松本子游

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松本 子游(まつもと しゆう)は日本の書家、現代破体書道家。福岡県生まれ。東洋書道芸術学会二代目会長。松本書道会代表。漢字仮名交じり破体作品を得意とし、繊細で端麗な作品を創作する。

まつもと しゆう

松本 子游
生誕 松本 貞子
1924年 7月10日
日本の旗 日本福岡県小倉市
死没 2015年02月06日
日本の旗 日本東京都八王子市
国籍 日本の旗 日本
出身校 日本女子大学校日本女子大学 国文学部国文学科
職業 書道家現代破体書道家
活動期間 1944年から2015年まで
代表作 朝凪の光の中に咲きそむる八重の花の重たさ 他多数
石橋犀水(父)、石橋希代志(母)
親戚 松本源祐(岳父)、石橋鯉城 (弟)
家族 松本筑峯(夫)、河野重陽(長女)、游高 (孫)
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来歴[編集]

父は、昭和を代表する書道教育家・石橋犀水

幼少の頃は父・石橋犀水の指導を受け、その後夫・松本筑峯に師事。松本筑峯の遺志を継ぎ、破体書道の創作・普及に精力的に努めた。

1954年以降、東京都美術館で開催される東洋書道芸術学会主催「東洋書芸展」に連続出品した。1989年茨城県下妻市アートサロン「きくち」で個展を開く。1989年以降、韓国で開催される「亜細亜美術招待展」に連続出品した。

1998年、マカオで開催された「国際書道芸術交流大展」に招待出品。その他、中国・ハワイ・イギリス・ブラチスラバ・アテネ・パリ等の海外破体展にも多数出品した。1993年、銀座「詩季画廊」で個展を開く。

中国鎮江市焦山の破体碑亭に「間是宝」を出品し、石刻された。2010年、ポーランドのトルン地域博物館が作品収蔵。2011年チェコのプラハナショナルギャラリー「煌めく日本の書」展に作品招待。

著書[編集]

  • 『小筆字入門』日東書院
  • 『実用ペン字の基礎練習』成美堂

外部リンク[編集]