ノート:地方病 (日本住血吸虫症)/過去ログ1

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記事名に関して[編集]

首記、こちらの『地方病』(記事名)→風土病へのリダイレクトが2007年10月10日に作成され間もなく3年になりますが、地方病は山梨県はもとより日本の寄生虫学及び治療に関する歴史の上で大きな意味を持つ特筆性の高い内容であると考えております。つきましては当リダイレクトページを新たに執筆したいと思うのですが記事名をそのまま地方病として良いものかどうか?(あるいは、甲府盆地における日本住血吸虫撲滅の歴史などという記事名が良いのか?)少々悩んでおります。地方病という名称が医学的に病名として認定(認知)されているか否か私なりに調べたのですが判りませんでした。しかし私個人の意見ですが、地方病という呼称は少なくとも山梨県下において官民双方、一般市民にも広く認知使用されていることから、このまま記事名地方病として記事の作成を行いたいと考えております。ご意見等ございましたら宜しくお願い致します。--さかおり 2010年9月12日 (日) 14:15 (UTC)

さすがにこの項目名では・・・と思いましたので、関係者に気づいていただけるよう、コメント依頼と医学と医療ポータルにて意見の募集を行ないました。KMT 2010年9月19日 (日) 09:14 (UTC)

KMT様、コメント依頼とポータルへの告知を行って頂けました事、感謝いたします。本項目は『医学』というよりは『社会的』な意味合いが濃い内容であるため、記事名の付け方に広く皆様からのご意見を頂きたいと考えております。山梨県において「地方病」と言えば本疾患のことを指すのですが、山梨県民以外の方々には「地方病」という漢字の意味が先行し、特定の疾患ではなく風土病を指す言葉のように感じられるのは至極当然の事かと思います。皆様宜しくお願い致します。--さかおり 2010年9月19日 (日) 10:52 (UTC)誤字訂正--さかおり 2010年9月19日 (日) 13:40 (UTC)

コメント 記事名以前の問題として、私は、一般的な意味での記事が書かれている風土病へのリダイレクトを(いちおう「風土病の一つ」ではあります...が)違う病気の記事に書き換えてしまったこと自体が不適切な編集と考えます。
それも含めて、やはりこの項目名は好ましくないと思いますので、せめて「地方病 (山梨県)」などの括弧つき記事名への変更をお願いします。その後地方病の項目は、風土病と山梨県での「地方病」との曖昧さ回避ページにするのが妥当と考えます。--Loasa 2010年12月9日 (木) 15:24 (UTC)
コメントLoasaさん、コメントありがとうございます。私が危惧しておりますのは、地方病という病名が特定の地域での疾患の呼称だとしても、固有の地名等が冠されていないため、風土病の意味に捉えられてしまうことでありますが、一方で山梨県昭和町 風土伝承館 杉浦醫院NPO法人科学映像館 ライブラリー地方病との斗い山梨県立博物館-常設展示 地方病との戦いのように、あらゆるメディア等でこの疾患が特定の地域地名を付けず、単に地方病と呼ばれている事も事実であります。Loasaさん御提案の「地方病 (山梨県)」という記事名にし、「地方病」を曖昧さ回避とする案も有用なものと思いますが、もう暫く複数の方からのご意見も頂きたいと考えますので、Portal:日本の都道府県/山梨県での議論告知、及び山梨在住のウィキペディアン様の会話ページにてコメントを頂ける様お願いをしてまいりました。どうぞよろしくお願い致します。なお、本題とは逸れますが、最初に御指摘頂いた、リダイレクトを別の病気の記事に書き換えてしまった、との事についてですが、当該記事を最初に風土病へリダイレクトされたまたーりさんは、山梨県のウィキペディアンでありまして、初版2007年10月10日(水) 05:48 (UTC)にリダイレクトが作られ、同じくまたーりさんによりPortal:日本の都道府県/山梨県/加筆依頼において 2009年2月2日(月) 01:37 (UTC)、の加筆依頼編集が行われていることからも、またーりさんが、山梨県での当該疾患を念頭に地方病の記事名を考えられていた事は間違いないと思われます。このような経緯でありましたので、当リダイレクトページを山梨県での特定疾患の意味で新規に加筆したのは、私からすれば自然な事でして、Loasaさんからの「記事名以前の問題として(中略)違う病気の記事に書き換えてしまったこと自体が不適切な編集」との御指摘は、いささか心外であります。リダイレクトを作られたまたーりさんには申し訳ないのですが、そもそも地方病風土病へリダイレクトされた事が、今となっては不適切な編集だったのではないか?と私は考えますが如何でしょうか?いずれにしましてもまたーりさんは現在無期限のウィキブレイクに入られていらっしゃいますのでリダイレクトの意図を確認する事は出来ませんが、私としましては、このような経過によってリダイレクト記事から加筆したわけでして、不適切に編集したつもりはございませんので、ご容赦願います。皆様で良い合意が得られるよう努力して参りますので、今後もよろしくお願い申し上げます。--さかおり 2010年12月10日 (金) 03:41 (UTC)
コメント 記事名は特に問題はないのではないでしょうか。「地方病」は山梨県史・山梨県近代史研究においても用いられており、病名だけでなく歴史的用語としての意味も含むものと考えられます。確かに「地方病」は風土病の一種であり、記事が白紙の状態であれば風土病へのリダイレクトもありだと思いますが、現在の状態くらいまでの加筆がなされた今となっては、リダイレクトを戻したら不自然ですよね。

