レオ・スミット (オランダの作曲家)

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レオ・スミット

レオ・スミットLeopold (Leo) Smit1900年5月14日 - 1943年4月30日)は、オランダ作曲家ホロコースト犠牲者。

アムステルダム出身。ポルトガル系ユダヤ人アムステルダム音楽院セム・ドレスデンについて作曲を学んだ後、1927年パリに出て、モーリス・ラヴェルイーゴリ・ストラヴィンスキーに大きな影響を受けた。10年後にアムステルダムに戻ったが、1943年2月12日に最後の作品であるフルートソナタを完成させた後、4月27日にナチス・ドイツによってソビボル強制収容所に送られ、3日後に殺害された。

死後長らく忘れられた存在だったが、1980年代から定期的に作品が演奏されるようになり、1996年にレオ・スミット財団が設立された。

作品[編集]

  • ハープとオーケストラのためのコンチェルティーノ(1933)
  • 交響曲(1936)
  • チェロとオーケストラのためのコンチェルティーノ(1937)
  • オーボエとチェロのための組曲(1938)
  • 弦楽四重奏曲(1939-40)
  • ヴィオラ協奏曲(1940)
  • フルートとピアノのためのソナタ(1943)

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