夕やけもち

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
夕やけもち
イネ属 Oryza
イネ O. sativa
亜種 ジャポニカ O. s. subsp. japonica
品種 夕やけもち
開発 東北農業研究センター
テンプレートを表示

夕やけもち(ゆうやけもち)は、2006年平成18年)に東北農業研究センターで育成されたイネ(稲)の品種[1]。「たつこもち」と「羽系586」を交配して育成された[1]。旧系統名は「奥羽赤糯388号」[1]赤米糯米品種である[1]

東北地方での栽培に向く[1]。熟期は、東北中南部で早生の晩で、「紅衣」よりやや遅い[1]。収量は通常の糯米品種と変わらない[1]

通常米に比して食物繊維タンニンカテキンに富む[1]赤飯、赤米、雑穀米としての利用や、酒米としての利用が考えられている[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i 石谷 2009, p. 161.

参考文献[編集]

  • 石谷, 孝佑 編『米の事典 -稲作からゲノムまで-』(新版)幸書房、2009年11月20日。ISBN 9784782103388 

関連項目[編集]