ただ、「地方病」が山梨県における寄生虫病以外の用法があるのかは疑問が残るところですね。このあたり、郷土史の範囲にとどまらない全国的な医学史・近代史の範疇から捉えられた文献を知りませんから、なんとも言えません。もし何でしたら、山梨県立博物館に問い合せてみたらどうでしょうか?私も以前何かの件で質問をしてみたことがありましたが、丁寧に回答してくれましたよ。山梨県博は地方病関係資料を収蔵し展示の一部としていますから、当然近代史部門の学芸員さんがフォローしているものと思われます。電話でもいいですし、メールでも大丈夫です。--でここ 2010年12月10日 (金) 05:23 (UTC)

コメント でここさん、アドバイスありがとうございます。今しがた懸案の趣旨を山梨県立博物館様宛てにメールにて質問させて頂きました。回答を頂けましたら改めて報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。--さかおり 2010年12月10日 (金) 07:30 (UTC)

コメント遅くなりました、kaidogです。さかおりさんのここでの見解を確認の上またーりさんに連絡し、本人に確認の上回答をいただきましたので報告させていただきます。さかおりさんの指摘の通り当初地方病風土病の区別がつかずとりあえずリダイレクトにしたということで、区別がつくようになり次第地方病の記事を分割して立項を考えていたようです。今回の記事については私としては専門外ですので特に異論はありませんし、内容を見る限りでは再統合する必要はないと思います。さかおりさんがもしまたーりさんに直接リダイレクト等の真意をお聞きしたいようでしたら呼び出すことは可能ですので私宛に連絡していただければと思います。よろしくお願いします。--Kaidog 2010年12月13日 (月) 12:54 (UTC)

コメント Kaidogさん、よもやまたーりさんに直接ご確認をお取り頂けるとは思いもせず、この度はお手間をおかけしまして恐縮です。またーりさんのリダイレクトの真意は、同じ山梨県民としての感覚として、恐らく山梨での当疾患の事であろうとの推測での加筆でありましたが、今回のKaidogさんから御連絡でハッキリし安心しましたので、私からまたーりさんへ直接伺うこともありませんが、どうぞ宜しくお伝え下さいませ。また、議論につきましては早急に結論を出す必要は無いと思いますので、暫く様子をみたいと考えております。ありがとうございました。--さかおり 2010年12月13日 (月) 14:37 (UTC)

報告 上記の案件を12月10日に山梨県立博物館様宛にメールにて問い合わせた件ですが、博物館の御担当者(御名前は伏せさせていただきます)様より、昨日(12月27日)メールにて御回答を頂きましたので報告させて頂きます。担当者様にはメールにて御礼申し上げましたが、こちらでもこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。非常に誠実な800文字強の御丁寧なものでありましたが、全文をここに転記することは控えさせて頂きたいと思いますので、御回答をいただいた内容の要点を以下に記します。

