フィルアウン

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フィルアウンは、クルアーンに登場する、預言者ムーサーの編のエジプトの君主の名称。「ファラオ」のアラビア語転写であると考えられている。

沿革[編集]

クルアーンの中では暴君として物語られており、預言者イスラム教におけるそれら全能とされるアッラーフがあった。

この物語は、旧約聖書における『出エジプト記』に由来する。そのため、物語の構成などは『出エジプト記』とほぼ変わらないものであり、この「ファルアウン」は、その中のファラオのことである。

物語の概要[編集]

フィルアウンは、「エジプト人だけが無傷」という奇妙な夢を見た。そこで、相談し、問う。すると、夢占い師はその答えに詰まった。

ファルアウンがそのわけを問いただすと、夢、それから現君主、ファルアウン権力と地位を滅ぼす赤子、と答えるのだった。それを耳にした、これから生まれるであろう者を皆殺しにするように命令を下した。

預言者の会を開き、そこで、パピルス籠をムーサーに放った。

王后ナイルはフィルアウンに頼み、籠を引き上げ、それが赤子であることを確認した。王后がその子供を気に入るとともに、なのと疑った。

しかし、母乳を欲しがってなかったため、実母を探し出し、それを乳母とした。

モデル[編集]

メルエンプタハ。実際には名君であったと伝わる。

モデルの候補としては、次の2人のファラオを挙げることができる。[独自研究?]

実際には、後者のメルエンプタハのほうが有力視されている。[要出典]