宮交バスカ

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宮交バスカ(表面)

宮交バスカ(みやこう-)は、宮崎県に路線網をもつ宮崎交通の路線バスで使用できるICカード乗車カードである。2002年10月1日運用開始。宮崎交通の商標登録である[1]

概要[編集]

長距離バス(宮崎交通)でも宮交バスカが使える

東京周辺でSuicaが導入された翌年の2002年に開始。IC乗車券としては大手のICOCA(2003年開始)やPiTaPa(2004年開始)に先んじており、バス専用カードとしては世界で初めてサイバネ規格に準じたICカードとなっており、将来の鉄道ICカードとの共通利用も視野に入れている。現段階ではどこのカードとも相互利用は実施されていないが、近隣他社のRapiCaいわさきICカード(ともに2005年)、nimoca(2008年)やSUGOCA(2009年)等よりも早く供用開始し、宮崎交通が1社でほぼ全県をカバーしていることもあって、宮崎県内では普及している。宮交は2015年4月ごろより全国相互利用を実施するため「nimoca」の導入を予定していると報道された[2]

乗車運賃の10%を「乗車ポイント」として蓄積、次の運賃チャージ時にバス利用のバリューに変換させる事で回数券時の割引率を維持していたが、原油価格高騰による燃料費の上昇等に伴い、2008年4月から3%付与に変更した。この方式では、自社バス乗車時にのみ「乗車ポイント」が付与されるので、将来の共通利用時に普通運賃での精算が可能になり、かつ回数券と同等の割引率を維持できる。このほか、乗継割引サービス・往復割引サービスも適用され、実用化に到ってはいないが、乗り換えても通しキロで運賃を計算できる「直通運賃」の適用も可能なプログラムになっている。

現在、宮崎交通の一般路線と県内高速路線全路線の他、延岡 - 熊本間の「あそ・たかちほ号」(宮交便のみ)でも利用できる。過去には宮崎 - 鹿児島間の「はまゆう号」でも使用出来たが、2010年12月20日から新たに南国交通との2社共同運行となったことによりこの路線においては使用中止となった。

また、乗車運賃の1%を「サービスポイント」として貯める、マイレージプログラムもバス会社としては初めて採用したが、2012年3月31日をもって取り扱いを終了した。「サービスポイント」は定期乗車券の運賃にも適用することができた。

2004年11月からは、「サービスポイント」をANAのマイルに変換するサービスをANA宮崎就航・宮崎交通総代理店50周年記念で開始[3]したが、2008年3月31日をもって提携を終了している。また、記念バスカードとして、ANAのマイレージクラブ機能に電子マネーEdyまで搭載した「AMC-Edy-宮交バスカ[4]も10,000枚限定発行した。

導入事業者・利用可能区間[編集]

  • 宮崎交通(宮交) - 発行事業者
    • 一般路線バス全線
    • 宮崎県内高速バス全線
    • あそ・たかちほ号(自社担当便のみ)
    ※臨時バスでは使えない場合がある

宮崎県はほぼ宮交1社でカバーされているため、ほぼ全県のバスで利用できる。

発売所[編集]

  • 宮崎交通(宮交)
    • 各バスセンター
    • 各支店
    • バス車内

種類[編集]

  • 「宮交バスカ」 - 発売額は1枚3,000円(内500円がデポジット)
  • 「宮交バスカ(定期券)」 - 記名人式。全ての定期券種を搭載できる。発売額は定期券の値段+デポジット500円。

システム[編集]

「宮交バスカ(定期券)」を含めストアードフェア(SF)部分に現金チャージ(積み増し)することができる。チャージは1,000円単位となる。バス車内は1000円、3000円、5000円のみ。但し、10,000円の車内チャージは5,000円で2回などの対応は可能。1回の乗車に付き、乗車時と降車時の各1回それぞれのカードリーダーに触れることで運賃額を引き去る(定期券の場合は乗車処理)。定期券機能で区間外に乗り越した場合もSF部分で自動精算できる。

脚注[編集]

  1. ^ 日本 第4665369号及び第4665370号(権利者宮崎交通株式会社)
  2. ^ 全国の鉄道、バスをカバー 宮交バスカ相互利用へ 宮崎日日新聞2013年6月20日
  3. ^ ANAマイレージクラブ 宮崎交通
  4. ^ NH、バス・マイレージ・Edy機能の一体化カード発行、宮崎交通と提携 トラベルビジョン2004年10月26日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]