  • 山梨県立博物館における「地方病」の扱いについて
    • 当館では「地方病」を常設展示のコーナーにおいて展示する目的は疾病そのもののみを紹介する目的ではない。
    • 当館では山梨県衛生公害研究所(後述)が所蔵していた「地方病」に関する研究文献、および調査研究資料約5000点を引き継いで収蔵し、展示コーナーの実施展示、展示工事において同研究所に監修をいただいた。
    • 展示名が「日本住血吸虫症」ではコピーや説明文も長くなってしまうために、県民にとって一般的に使用されてきた「地方病」を使用することとした。
    • 当館では、山梨県における「地方病」として「日本住血吸虫症の流行」を扱っており、客観的な「地方病」の意味の範囲については、他の地域で「日本住血吸虫症の流行」以外の地域独特の疾病を「地方病」と呼んでいる例もあるようですし(注、具体名の言及はありませんでした)、当館としてお答えするのは難しい。
    • 山梨県において「地方病」撲滅における事業を推進したのは、県福祉保険部の衛生薬務課となり、本県における「地方病」の正式な責任ある見解は、衛生薬務課にお問い合わせをいただければ、回答を得られると存じます。
    • 「地方病」に関する調査・研究を推進してきたのは、衛生薬務課が主管する組織である県の衛生公害研究所となりますが、現在では「地方病」を担当する研究科がなくなっていると思われますので、ご留意の上でお問い合わせください。

大まかにこのような内容でありまして、県博物館として(当然のことですが)主に県民に対する展示目的から、県民に広く使われている「地方病」という名称を利用している事は当然の事であるが、疾病名として責任ある正式な回答は困難であるので、県福祉保険部などの機関にお問い合わせください、との事でした。

ここから先は私の個人的意見としてお聞きください。議論の要点は「地方病」が「山梨県での当該疾患」を指す物として適切な記事名か?という点にあると思いますが、wikipediaにおいて「地方病」の記事は当疾患以外には現在の所ありませんので、他地域の別の「地方病」記事が作られるまでは、現状のように記事の冒頭に

この一節があれば事足りると私は考えます。「地方病」記事名が何らかの利害関係を生じさせているとは考え難い事ですし、何より関係機関に問い合わせた結果をもって、言葉は悪いですが言質を取るような事に成りかねない気持ちの悪さのような物を感じてしまいます。今回の県立博物館様からの御回答も言葉を慎重に選んだものでありましたし、御回答を頂くまで2週間以上を要しておられます。私としましては今後この記事名によって特段の問題が生じない限り現状を維持したいと考えます。皆様からの忌憚の無い御意見を頂ければ幸いです。--さかおり 2010年12月28日 (火) 03:00 (UTC)

  • コメント議論停止から2ヶ月近くが経過し、ひとまず現状では記事名に対する異論は無いようですので、一旦この議論は終了したいと考えます。記事本体の告知タグは除去しますが、再度ご提案等ございましたら、こちらのノートページへ今後も引き続きお願いしたいと思います。議論にご参加くださいました皆様、ありがとうございました。--さかおり 2011年2月21日 (月) 05:05 (UTC)

ミヤイリガイ画像に関して[編集]

コメント この編集で貼付した画像は、撮影現場で農作業をされていた地元の方からミヤイリガイと聞き撮影したものですが、これはサカマキガイの一種ではないかと知人より指摘がありました。いずれにしても確証がないのでこの画像は除去します。すみません。--さかおり 2011年7月18日 (月) 08:57 (UTC)

wikipeiaには自然史分野に通じた方もおられますしポータルもありますから、呼びかけてみてはどうでしょうか。--でここ 2011年7月18日 (月) 14:14 (UTC)

でここさん、いつもアドバイスありがとうございます。貝類など自然分野系のポータルを探し、件の画像を貼付して意見を募ってみます。よろしくお願いします。--さかおり 2011年7月18日 (月) 14:44 (UTC)
生物学サイドの方であれば、どのような形態的特徴が写っていれば種を同定できるのかのアドバイスがいただけるかと思います。わかりにくいようであれば、再撮影を試みてみるのが良いのかもしれません。--でここ 2011年7月19日 (火) 03:58 (UTC)
ありがとうございます。早速ポータルのほうで生物に詳しい利用者様から、件の写真は形状の特徴からミヤイリガイでは無さそうとのご指摘を参考画像の貼付とともに頂きました。改めて機会を作り探してみたいと思います。--さかおり 2011年7月19日 (火) 06:27 (UTC)

