日焼けサロン
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日焼けサロン(ひやけさろん)は、肌に紫外線を人工的に当てて黒く日焼けを施す店舗のことである。日焼けする場合、日焼けマシーンを用いる。日サロ(ひさろ)と略されることが多い。
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[編集] 立地
市街地や人口が多い場所に多い。沖縄にも数店舗存在する事から、海水浴場との距離はあまり関係がないと考えられる。
[編集] 構造
多くの日焼けサロンの店舗面積は20~30坪前後で、日焼けマシーンの設置された個室・シャワールーム・メイクルーム・受付カウンター・待合室からなる。
大型店舗が少なく20~30坪前後の店舗が多いのは、日焼けサロンに対する需要だけでなく、電気容量も大きな理由であると考えられる。低圧電力で契約している場合、供給電力は50kW未満でなければいけないのに対し、日焼けマシーンの1台あたりの消費電力は10kW前後である。そのため、最大でも数台までしか設置することができない。
[編集] 利用方法
多くの店舗では、最初にレジカウンターで代金を支払うと日焼けマシーンが設置された部屋に案内される。多くの場合は個室となっている。店員が日焼けマシーンの電源と利用時間を管理している店舗と、利用者が日焼けマシーンにコインを投入し自分で操作する店舗があるが、前者の方が多い。
日焼けが終わるとシャワーを浴びることになるが、日焼けマシーンの設置された部屋にシャワーが設置されている店舗と、シャワールームが別に設置された店舗がある。後者の場合はタオルなどを体に巻きつけて移動しなくてはいけないので、利用者には前者の方が好まれる。しかし、この場合は客がシャワー中も日焼けルームを使用するので、店舗側としては回転率が落ちてしまうという問題もある。
店舗によっては、日焼けマシーンの設置されている部屋にシャワールームも設置された完全個室型もある。
シャワー利用後は、ドライヤーなどが設置されたドレッシングルームに移動する。日焼けサロンのサービスとしては概ねここまでで終了となるが、ドリンク類を飲むことができる店舗もある。
[編集] 危険性 非常に高い皮膚癌(がん)発生リスク
太陽光に含まれる紫外線のうち、地表まで届くのはUVA(長波長紫外線)とUVB(中波長紫外線)である。このうち、日焼けにより色素が皮膚に沈着するのはUVAによる効果であり、UVBによる日焼けでは、皮膚は赤くなるだけで色素沈着が起こらない(ただし、UVBが全く含まれていないと日焼け作用が進行しないといわれている)。そのため、必要以上にB波の出るランプで日焼けしても無意味で、皮膚がんの危険性も急激に上がる。
従来は、地表に届く紫外線のうちUVBにだけ発がん性があると考えられていたが、世界保健機関の外部組織である国際がん研究機関が2009年に行った発表で、UVAにもUVBと同じように発がん性がある事が確認された。
多くの学者や医師は、日焼けに対して(天然、人工、問わず) シミ、そばかすを増やし、皮膚を老化させ皮膚癌や白内障を発症、誘発し皮膚の免疫力までも低下させる行為としてしている。[1]
紫外線はUVA(長波長紫外線)は目を閉じていても、瞼を通過し、水晶体に悪影響があると考えられている為 海外の日焼けサロンでは、保護グラス(水泳 ゴーグルに形状が近く、レンズ部分が溶接の遮光グラス)の着用が常識である またEU諸国では、30分以上のタンニングは、法律で禁止され 小児癌防止他のため18歳未満は利用できない。
なお、日本国内の学会においても、日焼けサロンを利用することは勧めていない。[2]
一方、日焼けサロンの日焼けマシーン(タンニングマシン)のリスクは、赤ワインやビール、塩漬けの魚は適度に摂取していれば問題ないが、過剰に摂取するとリスクを伴う場合がある。 - 同様に、日光浴・タンニングマシンも、正しい利用方法で適度に紫外線を浴びることは問題ないという意見もある。[3]
多くの店舗が、WHO勧告を否定し無視してリスクを説明せず、営業を続けている為、将来、皮膚癌、白内障を多発し社会問題になる事が危惧される
[編集] 営業時間
多くの日焼けサロンでは正午から営業を始めるが、午前0時を超えて営業する店舗は少ない。都心部などでは24時間営業の日焼けサロンも存在する。
[編集] 料金
