ベテラン (映画)

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ベテラン
베테랑
監督 リュ・スンワン
脚本 リュ・スンワン
出演者 ファン・ジョンミン
ユ・アイン
音楽 パン・ジュンソク朝鮮語版
撮影 チェ・ヨンファン
編集 キム・サンボム
キム・ジェボム
配給 CJエンタテインメント
公開 大韓民国の旗 2015年8月5日
日本の旗 2015年12月12日
上映時間 123分
製作国 大韓民国の旗 韓国
言語 韓国語
興行収入 大韓民国の旗 1,051億ウォン[1]
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ベテラン
各種表記
ハングル 베테랑
発音 ペテラン
題: Veteran
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ベテラン』(原題:베테랑)は、2015年公開の韓国映画。正義感溢れる刑事たちと凶悪な財閥御曹司との対決を描くアクション映画ナッツ・リターン事件など、韓国の財閥の子息らの傍若無人な振る舞いが話題となった世相も反映して観客動員数は1,300万人を突破し、韓国映画で歴代5位の観客動員数を記録した(2019年時点)。

2018年に中国でリメイクされた。

ストーリー[編集]

ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)は広域捜査隊のベテラン刑事。待遇改善のデモを行っていたトラック運転手(チョン・ウンイン)が、シンジン財閥御曹司のチョ・テオ(ユ・アイン)との交渉後にビルの階段から飛び降り自殺未遂したとされる事件から、シンジン財閥とテオの身辺を調査する。自らの権力、財力に加えて暴力をも駆使し捜査の妨害をするテオだったが、ドチョルは怯まずに巨悪との戦いに挑む。

キャスト[編集]

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スタッフ[編集]

受賞歴[編集]

  • 第36回青龍映画賞:監督賞(リュ・スンワン
  • 第52回百想芸術大賞:映画部門 監督賞(リュ・スンワン)
  • 第35回韓国映画評論家協会賞:監督賞(リュ・スンワン)
  • 第35回韓国映画評論家協会賞:協会選定10題映画
  • 第25回釜日映画賞:作品賞
  • 第25回釜日映画賞:撮影賞(チェ・ヨンファン)
  • 第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭:フォーカス・アジア部門 最優秀作品賞
  • 第10回アジア・フィルム・アワード:ネクスト・ジェネレーション賞(ユ・アイン
  • 第3回マリ・クレール アジアスターアワード:アジアスター賞(ユ・アイン)
  • 第7回今年の映画賞:監督賞(リュ・スンワン)
  • 第16回釜山映画評論家協会賞:男性演技者賞(ユ・ヘジン
  • 第10回ケーブルテレビ放送大賞:ケーブルVOD賞 映画部門
  • 第36回黄金撮影賞:最優秀主演男優賞(ユ・アイン)
  • 第36回黄金撮影賞:撮影賞 金賞(チェ・ヨンファン)
  • 2015 CINE21映画賞:今年の監督賞(リュ・スンワン)
  • 2015 CINE21映画賞:今年の男優賞(ユ・アイン)
  • 第11回マックスムービー最高の映画賞:最高の作品賞
  • 第11回マックスムービー最高の映画賞:最高の監督賞(リュ・スンワン)
  • 第11回マックスムービー最高の映画賞:最高の撮影賞(チェ・ヨンファン)
  • 第11回マックスムービー最高の映画賞:最高の男優賞(ユ・アイン)
  • 第11回マックスムービー最高の映画賞:最高の助演男優賞(オ・ダルス
  • 2015 韓国映画俳優協会スターの夜:大韓民国トップスター賞(ユ・アイン)
  • 2015 韓国映画俳優協会スターの夜:トップ助演賞(チン・ギョン)
  • 2015 韓国映画俳優協会スターの夜:武術監督賞(チョン・ドゥホン)
  • 第1回ファッショニスタアワード:映画ファッション部門(ユ・アイン)

財閥子息による事件[編集]

財閥系列企業の運転手がテオに暴行を加えられるというエピソードは、SKグループ創業者の甥である崔哲源が系列企業のトラック運転手に金属バットで暴行を加えた事件をもとにしたものである[2]

リメイク[編集]

ビッグ・ショット
タイトル表記
簡体字 “大”人物
英題 The Big Shot
各種情報
監督 ウー・バイ
脚本 グオ・シーシェン
フー・ロンロン
ヤン・ミャオ
製作 マオ・ズー
クィ・クィアンロン
出演者 ワン・チエンユエン
バオ・ベイアル
撮影 リウ・インジャン
配給 日本の旗 クロックワークス
公開 中華人民共和国の旗 2019年1月10日
日本の旗 2020年1月17日
上映時間 107分
製作国 中華人民共和国の旗 中国
言語 普通話
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2018年に中国でリメイクされた。邦題は『ビッグ・ショット』(原題:“大”人物)。リメイク映画としては中国映画史上最大のヒットとなった。

ストーリー[編集]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督:ウー・バイ
  • 製作:マオ・ズー、クィ・クィアンロン
  • 脚本:グオ・シーシェン、フー・ロンロン、ヤン・ミャオ
  • 撮影:リウ・インジャン

脚注[編集]

  1. ^ 韓国映画振興委員会 歴代ボックスオフィス”. 韓国映画振興委員会. 2019年9月15日閲覧。
  2. ^ “「1発につき100万ウォン」…財閥2世がトラック運転手に暴行”. 中央日報 日本語版 (中央日報). (2010年11月29日). http://japanese.joins.com/article/332/135332.html?sectcode=&servcode= 2010年11月29日閲覧。 

外部リンク[編集]