三代義勝

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三代 義勝(みよ よしかつ、1905年明治38年)11月25日[1][2] - 1967年昭和42年)11月3日[2])は、福島県磐城市(現・いわき市

来歴[編集]

現在の茨城県日立市の漁師の子に生まれる[2]。23歳で魚の行商を始め、小名浜に来てその後、水産加工場を建てる[2]。精力的な努力の末、規模を拡大し、イワシ漁の船を持ち、漁業に乗り出し、マグロサバ用などの漁船を多く持ち、全国屈指の漁家となる[2]。小名浜漁業組合長など多くの漁業関連団体の役員を務めた[2]。ほか、1938年2月に東日本漁業取締役となり、同年3月に小名浜町議に当選した[1]

1956年の磐城市長選挙に立候補し、対立候補を251票差で破った[3]1960年1964年の市長選挙に連続で当選[3]。磐城市長は1966年に合併するまで務めた[2]。合併後のいわき市長選挙に立候補したが、旧平市長の大和田弥一に敗れた[4]。翌年の1967年に死去した。

脚注[編集]

  1. ^ a b 人事興信所 1961, み35頁.
  2. ^ a b c d e f g 『福島県史 第22巻』471頁。
  3. ^ a b 磐城市・市長選(福島県):政治データのブログ
  4. ^ 『いわき市史 第4巻』466頁。

参考文献[編集]

  • 人事興信所 編『人事興信録 第21版 下』人事興信所、1961年。 
  • 『福島県史 第22巻 (各論編 8 人物)』福島県、1972年。
  • いわき市史編さん委員会編『いわき市史 第4巻 近代2』いわき市、1994年。