画像掲示板

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画像掲示板(がぞうけいじばん、英語: Imageboard)は、電子掲示板に画像ファイルをアップロード可能にする機能を付加したもの。

概要[編集]

画像掲示板は、アップロードされた画像やコメントを取り扱うことを主題として、これに関連のあるコメントを返したり、関連のある画像をさらに追加したりすることでコミュニケーション(その多くは雑談)を成立させる。また、単に画像をアップロード(アップローダー代わり)させるだけのものもあるが、ファイルをサーバに留め置くアップローダーとの違いはサイト内でのコミュニケーションの有り無しということになる。

巨大掲示板である2ちゃんねるはテキストでのコミュニケーションの場であるが、話題によっては画像を参照しなければコミュニケーションが成立しにくい場合もあり、アップローダーに保存した画像をリンク参照することもある。しかしながら、2ちゃんねるはあくまでもテキスト投稿が主の掲示板であり、主に画像を引用したコミュニケーションをしたい場合は画像掲示板を利用するようになる。

こういった掲示板の中には、画像を表示する際に通信時間や転送量を減らすため、サムネイル(見出しとなる縮小画像)を表示するものもある。サムネイル作成には画像処理ソフトウェアが組み込まれ、これで受け取った画像データを処理、サムネイル用ファイルを別途作成して表示に用いる。

画像掲示板の表示については、2ちゃんねる方式のスレッドに画像を投稿、表示するタイプと、スレッド表示する手前に、アルバムのように投稿された画像の一覧表示(サムネイル画像)のウェブページを設けるタイプとの2種類に大別できる。

こういった画像掲示板は方々に存在し、特にテーマを設けていないものもあるが、その多くではガイドラインを設置して、所定の画像を集めるように運用されており、例えばペットの画像や面白おかしい画像専門、あるいは風景画像や世界的名所など風光明媚な景色の写真、イラスト専門、はたまたポルノなど多岐に渡る。

かつてインターネットが接続時間で課金されていた時代より、通信費を軽減させるためにこれら画像掲示板に掲載された画像データを自動的に巡回・回収することを目的とした巡回ツールも数多く開発され利用されてきたが、これら自動巡回ツール(一種のクローラ)は多くのユーザーが頻繁にアクセスしてくるようになるとサーバに多大な負荷をかけるため、使用しないことがマナーとなっていった。かつてテレホーダイなど深夜通信に於ける通信費割引サービスが利用されていた時代には、その時間にサーバ負荷が時間になると一気に増大、一種のDoS攻撃を受けているような状態となり、中にはそういったツールよりの通信により機能停止するサーバも出たためである。

主な画像掲示板[編集]

備考[編集]

こういった画像掲示板のうち、投稿者に著作権のある画像のみを受け付けるところは問題ないが、往々にしてテレビ放送のキャプチャー画像などが投稿される場合もある。欧米では、そういった2次著作物は著作権法の関係(いわゆるフェアユース)で通例的に認められている地域もあるが、日本ではそういった利用は法的に問題がある。

その一方で、盗撮など法的以前に道義的にも問題がある画像を扱う掲示板も存在したが、日本ではプロバイダ責任制限法施行以降にインターネットサービスプロバイダレンタルサーバ提供業者から違法者の情報提供がされ、関係者が逮捕されるケースも出て下火となっていった。

なお、児童ポルノ関係も、かつては上の盗撮問題同様に画像掲示板上でマニア間による画像の交換が存在していた模様だが、児童ポルノに関する国際的な追求の結果、急速にその数を減らした。

ただ、電子掲示板に付き物の問題として、いわゆる荒らしなど、問題行動を起こすユーザーによって不快な画像を貼り付けるケースも発生しているが、こちらはやはり掲示板の常として、アクセス禁止などの措置によりサービスから締め出される利用者も見られる。

関連項目[編集]