吉野 (カクテル)

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吉野

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基本情報
種別 ショートドリンク
作成技法 シェイク
透明[1]
グラス   カクテル・グラス
アルコール度数
度数
25度以上[1]
レシピの一例
ベース ウォッカ
装飾材料 桜の花の塩漬け
材料
ウォッカ …… 50ml
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吉野: Yoshino)は、ウォッカベースのカクテル[1][2]1982年毛利隆雄が考案した[1][2]。1983年全日本バーテンダー協会カクテル・コンペティション関東大会において2位に入賞し、世間に知られることになった[2]

銀座「MORI BAR」のオーナー・バーテンダーとして知られる毛利だが、1982年当時は霞ヶ関の「ガスライト」に勤めていた[1][2]

の名所である奈良県吉野山をイメージしたカクテルである[2]。使用されているキルシュワッサーサクランボから作られたリキュールであり、桜のイメージと合う[2]。ウォッカもキルシュワッサーも透明であるため、ほぼ透明であるが緑茶のリキュールであるグリーンティー・リキュールのためほんのりと緑がかった透明な色合いとなる[1]福西英三は「和の世界」「幽玄の世界」「花闇の世界」を演出していると評する[2]

レシピの例[編集]

レシピ[1][2]
作り方[1][2]
  1. 材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ
  2. 塩抜きした桜の花の塩漬けをカクテルグラスの底に沈める。

バリエーション[編集]

ウォッカを日本酒に換えるとフィオナとなる[2]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 吉野 レシピ”. サントリー. 2022年8月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 福西英三『カクテル教室』保育社、1996年、96頁。ISBN 9784586508877