猪熊兼繁

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猪熊 兼繁(いのくま かねしげ、1902年7月1日 - 1979年1月7日)は、日本の歴史学者国学者。京都大学名誉教授。専門は日本法制史

経歴[編集]

京都府京都市生まれ。父は有職故実学者の猪熊浅麻呂。祖父の猪熊夏樹白鳥神社の10代宮司・宮中進講(皇族のための教師)。兄に猪熊兼幹。子に猪熊兼勝。甥に猪熊兼年。孫に猪熊兼樹

旧制第三高等学校文科乙類を経て、1928年に京都帝国大学法学部を卒業。1962年「倭国法研究序説」で京都大学より法学博士の学位を取得[1]

1947年京都大学法学部教授となり、1966年退官。

家学である有識故実の研究にも従事。京都の葵祭時代祭都をどりなどの時代考証を行った[2]

著書[編集]

  • 『法史学』(世界思想社、1952年)
  • 『日本生活史』(世界思想社、1952年/改訂版 至文堂 日本歴史新書、1966年)
  • 『家庭生活の歴史』(東洋経済新報社、1953年)
  • 『法史学素描』(三和書房、1955年)
  • 『古代の服飾』(至文堂 日本歴史新書、1962年)

出演[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 博士論文”. 2024年1月2日閲覧。
  2. ^ 猪熊 兼繁とは - コトバンク