四谷学院
四谷学院(よつやがくいん)は、ブレーンバンク株式会社が経営する日本の予備校。1974年(昭和49年)に創業し、首都圏に14校舎、仙台に1校舎、札幌に1校舎、関西に4校舎、名古屋に1校舎、広島に1校舎、福岡に2校舎の計24校舎を展開している(2010年12月現在)。本部は東京都新宿区四谷。
四谷学院を経営するブレーンバンク株式会社は、「誰でも才能を持っている」を理念とする総合教育サービス集団であり、大学受験予備校の他、小中学生の個別指導塾や高認(大検)取得を目指す高卒認定試験コース、大学生・社会人向けの資格取得の通信講座、障がいを持つ児童に対する療育プログラムなどを運営している。「なんで、私が東大に!?」(関西圏では「東大」を京大に置き換えている)のキャッチコピーで知られる。
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[編集] 沿革
創業時は、“無学年方式で取り組めて勉強が楽しくなる”教材「英語の才能開発」「数学の才能開発」を制作・販売。「英語の才能開発」は東京都の推薦教材となる(英語の監修は東京大学名誉教授の鈴木博。数学は早稲田大学名誉教授の高瀬礼文)。その後、教材作成だけでなく個別指導の教室を開校。並行して大検コース(現高認コース)がスタート。さらに大学受験コースを設置し、受験生を広く受け入れている。また、各種の資格対策講座も通信形式で開講するなど、多角化をはかっている。
[編集] 概要
- 四谷学院の最大の特徴は、集団授業形式と個別指導形式を組み合わせた、独自の学習システムにある。特に「55段階個別指導」は、基礎学力の充実に力を入れているため、初学者や学習ブランクの空いた人も自身の能力に応じて学習をスタート出来る、とうたわれている。
- 通常の授業時間に加えて個別指導形式の授業があるため、大手予備校と比べて質疑応答を徹底出来るという利点がある。そのかわり、相対的に料金は高めである。
- 進路指導にも力を入れていて、『学部学科がわかる本』は、首都圏の高校で進路指導の資料として50,000部が採用されている。
- 2006年に大阪・梅田校開校を筆頭に、2007年2月になんば校、2008年2月には京都校、兵庫・神戸校、2009年2月には名古屋校、福岡天神校、2010年2月には北九州校、2011年2月には札幌校、仙台校、広島校開校するなど、首都圏以外にも積極的に校舎を展開している。
[編集] 学習システム
四谷学院の学習システムは、「科目別能力別クラス授業」と「55段階個別指導」から基本的に構成される。
- 「科目別能力別クラス授業」
- 科目ごとに2種類のテストで学力を診断し、実力にあったレベルの授業を受けることのできる授業システム。現代文や古文など、同一教科内でも科目ごとにクラス分けをする。各人が自己の学力レベルから授業をスタートすることで、「難しすぎる」「簡単すぎる」というミスマッチからくる学習意欲の低下を防ぎ、レベル均一クラスゆえの積極的な効果として理解力や競争心を向上させることを狙うとうたわれている。
- 「55段階個別指導」
- 大学受験で必要とされる知識を55の学習ステップにわけ、一つひとつの知識を基礎から徹底し固めていく学習システム。ステップごとに到達度テストを行い、出来た生徒から講師の1対1解説指導を受ける。心理学者スキナーが提唱したプログラム学習の理論を、実践的システムとして具現化したというもの。
このような2重システムに基づき、教務面のスタッフが生徒一人一人の担任として受験指導をとりおこなうことをうたっている。
なお上記とは別に、受講時間帯及び授業内容を生徒側が指定可能な「完全個別指導」コースも提供されている。集団授業講師ないしは55段階講師が指導を担当する「プロフェッショナルコース」と、大学生などアルバイト講師が指導する「スタンダードコース」に大別されている。また、講師1人生徒1人の1対1か講師1人生徒2人の1対2のどちらかを選べる。
- その他実施しているプログラム
- 先駆け特訓
- 55段階を受講している人対象
- 皐月特訓
- ゴールデンウィークを使った、2日単位で実施。朝9:00~夜7:00まで、集団授業する
- 夏合宿・特訓
- 高卒生は3回、高3生は2回実施。4泊5日で箱根へ行き、朝8:00~夜11:00一日中授業する。(国・数・英)
- 朝9:00~夜7:00まで、集団授業する。4日間 (理・社)
- 日曜特訓
- 日曜日、1日完結型。
- 冬季特訓
- 朝9:00~夜7:00まで、集団授業する。
[編集] コース
- 高校生コース
- 高1生コース
- 高2生コース
- 高3生コース
- 高卒生コース
- 東大文系コース
- 国公立文系コース
- 早慶文系コース
- 関関同立文系コース
- 私立文系コース
- 東大理系コース
- 国公立理系コース
- 早慶理系コース
- 関関同立理系コース
- 私立理系コース
- 国公立医歯薬コース
- 私立医学部コース
- 私立歯学部コース
- 私立薬学部コース
- 私立農・獣医学部コース
- 看護医療コース
[編集] 関連事業
- 四谷学院個別指導教室
四谷学院個別指導教室は四谷学院が運営する個別指導教室。首都圏・関西を中心に25教室を展開している(2009年4月現在)。
受講形態は1対1、1対2から選ぶことができ、講師はプロ講師か学生講師を選ぶことができる。指導は間仕切りで仕切られたブース式の教室で行う。