(インデント戻します)NEONさんによりミヤイリガイの画像がコモンズに存在することが分かりました。驚くことにアップロードされたのは僅か5日前の7月14日、遠く中欧チェコの利用者様によるものでした。私が探すタイミングに重なり非常に驚いています。こんなことがあるのですね。ご覧のように論文からの画像でありますので、生態を捉えた百科事典に相応しい良質な画像です。本当にありがとうございました。--さかおり 2011年7月19日 (火) 08:25 (UTC)

話は違いますか、『山梨県史』の資料編近代には政治行政・社会に分けて行政面と社会史観点からの資料が収録されていますね。特に前者の県行政資料の資料番号を脚注で参照させていけば、地方病に関する歴史を政治史的観点から文献を案内できるようになるかと思います。それと、社会史的観点からも『俺は地方病博士だ』などは有名な資料ですから、紹介しておきたいところです。--でここ 2011年7月23日 (土) 11:01 (UTC)

『俺は地方病博士だ』は、子供たちにとっては難解な感染経路をイラストなどを使って説明し、子供たちへの感染予防、啓蒙に役立った興味深い内容のものですね。私も記載する意義があるものと考えていました。近いうちに加筆したいと思います。『山梨県史』の資料番号を脚注に用いるアイディアもいいですね。しかし私の手元に県史は残念ながらなく、図書館などで膨大な県史の中から地方病に関する文言を照らし合わせ検証する作業は私の能力では難しくて、すぐには出来そうもありません。いずれ折を見て、気がついた範囲で検証したいと思いますが、是非でここさんにも御協力頂ければ幸いです。全体像を掴む必要最低限の加筆はほぼ済んだと(勝手に)思っておりますので、検証可能性に留意しつつ、じっくりと記事を育てていければと思っています。どうぞよろしくお願いします。--さかおり 2011年7月23日 (土) 14:04 (UTC)

2005年発行の山梨県史通史編5近現代1より、出典を新たに追加しました。--さかおり 2012年2月14日 (火) 03:58 (UTC)

参考までに。『俺は地方病博士だ』ならばこの記事の外部リンクにあります。文字が読めるレベルの画像もあります。1917年刷かつ団体の著作物なので引用も可能。--Halowand 2011年7月23日 (土) 14:13 (UTC)追記--Halowand 2011年7月23日 (土) 14:20 (UTC)
Halowandさん了解です。脚注による引用の編集も拝見しました。こういう方法もあるのですね。ありがとうございます。--さかおり 2011年7月24日 (日) 01:47 (UTC)

報告 報告が遅れましたが、去る10月8日、以前撮影した場所で改めてミヤイリガイ生息を確認し、再撮影を行い記事に掲載しました。プロジェクト‐ノート:生物#ミヤイリガイ画像に関する質問でミヤイリガイ採取地として撮影された水田の画像がコモンズにあることをNEONさんが御提示くださいましたが、私が撮影した場所もほぼ同じ場所であったことを申し沿えます。ただし撮影場所の厳密な経緯度データは意図的に除去させて頂きました。--さかおり 2011年11月14日 (月) 02:47 (UTC)

WP:RECMを貼りました[編集]

記事としてほぼ完成したと思いますのでHalowandさんに推薦していただきましたWP:RECMテンプレートをノートページに貼らせていただきました。欲を言えば『俺は地方病博士だ』冊子の画像と、米粒ほどの大きさと言われたミヤイリガイの小ささが理解できる画像が欲しいのですが、これは宿題にします。山梨県にこのような歴史があったことを多くの方に知って頂ければと願います。--さかおり 2011年8月30日 (火) 09:28 (UTC)

報告 FA選考通過に伴い、WP:RECMテンプレートは除去させて頂きます。Halowandさんありがとうございました。--さかおり 2011年11月14日 (月) 02:47 (UTC)

改名提案[編集]

