夢虹二

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夢 虹二(ゆめ こうじ、1912年大正元年)8月11日 - 1989年平成元年)7月12日)は、埼玉県加須市出身の作詞家。主に童謡歌謡曲の作詞を手がけた[1]。本名「須永孝一郎」。

経歴[編集]

日本大学商学科中退。

古本で1円で買った北原白秋全集を読んだことが、作詞家を志すきっかけとなった[1]1955年キングレコードの専属となり、代表作には、童謡「すうじのうた[2]」「とんぼの中にぼくがいる[1]」「北風こぞう[1]」、歌謡曲「まつの木小唄[1]」「ハマの女」、新民謡「わらび摘み唄」などがある。また、18年間日本童謡協会事務局長を務めた。1972年には「とんぼの中にぼくがいる」で日本作詩大賞童謡賞[3]1988年には第18回日本童謡賞特別賞を受賞。

1989年7月12日死去。享年76。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 読売新聞文化部『唱歌・童謡ものがたり』岩波書店、1999年、227頁。ISBN 4-00-023340-8
  2. ^ 『唱歌・童謡ものがたり』226頁。
  3. ^ 第5回 日本作詩大賞