不屈の天才脚本家 ダルトン・トランボの半生

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不屈の天才脚本家 ダルトン・トランボの半生
Trumbo
監督 ピーター・アスキン英語版
脚本 クリストファー・トランボ英語版
原作 クリストファー・トランボ
製作
製作総指揮 ジム・コールバーグ
出演者 ダルトン・トランボ
音楽 ロバート・ミラー英語版
撮影
編集 カート・エングフェール
製作会社
  • フィルバート・ステップス・プロダクションズ
  • レノ・プロダクションズ
  • セーフハウス・ピクチャーズ
配給
公開 カナダの旗 2007年9月10日 (TIFF)
アメリカ合衆国の旗 2008年6月27日
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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不屈の天才脚本家 ダルトン・トランボの半生』(ふくつのてんさいきゃくほんか ダルトン・トランボのはんせい、Trumbo)は、ピーター・アスキン英語版監督、クリストファー・トランボ英語版脚本による2007年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画である。1947年にハリウッドの映画界における共産主義者の影響を調査するための下院非米活動委員会(HUAC)での証言を拒否した10人の脚本家・監督・プロデューサーであるハリウッド・テンのメンバーとして投獄、ブラックリスト入りしたアカデミー賞受賞脚本家でクリストファーの父のダルトン・トランボの手紙が基となっている[1]

この映画はトロント国際映画祭で初公開された。映画にはクリップやインタビュー、マイケル・ダグラスジョアン・アレンドナルド・サザーランドリーアム・ニーソンポール・ジアマッティらによるトランボの手紙の朗読、 デヴィッド・ストラザーンによる1970年のドランボの演説の再現などが含まれる[2]。この朗読劇には『ニューヨーク・タイムズ』紙から「ダルトン・トランボが驚くほど舞台映えする私信」と評される1940年代後半から1960年代前半までの書簡の一部が含まれる[2]。またHUACの公聴会の記録映像やホームムービー、「非常によく選ばれたトランボのインタビュー映像」なども交えながら朗読される[3]

評価[編集]

レビュー収集サイトRotten Tomatoesでは55件の批評に基づいて支持率は82%、平均点は6.8/10となり、「『不屈の天才脚本家 ダルトン・トランボの半生』はブラックリストに載った脚本家のダルトン・トランボの人生と仕事をユーモアと悲しみをもって祝福している」とまとめられた[4]Metacriticでの加重平均値は18件の批評に基づいて71/100と示された[5]

参考文献[編集]

  1. ^ McLellan, Dennis (2011年1月12日). “Christopher Trumbo dies at 70; screen and TV writer whose father was blacklisted”. Los Angeles Times. https://articles.latimes.com/2011/jan/12/local/la-me-christopher-trumbo-20110112 2011年12月15日閲覧。 
  2. ^ a b Cieply, Michael (2007年9月11日). “A Voice From the Blacklist: Documentary Lets Dalton Trumbo Speak (Through Surrogates)”. New York Times. https://www.nytimes.com/2007/09/11/movies/11trumbo.html?_r=1&oref=slogin 2011年12月15日閲覧。 
  3. ^ Koehler, Robert (2007年9月20日). “Trumbo (Documentary)”. Variety. https://www.variety.com/review/VE1117934813/ 2011年12月15日閲覧。 
  4. ^ Trumbo (2007)”. Rotten Tomatoes. 2015年2月20日閲覧。
  5. ^ Trumbo”. Metacritic. 2015年2月20日閲覧。

外部リンク[編集]