柴田宏

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柴田 宏
個人情報
国籍日本
生誕 (1935-07-26) 1935年7月26日(88歳)
スポーツ
競技陸上競技
種目三段跳び
1956年11月4日 日本陸連壮行会当日 岸記念体育会館

柴田 宏(しばた ひろし、1935年7月26日 - )は、日本の元陸上競技選手。専門は三段跳で、1956年メルボルン・オリンピック及び1960年ローマ・オリンピックの日本代表選手。引退後は陸上競技関連組織・団体で要職を歴任。

経歴[編集]

1953年 全国インターハイで三段跳6位入賞。

1954年 東京都立青山高校卒業、松屋百貨店入社。

     東京陸上競技選手権で走幅跳優勝、三段跳も優勝、以降3連覇。

     関東百貨店対抗陸上で三段跳優勝、以降連覇。

1955年 国民体育大会青年の部三段跳準優勝。

1956年 五輪代表選考を兼ねた日本選手権で三段跳準優勝。15m88は当時世界歴代8位。

     メルボルン・オリンピックに三段跳の日本代表として出場。

1957年 中央大学入学。

     日本学生対校選手権(日本インカレ)で走幅跳優勝、三段跳準優勝。

     国際学生スポーツ週間(ユニバーシアードの前身)パリ大会日本代表として出場走幅跳4位、三段跳4位入賞。

1958年 日本インカレの三段跳で織田幹雄が持つ大会記録を29年ぶりに更新して優勝。

1959年 日本インカレの三段跳で大会新記録を更新連覇。4X100mは学生タイ記録で優勝。

     日本選手権三段跳優勝。

     第1回ユニバーシアード・トリノ大会に日本代表として出場。三段跳3位入賞。4X100m6位。

1960年 ローマ・オリンピックに三段跳及び4X100mの日本代表として出場。

1961年 八幡製鐵(現・日本製鐵)入社。日本学生陸上競技連合から勲功章を受章。

     全国勤労者陸上の三段跳で優勝。

1962年 全日本実業団対抗陸上の三段跳及び4X100mで優勝。

1963年 福岡県国体予選の三段跳で16m05の自己新記録。

1964年 五輪代表選手選考競技会の三段跳で2位(16m02)となるも、代表には選ばれず。

1965年 日本選手権の十種競技で4位入賞。

1966年 九州選手権の三段跳、3位に終わる。

1983年 日本陸上競技連盟強化委員会ジュニア強化部委員。

1959年11月27日 3部対抗 中大グラウンド

1986年 日中豪対抗ジュニア陸上の日本選手団監督。

1987年 日本陸上競技連盟強化委員会ジュニア強化部長

1988年 第2回世界ジュニア陸上選手権日本選手団監督。

1991年 第3回世界陸上選手権・東京大会のLOCプロトコール部長。

1995年 日本陸上競技連盟事務局長[1]

1996年 日本陸上競技連盟から秩父宮章を受章。

1999年 日本陸上競技連盟理事

2006年 東京マラソン組織委員会企画参与。

     日本陸上競技連盟から功労賞を受賞。

2012年 スポーツ塾「J.VIC」アドバイザー。

2014年 日本陸上OB会(現・日本陸上倶楽部)第7代会長。    

脚注[編集]

  1. ^ スタッフについて”. 総合型地域スポーツクラブ スポーツ塾. 2019年10月29日閲覧。

 参考資料:

 第16オリンピアード大会報告書(日本体育協会)

 第17回オリンピック大会報告書(日本体育協会)

 日本陸上競技連盟七十年史(日本陸上競技連盟)

 インターハイ50年史(全国高等学校体育連盟陸上競技部)

 日本学生陸上競技70年史(日本学生陸上競技連合)

 日本実業団陸上競技連合50年史(日本実業団陸上競技連合)

 東京陸上競技協會五十年史(東京陸上競技協会)

 柴田宏競技歴(柴田宏)