ハコクラゲ

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箱虫綱
Haeckel Cubomedusae.jpg
ハコクラゲ
分類
: 動物界 Animalia
: 刺胞動物門 Cnidaria
: 箱虫綱 Cubozoa
学名
Cubozoa
Werner, 1975
和名
ハコクラゲ(箱水母)
英名
Box Jellyfish

ハコクラゲ(箱水母)は、刺胞動物門箱虫綱に属する水生無脊椎動物である。名前の通りの型のクラゲである。立方クラゲとも呼ばれる。ほとんどの特徴は鉢虫綱 Scyphozoa に属するクラゲと共通である。特徴的なのは、触手の基部にがあることなど。

生活環ではポリプ世代を持つが、ごく小型の単体性のものである。また、これからクラゲ型を生ずる場合に、ポリプ一つが全体としてクラゲに変形するのは刺胞動物中ではほかに例がない。

毒クラゲ[編集]

ハコクラゲ類(箱虫綱)のいくつかの種類は「毒クラゲ」と表現される(例えば Chironex fleckeriAlatina alata など)。

ハコクラゲは、オーストラリアフィリピン等の熱帯各地で見つかっている。致命的な毒性があることで有名であるが、全ての種類に毒性があるというわけではない。だが、あるハコクラゲは、地球上で最も毒性の強い種の一つである。

ハコクラゲは摂取前に獲物を刺したり、殺したりするために表皮の刺胞にある強力な毒を使う。時には自己防衛のためにも使う。 毒性は、動物界において最も致命的なものである。1884年以降少なくとも5,567人が犠牲になった記録がある[1]。被害は大抵の場合、刺胞を集中させて持つ大型のハコクラゲ(オーストラリアウンバチクラゲ Chironex fleckeri等)によるが、オーストラリアでは、「イルカンジクラゲ Carukia barnesi」によると思われる死者が少なくとも2人いる。イルカンジクラゲによる犠牲者にはイルカンジ症候群とよばれるいくつかの深刻な症状が出る。

分類[編集]

WoRMS[2]による。

アンドンクラゲ目 Carybdeida

ネッタイアンドンクラゲ目 Chirodropida

脚注[編集]

  1. ^ Williamson JA, Fenner P J, Burnett JW, Rifkin J., ed (1996). Venomous and poisonous marine animals: a medical and biological handbook. Surf Life Saving Australia and University of New South Wales Press Ltd. ISBN 0-86840-279-6. 
  2. ^ http://www.marinespecies.org/aphia.php?p=taxdetails&id=135219