文化鍋

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文化鍋(ぶんかなべ)とは、炊飯用の

概要[編集]

昭和25年に文化軽金工業社によって発売された。戦後から高度経済成長期にかけては「文化住宅」「文化包丁」など、当時目新しいものに何かと「文化」を付けることが流行っていたが、文化鍋もそのひとつである。従来のかまどを載せて炊飯する方法よりはるかに手軽に飯が炊ける革新的な鍋であった。調理用の燃料が従来のからガスに移行してゆく時流にうまく乗り、ガスレンジと共に普及した。しかし間もなく登場したさらに手軽な電気炊飯器に押され、しだいに市場から消えていった。一部に根強い人気を保ち、現在でも製造販売されている。昭和期に小学校の家庭科授業で、ガスレンジで炊飯する際にも用いられていた。

普通のアルミ鍋より肉厚で、ふたの穴から吹きだした湯がこぼれないようヘリが高い。 地金が厚いため熱が均一に回り、蓋と鍋縁の間から吹き出る米汁が凝固することで鍋が密閉され、ふっくらとした飯が炊き上がる。炊飯以外にも、煮物・汁物など普通の鍋としても使える。

使用法[編集]

  1. 米をとぐ。
  2. 水を入れる。目盛りがついていない場合、だいたい米の1.1倍から1.2倍。
  3. そのまま30分から1時間ほど浸しておく。
  4. ガスにかけ、最初は強火にする。
  5. 水が沸騰したらすぐ中火にする(5分)
  6. 5分たったら、ガスの火を最小のとろ火にする(5分)
  7. 火を消し、15分ほど蒸らして完成。電気釜より早く炊飯できる。

焦げついた場合は、水を入れてふやかしてからたわしで落とす。

参考文献[編集]

  • 食の器の事典(柴田書店)