記事名を「山梨県における日本住血吸虫症の歴史」もしくは「地方病 (山梨県の日本住血吸虫症)」への改名を提案します。 地方病とはあまりに範囲が広く使うことができます。それを山梨の1疾病に限定するのはいかがかとおもいます。日本住血吸虫症は山梨県に限定されたものではなく、また特定地方に固有の病気も日本住血吸虫症に限ったことではありません。記事内容は山梨県における日本住血吸虫症の歴史にほかなりません。よって山梨県における日本住血吸虫症の歴史、もしくは地方病という言葉が重要ならば地方病 (山梨県の日本住血吸虫症)が適当だと思います。--ぱたごん 2011年10月10日 (月) 06:09 (UTC)

う~ん、もう改名提案を出されたのですか…FA選考提出もやや拙速だったと思いますが、FA選考では改名に慎重な意見も出されているわけですし、改名提案もまずこの場で改名が本当に必要であるかどうか、そして改名が望ましいという結論に至った場合、どのような名にすれば良いのかについてしっかり論議を行ってからの方が良かったと思います。私としてはFA選考の場でも意見を書きましたが、地方病という単語がおおむね山梨県の日本住血吸虫症を指す言葉であることがしっかりとした出典によって示される(つまり地方病という単語は他の地域での風土病にはめったに用いられない単語であることが示される)のならば、改名には及ばないと考えます。もしそうではない場合、山梨県で日本住血吸虫症のことを地方病と呼んでいた経緯を尊重し、記事名に地方病を残す地方病 (山梨県)あたりを記事名とするのが良いのではないかと考えます。--のりまき 2011年10月10日 (月) 06:28 (UTC)
とりあえずコメントとして。山梨にこだわる方が多いのに驚いています。私は、少なくとも山梨をいれるべきでないと思います。理由は以下の通り。
  • 病原と感染経路の解明が主な内容になっているわけですが、確かに山梨で行われたものかもしれません、しかし、目的とするのはあくまでも日本充血吸虫症の解明、より言えば充血吸虫そのもの解明に結びついたものであり、山梨に限定するのは内容を矮小化するものです。
  • さらに、この病気が山梨だけに限定するものではありません。日本国内に限られてすらいない。もちろん記事そのものの焦点は山梨に集中しますが、他地域を無視したものでなく、結果的に解明されたのが山梨だったにすぎません。それに、他地域においての固有の病名もない。
そういうわけで、改名は不要との判断ですが、あえてするなら、『地方病(日本充血吸虫症)』あたりが適当かと。--Ks 2011年10月10日 (月) 07:21 (UTC)
記事内容をお読みください。山梨にこだわった記事です。逆にエリア的に広範な範囲を扱ったのなら地方病とはそれこそ不適切かと。Ksさんの論理なら「日本における日本充血吸虫症の解明と淘汰の歴史」になり地方は関係ないことかとおもいます。Ksさんの論理ならばそれこそ現在の記事名は不適切かとおもいます。--ぱたごん 2011年10月10日 (月) 08:32 (UTC)
そんな長ったらしい題名がいいとは思えませんね。現在の表題は簡潔で、紛れの問題がなくはないが、普通は使わない言葉(使うなら風土病を使うはず)だから、特に問題ないでしょう。--Ks 2011年10月10日 (月) 08:44 (UTC)
地方病 (山梨県)でも構いませんよ。--ぱたごん 2011年10月10日 (月) 09:25 (UTC) 主筆者であるさかおりさんのご意見を待ちましょう。--ぱたごん 2011年10月10日 (月) 09:30 (UTC)

インデント戻します。さかおりさんのご意見はもちろんですが、これまでGA、FAの選考において意見を述べられた皆さんのお考えも出来ましたならばお聞きしたいです。レベルの高さについては全く異存が無い記事ですし、記事名についても決して合意出来ないほどの意見の隔たりがあるようにも思えません。FA選考期間の3ヶ月の間に良い結論を導きだすことは十分可能だと思います。--のりまき 2011年10月10日 (月) 10:09 (UTC)

