 2010年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月18日閲覧。
^ “サカナクション、デビュー10周年記念イベントを開催。演奏曲はファンの投票で決定”. rockin'on.com (2017年4月4日). 2020年5月17日閲覧。
^ “サカナクション10周年とファンが名曲1位に選んだ“目が明く藍色”について”. rockin'on.com (2017年5月10日). 2020年5月18日閲覧。
^ 『「あなたが選ぶサカナクションの名曲」ランキングトップ40結果まとめ』2017年5月10日付。
^ "サカナLOCKS! 『レクリエーション』". SCHOOL OF LOCK!. 10 December 2012. TOKYO FM. 2020年5月18日閲覧。
^ ^a ^b “サカナクション、構想9年・7分に迫る大作「目が明く藍色」を含むアルバムレコーディング終了”. BARKS (2010年2月19日). 2020年5月18日閲覧。
^ “サカナクション 2010年代を貫く名盤「kikUUiki」誕生”. ナタリー (2010年). 2020年5月18日閲覧。
^ サカナクション山口一路の『魚と音楽』御礼 2011年7月29日
^ “サカナクション、“目が明く藍色”PV公開！さらに追加公演も”. rockin'on.com (2010年3月5日). 2020年5月20日閲覧。
^ “サカナクション「目が明く藍色」PVをYouTubeでフル公開”. ナタリー (2010年3月5日). 2020年5月20日閲覧。
^ “サカナクションインタビュー（Wayback Machineによるアーカイブ）”. MUSICSHELF (2010年3月17日). 2020年5月18日閲覧。

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[3] 現在は「NF member」に改称している。

[7] 2019年リリースのアルバム『834.194』完全生産限定盤付属DVDおよびBlu-rayに同イベントの映像が収録されている。

[1] “Billboard Japan Hot 100 | Charts”. Billboard JAPAN. 2020年6月7日閲覧。

[2] “「kikUUiki」全曲、レコチョクにて着うた配信開始” (Japanese). Victor Entertainment. 2010年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月18日閲覧。

[4] “サカナクション、デビュー10周年記念イベントを開催。演奏曲はファンの投票で決定”. rockin'on.com (2017年4月4日). 2020年5月17日閲覧。

[5] “サカナクション10周年とファンが名曲1位に選んだ“目が明く藍色”について”. rockin'on.com (2017年5月10日). 2020年5月18日閲覧。

[6] 『「あなたが選ぶサカナクションの名曲」ランキングトップ40結果まとめ』2017年5月10日付。

[locks2012-8] "サカナLOCKS! 『レクリエーション』". SCHOOL OF LOCK!. 10 December 2012. TOKYO FM. 2020年5月18日閲覧。

[barks-9] “サカナクション、構想9年・7分に迫る大作「目が明く藍色」を含むアルバムレコーディング終了”. BARKS (2010年2月19日). 2020年5月18日閲覧。

[natalie-10] “サカナクション 2010年代を貫く名盤「kikUUiki」誕生”. ナタリー (2010年). 2020年5月18日閲覧。

[11] サカナクション山口一路の『魚と音楽』御礼 2011年7月29日

[12] “サカナクション、“目が明く藍色”PV公開！さらに追加公演も”. rockin'on.com (2010年3月5日). 2020年5月20日閲覧。

[13] “サカナクション「目が明く藍色」PVをYouTubeでフル公開”. ナタリー (2010年3月5日). 2020年5月20日閲覧。

[shelf-14] “サカナクションインタビュー（Wayback Machineによるアーカイブ）”. MUSICSHELF (2010年3月17日). 2020年5月18日閲覧。

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