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弘法口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
弘法口駅*
付近を走るモ570形
こうぼうぐち
KŌBŌGUCHI
東鏡島 (0.3 km)
(0.3 km) 鏡島
所在地 岐阜県岐阜市
北緯35度24分44秒 東経136度43分14秒 / 北緯35.41209度 東経136.72067度 / 35.41209; 136.72067[1]
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 鏡島線
キロ程 3.1 km(千手堂起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1924年(大正13年)4月21日
廃止年月日 1964年(昭和39年)10月4日
備考 * 1953年に弘法西口駅から改称。
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弘法口駅(こうぼうぐちえき)は、岐阜県岐阜市鏡島にあった、名古屋鉄道鏡島線

乙津寺(鏡島弘法)の最寄り駅であり[2]、毎月21日の命日は鏡島弘法の参拝客で賑わったという。また、長良川の渡船である小紅の渡しの最寄駅であった。

歴史

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駅跡地付近[1][3](2017年9月)

1924年(大正13年)に鏡島線が美濃電気軌道の手により開通した際に開業。当時の駅名は弘法西口駅(こうぼうにしぐちえき)であった[4]。その後、当駅を含む鏡島線の森屋駅 - 鏡島駅間は戦時下の1944年(昭和19年)に不要不急線に指定、休止される[5]。戦後の1953年には森屋駅から当駅までが休止状態を解かれ、弘法口駅と改称のうえ営業を再開。翌年には鏡島駅までの区間も復活した。しかしすでに沿線地域ではモータリゼーションが進行、その影響を受けて1964年(昭和39年)に鏡島線は全線が廃止され[6]、当駅も廃駅となった。改称から10年余りのことである。

駅構造

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  • 相対式2面2線の乗り場があり、交換施設を有していた[10]。駅舎はなかったという。

隣の駅

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名古屋鉄道
鏡島線
東鏡島駅 - 弘法口駅 - 鏡島駅
  • 1944年(昭和19年)までは、隣の鏡島駅との間に川原畑駅が存在した。

脚注

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  1. ^ a b 国土地理院・2.5万地形図「墨俟(岐阜西部)」、1932年(昭和7年)修正版。
  2. ^ 廃止から10年・岐阜の電車(平成27年 春季特別展)”. 名鉄のオススメ. 名古屋鉄道. 2016年7月2日閲覧。
  3. ^ 徳田耕一『名鉄600V線の廃線を歩く-惜別の“岐阜線”と空港線誕生』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年、74頁。ISBN 978-4-53305-883-7 
  4. ^ 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、151頁。ISBN 4-87670-097-4 
  5. ^ a b 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、23頁。ISBN 4-87670-097-4 
  6. ^ 川島令三全国鉄道事情大研究』 名古屋北部・岐阜篇 1、草思社、1997年、126頁。ISBN 4-7942-0796-4 
  7. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1924年4月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
  8. ^ a b c d e f 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、219-230頁。ISBN 4-87670-097-4 
  9. ^ 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、52頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  10. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 下巻』アルファベータブックス、2019年8月、186頁。 

参考文献

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関連項目

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