咽頭後壁膿瘍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
咽頭後壁膿瘍
分類及び外部参照情報
Retroabscess10.JPG
患者の側面X線写真。脊椎前面にある軟部組織が腫脹している部分を矢印で図示している。
ICD-10 J39.0
ICD-9 478.24
DiseasesDB 11461
MedlinePlus 000984
eMedicine emerg/506 ped/2682
MeSH D017703
プロジェクト:病気Portal:医学と医療
テンプレートを表示

咽頭後壁膿瘍(いんとう・こうへき・のうよう、咽後膿瘍とも)は、咽頭後間隙に膿瘍を形成する感染症のこと。

病態[編集]

咽頭後壁と頚椎前面との間にある咽頭後間隙にある咽頭後リンパ節とその周辺に膿瘍を形成する。 連鎖球菌ブドウ球菌嫌気性菌などが原因となることが多い。

疫学[編集]

リンパ節の豊富な2-4歳の幼児にみられることが多い。気道損傷後の成人例も散見される。

症状[編集]

  • 発熱、咽頭痛、嚥下痛、流涎、発声困難(含み声)などを主訴とする。
  • 喘鳴、頸部腫脹、頸部リンパ節腫脹などの所見がみられるが、特徴的なのは斜頸と頸部進展制限である。
  • 進行すると、気道閉塞縦隔炎[1]内頸静脈の血栓性静脈炎(レミエール症候群)などを合併することがある。

検査[編集]

  • 血液検査
  • 白血球数増加、CRP高値をみとめることが多い。
  • 頸部側面X線写真(頸部進展位、吸気時撮影)
  • 頸部造影CT
  • 咽頭後壁膿瘍と急性喉頭蓋炎は症状からは鑑別困難なことがあるので、積極的に頸部造影CTを行い、診断を下す。[2]

鑑別診断[編集]

脚注[編集]

  1. ^ John Grosso, MD, Charles M. Meyer, MD {http://archpedi.ama-assn.org/cgi/reprint/144/12/1349}
  2. ^ 宮田靖志ほか. プライマリ・ケアの現場で役立つ一発診断100: p.107.

外部リンク[編集]