散逸構造

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散逸構造(さんいつこうぞう、dissipative structure)とは、平衡状態でない開放系に生ずる定常的な構造。イリヤ・プリゴジンが提唱し、ノーベル賞を受賞した。定常開放系非平衡開放系とも言う。

散逸構造は、岩石のようにそれ自体で安定に自らの構造を保っているような構造と異なり、例えば潮が流れ込むことによって生じる、内海の渦潮のように一定の入力のあるときにだけその構造を維持しているような構造を意味する。

開放系であるため、エントロピーは一定範囲に保たれ、系の内部と外部の間でエネルギーのやり取りもある。生命現象は定常開放系としてシステムが理解可能であり、注目されている。また、社会学・経済学においても、新しいシステムとして研究されている。

従来の熱力学は主に平衡熱力学を扱うものが中心であったが、定常熱力学が新たに注目を集めている。

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