パッショ・オラヴィ

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ヘイムスクリングラ』中の「オーラヴ聖王のサガ」に添えられた花形装飾による挿絵(イェールハルド・ムンテ画)。オーラヴ聖王が天上の王として描かれている

パッショ・オラヴィPassio Olaviラテン語で「オーラヴの受難」)、正式名Passio et miracula beati Olavi(「福者オーラヴの受難と奇跡」、ノルウェー語:Hellig Olavs lidelse og undergjerninger/聖オーラヴの受難と奇跡、Hellig Olavs liv og jærtegn/聖オーラヴの生涯と予兆)はノルウェー王オーラヴ聖王にまつわる伝説集である。おそらくエイステイン・エルレンズソンニーダロス大司教在位中(1159年-1188年)に編纂されたと考えられ、エイステイン自身によって書かれた可能性もある。

長短2種の異稿があり、長文版は「古ノルド説教集」(Gammelnorsk homiliebok)から抜粋した古ノルド語版の形で知られ、聖オーラヴの日(Olsok)に読むことになっていた。短文版はラテン語で書かれ広く流布し、イギリス、フランス、ウィーン、フィンランドなどヨーロッパ各地に所蔵されている。長文版は、リーセ聖母マリア修道院(Lyse kloster)を設立したイギリス・ヨークファウンテンズ修道院による英語写本の形でも知られる。

近代の出版[編集]