梁森駅

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梁森駅
やなもり
Yanamori
磐城金山 (1.7 km)
(2.1 km) 三森
地図
所在地 福島県西白河郡金山村梁森
(現・白河市表郷梁森)
北緯37度3分6.0秒 東経140度18分49.0秒 / 北緯37.051667度 東経140.313611度 / 37.051667; 140.313611座標: 北緯37度3分6.0秒 東経140度18分49.0秒 / 北緯37.051667度 東経140.313611度 / 37.051667; 140.313611
所属事業者 運輸通信省
所属路線 白棚線
キロ程 15.8 km(白河起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1917年大正6年)4月28日[1]
備考 1944年昭和19年)12月11日より休止
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梁森駅(やなもりえき)は、かつて福島県西白河郡金山村(現・白河市)にあった運輸通信省白棚線休止駅)である。

概説[編集]

白棚鉄道の駅として1917年大正6年)に開業したのが始まりである。白河炭鉱[2]への専用線が当駅より分岐していた[3]

その後、1941年(昭和16年)の鉄道省の買収の際に省営鉄道の駅となったが、戦局の悪化に伴い、白棚線が不要不急路線として休止されたため、鉄道駅としての営業も休止となった。

第二次世界大戦が終結した後も、鉄道駅としての営業が再開されることはなかったが、白棚線が線路跡をバス専用道とした日本国有鉄道自動車局(国鉄バス)の自動車路線である白棚高速線として営業が開始されることになり、1957年(昭和32年)4月26日よりバス専用道上に梁森停車場として営業を開始した。

歴史[編集]

廃線後の状況[編集]

廃線跡をバス専用道としているため、鉄道時代の痕跡はほとんどないが、2008年現在でも専用道上のバス停留所として機能している。かつての梁森駅と同一地点に設置されており、停車場中心も定められた。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、472頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 白河鉱業合資会社『帝国銀行会社要録 : 附・職員録. 大正7年(第7版)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 所有者安川栄次郎(白棚鉄道取締役) 梁森駅 - 金山村間0.77哩 1917年4月17日免許『鉄道院鉄道統計資料. 大正6年度』、統計資料掲載は昭和6年度まで『鉄道統計資料. 昭和6年度 』だが梁森駅での石炭の発送量が1920年度2,619トンから1921年度650トン1923年度80トンと激減している(福島県統計書)(国立国会図書館デジタルコレクション)

参考文献[編集]

関連項目[編集]