市場町 (名古屋市)

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市場町
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
市町村 名古屋市
熱田区
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
市外局番 052 (名古屋MA)[1]
ナンバープレート 名古屋

市場町(いちばちょう[2])は、愛知県名古屋市熱田区にかつて存在した地名。

歴史[編集]

町名の由来[編集]

尾張国地名考』は12月25日から大晦日まで歳の市、正月に初市が立った場所であるためとしているという[2]

沿革[編集]

  • 1871年(明治4年) - 隣接する布瀑女(そぶくめ)町を編入[2]
  • 1878年(明治11年)12月28日 - 愛知郡熱田村の一部により、同郡市場町が成立[3]
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 合併により、愛知郡熱田町大字市場となる[3]
  • 1907年(明治40年)6月1日 - 合併により、名古屋市熱田市場町となる[3]
  • 1908年(明治41年)4月1日 - 南区編入により、同区熱田市場町となる[3]
  • 1937年(昭和12年)10月1日 - 熱田区編入により、同区熱田市場町となる[3]
  • 1939年(昭和14年)12月15日 - 改称により、熱田区市場町となる[3]
  • 1981年(昭和56年)9月20日 - 熱田区神宮一丁目・神宮二丁目・伝馬一丁目にそれぞれ編入され消滅[3]

字一覧[編集]

1882年時点で市場町に存在した小字は以下の通り[4]。なお小字はすべて消滅している。

読み 備考
布瀑女 そぶくめ
馬ノ部屋 うまのへや
袋町 ふくろまち
喜見寺 きけんじ

脚注[編集]

  1. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  2. ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 161.
  3. ^ a b c d e f g 名古屋市計画局 1992, p. 811.
  4. ^ 名古屋市計画局 1992, p. 902.

参考文献[編集]

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5 
  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。 

関連項目[編集]