白岩川ダム

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白岩川ダム
所在地 富山県中新川郡立山町中蔵
位置 北緯36度38分21秒 東経137度21分35秒 / 北緯36.63917度 東経137.35972度 / 36.63917; 137.35972
河川 白岩川水系白岩川
ダム湖 名称未定
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートロックフィル複合ダム
堤高 50 m
堤頂長 318 m
堤体積 3,900,000
流域面積 24 km²
湛水面積 19 ha
総貯水容量 2,200,000 m³
有効貯水容量 1,700,000 m³
利用目的 治水、利水[1][2]
事業主体 富山県
施工業者 佐藤工業
着手年/竣工年 1967年/1974年
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白岩川ダム(しらいわがわダム)は、富山県中新川郡立山町二級河川白岩川本流上流部に建設されたダムである。

概要[編集]

洪水調節、不特定用水の補給及び水道用水の供給を目的に、1964年度から予備調査を開始し、1967年に着工、1974年3月19日に湛水開始、同年10月に竣工、11月15日に竣工式が行われた[3][4]。ダムサイトの地質が風化されやすい左岸で形成されていたために、大規模な重力式コンクリートダムを建設するのが困難であったため、重力式コンクリートとロックフィルの複合ダムとして建設された。

2023年(令和5年)6月28日、集中豪雨を受けて午後4時20分から約30分間、緊急放流が行われた。下流の白岩地区では、堤防が崩れて浸水。流域内の床上浸水2棟、床下浸水11棟、農地約26ヘクタール、道路が寸断される被害を受けた[5]

ダム湖周辺には公園を整備し、自然とふれあう空間を提供している[6]

周辺[編集]

出典[編集]

  1. ^ 白岩川ダムの役割(治水)(富山県、2021年3月16日更新)
  2. ^ 白岩川ダムの役割(利水)(富山県、2021年3月16日更新)
  3. ^ 白岩川ダムの歴史(富山県、2021年2月24日更新)
  4. ^ 『立山町史 下巻』(1984年2月15日、立山町発行)1445頁。
  5. ^ 県がダム放流後に下流で浸水被害、情報提供の課題検討がスタート”. 朝日新聞DIGITAL (2023年11月21日). 2023年11月21日閲覧。
  6. ^ ダム周辺の案内(富山県、2022年4月14日更新)

参考リンク[編集]

関連項目[編集]