多くの日焼けサロンでは初回利用時に会員登録が必要で、登録料金は500円~1000円程度である。日焼けマシーンの利用料金は10分あたり1000円前後で、1回につき30分程度の利用が一般的なので、1回の利用料金は3000円前後となる。シャワーと日焼け用ジェルについては有料の店と無料の店があり、有料の場合は大抵500円前後である。利用料金が高い店には大人が多く、安い店には若者が多い傾向がある。
肌が黒くなるにつれ、短時間では効果が薄くなるので、利用時間を延ばすか利用回数を増やす必要がある。一から日焼けする場合、個人差はあるものの、5回程度以上は通わなければならないといわれており、その場合は2万円前後の予算がかかる。また、日焼けを維持するためには定期的に通う必要があり、一ヶ月あたり1万円前後かかる。なお、ガングロやゴングロと言われる黒さを維持するには週3回は使用しなければいけないとされているが、一般的には3万円ほどで十分に日焼けを楽しむことができる。
[編集] 日焼けマシーン
現在の日焼けサロンでは6000W~12000Wの日焼けマシーンが主流になっている。出力が低いと利用者に焼けないというイメージを持たれてしまうおそれがあり、その場合はリピートにつながらなくなってしまうことがある。そのため、日焼けサロンは日焼けマシーンのグレードや出力を競い合っており、利用者にも高出力の日焼けマシーンの方が好まれる場合が多い。ただし、特に技術革新の進んだ最先端、次世代日焼けマシーンと呼ばれるもの(主にドイツ製)については、機器効率と日焼け効果が重視されているので、ワット数は単なる目安となっている。
また、エアコン等により涼しく日焼けできるマシーンが人気であるが、暑い日焼けマシーンを好む人もいるため、大半の場合はエアコンを操作するためのスイッチがある。
ただし、現在のところ日焼けマシーンには厚生労働省、経済産業省による認可制度などがなく、安全性を疑問視する声もある。
[編集] WHO(世界保健機関)勧告
2005年にWHOから「18歳未満は絶対に使用してはいけない」[4]との警告が出ており、フランスや米カリフォルニア州では18歳未満の使用を禁止している。さらに2009年には、人工的に紫外線を出す「日焼けマシン」の使用は発がんリスクを確実に高める として、発がんリスク分類でもっとも危険性の高い「グループ1」(たばこ、アスベスト、X線、太陽光 と同一部類)に引き上げた。[5] ほか、以下の人は決して使用する事は望ましくないとされている。[6]
- 日焼け後に皮膚が痒くなったりする、紫外線アレルギーの人
- 非常に敏感な皮膚を持つ人
- 日焼けしやすかったり、不十分に日焼けする人
- ソバカスやホクロが多い人
- 本人や家族が皮膚ガンを初めその他の癌にかかったことのある人
- 睡眠薬、ステロイド、抗生物質、避妊薬、精神安定剤、水虫薬などの投薬により、皮膚が紫外線に敏感になっている人
- 既に多く日焼けによる障害を持つ人
- 近日、X線等の投射を受けた人
- 睡眠中に無意識に目を開けて寝てしまう人 (白内障を発症させる危険があり、利用の際には保護グラスが必要となる)
[編集] 関連項目
- ナターシャ・スタルヒン-日焼けサロンを日本で初めて開業した人物。プロ野球初の外国人選手で、300勝投手と巨人で4番にもなったヴィクトル・スタルヒンの娘。
- ギャル
- 皮膚癌
[編集] 脚注
- ^ “紫外線アンケート「紫外線」について皮膚科医に聞いてみました!」 東京電力TEPORE(テポーレ)”. 東京電力. (200805月15日) 2008年5月15日 閲覧。
- ^ 「日本皮膚科学会Q&A・日焼けサロンは大丈夫?」
- ^ “-タンニングマシンのリスクは、赤ワイン・ビール・塩漬けの魚と同じ分類-”. 日本セーフティ・タンニング協会 - プレスリリース. (200908月07日) 2009年8月7日 閲覧。
- ^ The World Health Organization recommends that no person under 18 should use a sunbed
- ^ “「日焼けマシン、発がんリスク最高レベル」 WHO”. 朝日新聞. (20097月30日) 2009年8月2日 閲覧。
- ^ World Health Organization Ultraviolet radiation and the INTERSUN Programme FAQ