夜をぶっとばせリクエストで45分

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夜をぶっとばせリクエストで45分』(よるを-)は、ラジオ福島で放送されていた深夜のラジオ番組である。通称:「夜ぶつ」[1]

概要[編集]

1972年6月に『ミュージックパートナー』の後番組として放送開始。番組形式はリスナーリクエストによる音楽番組である。番組開始当初は曜日毎にリクエストジャンルが決められていた(月曜 ポピュラー、火曜 歌謡曲、水曜 映画音楽、木曜 懐メロ、金曜 詩と音楽、土曜 プレゼントリクエスト)がその後自由にリクエストできるようになった。1982年4月に『ミュージックストリート夜はこれから』に移行する形で番組終了。

テーマ曲はベルト・ケンプフェルト楽団「マルタ島の砂」[2]

2008年4月に開局55周年記念番組『復活!夜をぶっとばせ』(ふっかつ-)として復活放送した。

2010年以降も放送時間を延長した上で、『夜をぶっとばせリクエストで120分』として放送をしている。タイトルは120分となっているが、ナイターオフシーズンの実際の放送時間は110分である(20:50からニッポン放送制作の『サウンドトラベル』をネットする為)。

大震災以降は震災情報が中心となり、リクエスト曲も少なくなった。この為、2011年ナイターシーズンからは「新と美智子の夜をぶっとばせ」(あらたとみちこの-)に改題され、これまでのリクエスト番組から、福島県内で各分野で活躍する人々をゲストに迎えてトークを繰り広げたり、震災情報を伝える形式にリニューアルされた。

放送時間[編集]

  • 月曜~土曜 24:15~25:00 (1972年~1982年)
  • 月曜 19:00~20:00 (2008年・ナイターシーズン)
  • 土曜 21:00~22:00 (2008年・ナイターオフシーズン)
  • 月曜 19:00~21:00 (2010年以降・ナイターシーズン)
  • 月曜 19:00~20:50 (2010年以降・ナイターオフシーズン)

パーソナリティ[編集]

番組開始時 - 1975年[編集]

1975年4月 - 1976年3月[編集]

1976年4月 -[編集]

  • 月曜 荒川守
  • 火曜 志方隆行(1976年9月まで)→ 細川礼子(1976年10月から)
  • 水曜 菅原俊二
  • 木曜 村田稔(1976年9月まで)→ 吉田あけみ(1976年10月から)
  • 金曜 鈴木紀男

1980年当時[編集]

[3]

1981年当時 - 1982年4月[編集]

[4]

復活版[編集]

主なコーナー[編集]

渡辺良子の日(1980年当時)
  • 何でもやってみよう
    • リスナーのリクエストに応えて、ものまねをしたり歌を歌うなどしていた[3]
大和田新の日(1980年当時)
  • 声のアドバイス
    • カップルのリスナーからの依頼を受けて、その二人の仲がスムーズにいくように手ほどきなどを行っていた[3]
緒方一英の日(1979年 - 1980年当時)
  • ギター弾き語りコーナー
  • 突撃DJ
    • 生放送中に鉢巻を締めた格好で、スタジオ内外を動き回ったりの活動的なコーナー[6]
  • 緒方担当回の中で、はがきが4枚しか来なかった「4枚事件」と言われる出来事もあった[6]
荒川守の日(1980年 - 1981年当時)
  • ブラックホールコーナー
    • リスナーからの悩み相談に、他のリスナーが答えを出すというコーナー[3]
  • ラブ・アタック・ウェンズデイ[4]
その他
  • お誕生日おめでとうメッセージ[4]
  • 愛の伝言板[4]
    • 他多数

脚注[編集]

  1. ^ ラジオライフ』第1巻第3号、三才ブックス、1980年10月1日、26 - 29頁。 
  2. ^ ラジオライフ』第2巻第2号、三才ブックス、1981年3月1日、63頁。 
  3. ^ a b c d 明星集英社)1980年6月号 p.148 - 150「ラジオDJ広場 東日本編」
  4. ^ a b c d 季刊ランラジオ(自由国民社)1981年 No.4(11月)号 ラジオ福島番組表
  5. ^ ラジオライフ』第2巻第2号、三才ブックス、1981年3月1日、62頁。 
  6. ^ a b 明星(集英社)1979年11月号「ラジオDJ広場」