小学生コース/中学生コースでは、各学年ごとに習得すべき内容を100項目に細分化して一つ一つの習得度を確認する「55段階プログラム」を利用することができる。
高校生・大学受験コースでは、予備校部門で使われている「55段階個別指導」の教材を利用することができる。
- 首都圏(19教室):三鷹教室・八王子教室・南浦和教室・光が丘教室・たまプラーザ教室・四谷教室・池袋教室・自由が丘教室・吉祥寺教室・町田教室・立川教室・横浜教室・藤沢教室・厚木教室・大宮教室・川越教室・千葉教室・柏教室・船橋教室
- 中京圏(1教室):名古屋教室
- 関西圏(4教室):梅田教室・なんば教室・京都教室・神戸教室
- 福岡圏(2教室):福岡天神教室・北九州教室
- 四谷学院高卒認定試験コース
四谷学院高卒認定試験コースは、四谷学院が運営する高卒認定試験の合格を目指す通学コース。四谷校(新宿区四谷)で開講されている。1年以内で全科目合格することを掲げており、出席率が9割以上で1年間で合格できなかった場合は、次回試験までの学費を免除する合格保障制度を導入している。 また高卒認定試験取得者に対し、取得後1年半の期間で大学受験を目指す「高認からの大学受験コース(スリーハーブズコース)」が併設されている。
- 四谷学院通信講座
四谷学院通信講座は、四谷学院が運営する通信講座。大学生・社会人向けの資格取得講座や、大学院の入試対策講座などがある。多くの講座でスモールステップごとに学習を進めることのできる「55段階学習プログラム」が採用されている。
開講講座(2010年9月現在)
- TOEIC講座
- 行政書士講座
- 宅建講座
- 簿記2級講座
- 簿記3級講座
- ファイナンシャルプランナー(AFP)講座
- 保育士講座
- 高卒認定試験対策講座
- 心理学入門講座
- 臨床心理士指定大学院対策講座
- 経営数字の才能開発
- 55段階療育プログラム
四谷学院通信講座が運営する、子ども(幼児・児童)の発達を支援し、同時に家族をサポートする療育プログラム。自閉症児と健常児の混合教育で実績をもつ学校法人武蔵野東学園の協力のもと、子どもの発達段階に応じて家庭で取り組める学習システムを提供している。
- 看護国試コース
四谷学院が運営する看護師国家試験対策のためのコース。年間を通して授業を行う日曜コースのほか、春期講習・夏期講習・冬期講習・社保特訓・直前講習の短期講習が開催されている。授業は主に首都圏の四谷学院校舎で行われている。
[編集] 校舎
- 北海道地方:札幌校
- 東北地方:仙台校
- 関東地方:四谷校・池袋校・自由が丘校・吉祥寺校・町田校・立川校・横浜校・藤沢校・厚木校・大宮校・川越校・千葉校・柏校・船橋校・(吉祥寺校・厚木校は現役専門校舎)
- 中部地方:名古屋校
- 近畿地方:梅田校・なんば校・京都校・神戸校
- 中国地方:広島校
- 九州地方:福岡天神校・北九州校
[編集] 略史
- 1974年8月 - 新宿区四谷にて創立
- 1980年3月 - 「英語の才能開発システム」・「数学の才能開発システム」完成
- 1983年3月 - 本社ビル完成
- 1991年8月 - 横浜校開校
- 1992年2月 - 千葉校開校
- 1992年6月 - 大宮校開校
- 1992年9月 - 柏校開校
- 1995年1月 - 横浜校舎完成
- 1996年3月 - 横浜第二校舎完成
- 1999年2月 - 大宮校舎完成
- 2000年2月 - 町田校開校
- 2001年2月 - 立川校開校
- 2003年2月 - 藤沢校開校
- 2003年3月 - 千葉校新校舎移転
- 2004年8月 - 三鷹駅前教室開校
- 2004年12月 - 八王子駅前教室開校
- 2005年1月 - 横浜西口校開校
- 2005年2月 - 厚木校(現役校)、川越校、船橋校開校
- 2005年7月 - 小学生・中学生の55段階スタート
- 2005年10月 - 池袋校、自由が丘校開校
- 2005年11月 - 吉祥寺校(現役校)開校
- 2006年2月 - 大阪・梅田校開校
- 2006年4月 - 「通信教育のブレーンバンク」スタート
- 2006年5月 - 光が丘駅前教室開校
- 2006年6月 - 南浦和駅前教室開校
- 2006年7月 - たまプラーザ駅前教室開校
- 2006年10月 - 「通信教育のブレーンバンク」を「四谷学院通信講座」に改称
- 2007年2月 - 柏新校舎完成
- 2007年2月 - 大阪・なんば校開校
- 2008年2月 - 京都校、兵庫・神戸校開校
- 2009年2月 - 名古屋校、福岡・天神校開校
- 2010年2月 - 北九州校開校、梅田校移転、千葉校改装
- 2011年2月 - 札幌校、広島校開校
- 2012年2月 - 仙台校開校(東日本大震災の影響で1年延期)
1991年以降の大宮校・千葉校・柏校は開校から新校舎完成まで数年から十数年かかっているが、2003年以降は開校ラッシュである。
[編集] その他
- 「なんで、私が東大に!?」(アーク出版):四谷学院の理念が紹介されている(関東ver)。
- 「なんで、私が京大に!?」(アーク出版):四谷学院の理念が紹介されている(関西ver)。
- 「学部学科がよくわかる本」(アーク出版):進路選択のための学部学科の選び方が紹介されている。
- 「勝利の女神は勉強嫌い」(PHP研究所):四谷学院理事長、植野治彦の理念が紹介されている。