ロケット商会
ロケット商会(ろけっとしょうかい、英称:Rocket & CO., LTD. )は、かつて静岡県浜松市に存在したモペッドやモーターサイクルなどの自動二輪車を製造するメーカーである。製品のブランドは、「クインロケット」(Queen Rocket )。
概要[編集]
登記上本社は静岡県浜松市元浜町であった。1960年代の経営危機の後に創業家一族が退き、鈴木自動車工業(現スズキ)の援助を受けることになった。その後会社組織は存在せず、登記簿上暫く存在した上で、会社清算手続きを実施された。
年表[編集]
- 1948年 - 静岡県浜松市に「ロケット商会」を創立。
- 1958年 - 「榎村鉄工所」製エンジンを搭載したクインロケット200Rを発売。
- 1960年以降 会社経営が行き詰まり、モーターサイクルの製造から撤退し、程なくして廃業した。
主な製造・研究拠点[編集]
自社拠点[編集]
かつて販売されていた商品[編集]
- クインロケットNR(1954年発売)
- クインロケットAR - 175cc。
- クインロケットOR(1955年発売) - 空冷2ストローク単気筒、249cc。12.8馬力/6200rpm、1.53kgm/4900rpm。
- クインロケット125BR(1955年発売) - 空冷2ストローク単気筒、124cc。5.5馬力/5000rpm。
- クインロケット200R(1958年発売) - 199cc、シフトチェンジが容易く行える機構を持ち、その特許を取得していた。
- クインロケット125R(1958年発売) - エンジンは穂高工業所製124cc。7.8馬力。
- クインロケット125F(1959年発売) - 空冷2ストローク単気筒、124cc。7.8馬力/5400rpm、1.1kgm/3600rpm。
- クインロケット125H(1959年試作) - クインロケット125Rにパリラ風の外装を施したショーモデル。
- クインロケットG125(1960年発売) - 空冷2ストローク単気筒、124cc。10.5馬力/8000rpm、0.89kgm/6000rpm。