小森正幹

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小森 正幹は、日本造園家で、元地方公務員小説家

来歴[編集]

東京都に生まれる[1]東京都立立川高等学校を経て1967年、京都大学農学部林学科(造園学・環境デザイン専攻)を卒業した[1]神戸市役所に入庁し、1992年当時は土木局公園緑地部大規模公園建設事務所長[2]、建設局公園砂防部長を務めた後に退職した[1][3]。その後は神戸市公園緑化協会相楽園園長などを務め[4]神戸市で公園緑地の事業に関与した[5]

2005年に、第27回日本公園緑地協会北村賞を受賞した[1][6]

携わった代表作に神戸市しあわせの村や布引ハーブ園など(全体プラン、設計、施工監理から管理運営までを担当)、神戸市花と彫刻の道やフラワーロードなどがある[7]。また、神戸市内の案内小冊子『花を巡る文学散歩』を12年かけて上梓した[7]

小説家としての経歴[編集]

多忙だった40歳の頃に「仕事以外の事をしたい」という理由で野元 正(のもと ただし)の筆名で小説家としても活動し、小説を書き始める[7][8]。約1年後に同人「八月の群れ」のメンバーとなる[7]。のちに代表となった[1]

1997年に『トライアングル』で第26回プルーメール賞、2009年に『飴色の窓』で第3回神戸エルマール文学賞をそれぞれ受賞した[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 野元正プロフィール - 野元正公式ウェブサイト
  2. ^ 機関誌『都市緑化技術』No.5 - 都市緑化機構、1992年
  3. ^ 神戸防災技術者の会 布引公園の災害史を歩く (PDF) - 防災リテラシー研究所(2018年、2ページ目を参照)
  4. ^ 『日本の都市公園 その整備の歴史』「日本の都市公園」出版委員会、インタラクション、2005年[要ページ番号]
  5. ^ 月刊きんもくせい50+36+29号000 - 阪神大震災復興まちづくり支援ネットワーク (2003年6月。小森の執筆による連載「【神戸のみどり1】神戸のみどり・その1『六甲山植樹100年・上』を参照。「本業は小説家」と紹介されている)
  6. ^ 北村賞受賞者一覧 (PDF) - 日本公園緑地協会(2019年12月)
  7. ^ a b c d 神戸鉄人伝 第81回 野元 正(のもと ただし)さん - 『月刊神戸っ子』2016年9月号
  8. ^ 八景 - Amazon(著者略歴を参照)

参考文献[編集]

外部リンク[編集]