「NCR (企業)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Pararinpooh (会話 | 投稿記録)
マネジメント を英語版から
Melan (会話 | 投稿記録)
m ページ NCRNCR (企業) へ移動: NCRを曖昧さ回避ページとするため
(相違点なし)

2007年3月16日 (金) 05:10時点における版

NCR(NCRコーポレーション)は、アメリカ合衆国の総合情報システム企業。

主に流通システムや金融システムに強く、POSシステム、現金自動預け払い機、オフィスの消耗品、高性能データベース、トランザクション処理システムなどを販売している。

日本法人として日本NCR株式会社NCR Japan, Ltd.)がある。

沿革

  • 1879年 ジェームズ・リッティが機械式キャッシュレジスターを発明。
  • 1884年 その特許を買い取ってジョン・H・パターソンNational Cash Register Companyを設立。
  • 1888年多国籍企業となる。
  • 1906年 のちGMの研究所を率いるチャールズ・F・ケタリングが電気式キャッシュレジスターを開発。数年のうちにベストセラー Class 1000 レジスターを開発し、これが約40年間製造された。日本での事業も開始される。
  • 1911年 年間出荷台数100万台を越え、6,000人の従業員をかかえるまでに成長。
  • 1912年 アメリカ国内市場の95%のシェアを握り、反トラスト法(シャーマン独占禁止法)に抵触(ていしょく)。
  • 1914年 セールス部門を統括していた T.J.ワトソン・シニアIBMの初代社長に就任。
  • 第一次世界大戦の期間中、信管と航空機用部品を製造。
  • 1922年 年間出荷台数200万台突破。
  • 1935年 日本法人の日本金銭登録機株式会社と提携。
  • 第二次世界大戦の期間中、航空エンジン、爆撃照準器、暗号解読器などを製造。
  • 1951年 日本ナショナル金銭登録機株式会社に70%の出資を行い日本に再進出。
  • 1952年 Computer Research Corporation を買収し、翌年エレクトロニクス部門を発足
  • 1956年 最初の電子機器 Class 29 Post-Tronic (銀行向け、磁気カード技術を使用)を製造。
  • 1957年 ゼネラル・エレクトリック社と共同でトランジスタベースのコンピュータ NCR 304を開発。
  • 1962年 CRAM大容量記憶装置を開発。
  • 1968年 完全集積回路化コンピュータ Century 100 をリリース。
  • 1973年 日本法人を日本エヌ・シー・アール株式会社に商号変更。
  • 1974年 NCR Corporationに改称。
  • 1982年 UNIX搭載の TOWER 16/32 をリリース。プロセッサはモトローラ680xxを使用。
    • このころ、PC/AT互換機を製造販売。
      • MS-DOSをカスタマイズしたNCR-DOSを開発。
      • グラフィックアダプターではいち早く640×400の解像度を採用。
  • 1990年 System 3000 シリーズをリリース。i386およびi486を使用し、ラップトップから超並列までをひとつのシリーズでカバー。
  • 1991年 AT&Tにより買収され、子会社化。DBMSの会社であるテラデータも同じ年にAT&Tに買収され、NCR部門と統合される。
  • 1994年 日本法人を日本エイ・ティ・アンド・ティ情報システム株式会社に商号変更。
  • 1996年 日本法人を日本エヌ・シー・アール株式会社に再び改称。
  • 1997年 AT&Tから独立。
  • 1998年 TOBにより日本法人の株式の97.5%を取得。
  • 1999年 汎用コンピュータの製造をやめ、流通業と金融業向けのソリューション提供に集中。

マネジメント

  • CEO: Bill Nuti (August 8, 2005-present)
  • CEO: Mark Hurd (2003-2005)
  • CEO: Lars Nyberg (1996-2003)
  • CEO: Jerre Stead (1993-1995) company renamed AT&T GIS
  • CEO: Charles E. Exley, Jr. (1983-1993)
  • CEO: William S. Anderson (1973-1995)
  • CEO: Robert S. Oelman (1962-1973)
  • CEO: Stanley C. Allyn (1957-1962)
  • CEO: エドワード・A・ディーズ (1931-1957)
  • CEO: Frederick Beck Patterson (1922-1931)
  • CEO: John H. Patterson (1884-1922)
  • Interim CEO: Jim Ringler (2005)
  • Interim CEO: SVP (1995)
  • Interim CEO: Gil Williamson (1993)

製品

外部リンク