レンタルショーケース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レンタルショーケースとは、店が店子に売り場としてのショーケースのスペースを賃貸するサービスである。レンタルボックス、箱貸しとも呼ばれる。
委託販売の一種であり、店がスペースを貸し出して店子はそこに売り物を展示し、店側に月当たりのスペース賃貸料と販売手数料(売り上げの最大30パーセント程度)を支払う仕組みになっている。見栄えの良い位置のショーケース(通常、目線の高さ)ほど賃貸料が高く設定される。
目次 |
[編集] 分類
- ホビー系レンタルショーケース
- 2001年頃、秋葉原(ボークス 2001年10月~[1])、中野ブロードウェイ(ヴァンヴェール 2001年6月~[2])などで始まった。その後、2003年に秋葉原のアストップなどが続き、秋葉原を中心に広まった販売形態である。店子である利用客は個人には限定されないが、地域柄おたく関係の個人が多い。
- 売り物は古物に限定されないが、ショーケースの大きさから、基本的におたく関係の古物(フィギュア、食玩、カプセルトイ、プライズ、トレーディングカードなどの小物、玩具全般、キャラクターグッズ、アイドルグッズなど)が中心となる。 通常、不要になったコレクションやダブり(→大人買い参照)の売却目的で利用されるが、転売屋による高値での転売行為も散見される。
- 商品を展示するショーケースは、通常、縦長のガラスケースやアクリルケース(3段から5段程度)が使用される。最も不利とされる最下段のスペースは、賃貸料がやや低めに設定される。
- 売り上げが極めて少ない場合、倉庫(トランクルーム)代わりの利用と判断され、契約破棄されることがある。
- 生もの、食品、わいせつ商品、ポルノ関連商品などは出品不可能。温度調節を必要とする物品の販売、展示、出品も不可能。
- 池袋のコレクターズマートのように、インターネットオークションへの出品代行サービスを行う業者も増えてきている。
- アート系レンタルショーケース
- アート作品、手作り雑貨(手芸、工芸)、アクセサリー、アンティークなどを展示販売するギャラリースペースである。
- 2000年に開店したミュージシャンの石川浩司プロデュース店舗「ニヒル牛」(西荻窪)がその先駆けとされ、現在は 渋谷(代官山)、下北沢に多く見られる。
- 商品を展示するショーケースは、店舗により異なり、ガラスケースや木製の棚などが使用される。
[編集] 主な利用手順
- レンタルショーケース店舗の検索、探索。
- 空きスペース有無の確認。
- 利用規約、利用料の確認。
- 出品リスト、利用申込書への必要事項の記入、銀行口座の確認、捺印。身分証明書の提示。
- 初回料金の支払い。(契約完了)
- 商品の搬入、ディスプレイ(レイアウト)、値札付け。
※ディスプレイは店側に代行依頼できる場合もある。
[編集] エピソード
- 2004年9月~11月にイタリアで開催されたヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展の日本館において、「おたく:人格=空間=都市」をテーマとした展示スペースの中で、レンタルショーケースを模した展示 が行われた。