コメント この記事は「山梨県甲府盆地における、日本住血吸虫症撲滅の歴史経緯」をテーマに作成してきました。医学的見地から見た疾病そのものを記述したものではなく、山梨県における当疾患の撲滅へ向けた経緯を主題にしたものです。ですから私個人の私見としては「医学」的というよりも、「歴史」的、「社会問題」的なテーマとして捉えております。 昨年、この記事を執筆するに当たって、私が真っ先に懸念したのは、今議論になっている記事名のことでありました。山梨に生まれ育ち、子供の頃から「地方病」という名称に慣れ親しんできた人間にとって「地方病」と言えば何の疑問も無く当疾患を指すのですが、この病気の経緯を知らない他県の方々にとって「地方病」という病名は甚だ奇異なものに思えるだろうことは容易に想像がつきました。

そこで考えたのが、記事の冒頭に{{Otheruses|'''甲府盆地における日本住血吸虫症撲滅の経緯'''|'''一般的な風土病としての広義の意味の地方病'''|風土病}}を付ける方法でした。が、それでもやはり記事名に対する疑問が複数の方から寄せられ、ノートページにおいて議論を行い、とりあえずは現状のままに落ち着きました。

今回、再び記事名についての議論が起きましたが、GA選考、FA選考によって、当記事がより多くの利用者の目に触れる機会が増える以上、この問題は今後も避けて通れない話であります。記事の内容を読んで頂ければ、「地方病」という呼称が山梨県での日本住血吸虫症を指し、疾病そのものでなく「撲滅に向けた経緯」を主題にしたものであることは理解して頂けると思います。しかし、ぱたごんさんがご指摘されている趣旨も、もっともな御意見かと思います。事実、記事名に疑問を感じる方もおられれば、現状のままで良いと考えられる方もおられます。

当初私は「地方病」という記事名が最も適したものであると考えておりましたが、「地方病」イコール「山梨県での日本住血吸虫症」と即座に理解出来ること自体が山梨県人の感覚、言うならば山梨POVではないのだろうかと、加筆を重ねる度にモヤモヤしたものを感じていました。

大切なことは、執筆者や編集者側ではなく、利用者(閲覧者)のためにウィキペディアはあるのだという原点に立つべきで、利用者にとって一番分かりやすい記事名にすることが肝要かと思います。

皆様にはお手数をお掛けしますが、議論を通じて良い結論が出せるようにしたいと思いますので、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。--さかおり 2011年10月11日 (火) 04:28 (UTC)

現状の項目名が山梨POVに陥ってしまっているのではないかという懸念も尤もなことだとは思いますが、さしあたってすぐに何かしらの対応をせまられるような類の問題は発生していないのではないでしょうか? たとえば、「号泣」はお笑い芸人について、「天下一品」はラーメンチェーンについて解説していますが、これらの項目名がとりたてて問題視されたことは、これまでなかったようです。ウィキペディアは字引ではないので、項目名の字面について多くを議論するのは本末顛倒のように感じます。必要あれば、ウィクショナリーにwikt:地方病の記事を立項し、{{See Wiktionary|甲府盆地における日本住血吸虫症撲滅の経緯}}などと誘導するという選択肢も考えられます。また、仮に改名するのであれば、曖昧さ回避を利用して「地方病 (日本住血吸虫症)」あるいは「地方病 (感染症)」のように項目の属性のみを明示することをイメージしています。「山梨」という単語に固執しないという点では、Ksさんのコメントに近いかもしれません。--Damena 2011年10月11日 (火) 11:43 (UTC)
Damenaさん、ありがとうございます。仰る通り、急いで対応を迫られるような問題ではありませんね。「地方病」という言葉は複数の方から指摘があるように、世界各地にある、その土地特有の疾患を通常は連想します。ところが山梨県では「地方病」という漢字の持つ本来の意味を飛び越えた、純然たる固有名詞として100年以上も使用されており、病名としての意味のみならず、むしろ病気が撲滅された今日では歴史用語として使用されております。もちろん日本住血吸虫症は山梨県だけの疾患では無く、広島では片山病、佐賀と福岡ではジストマと、それぞれの流行地で固有の呼び名、通称が存在します。このように同じ病気であっても「片山病」のように、他の意味を連想させない漢字(病名)であったなら、今回のような問題は起こらなかったと思います。この記事は山梨県における当疾患の経緯をテーマにしたものであるから「地方病」という記事名を付けたのですが、「号泣」のお笑い芸人、「天下一品」のラーメンチェーンのように、漢字本来の持つ意味とは別の、固有名詞の記事とは理解されにくいようです。いずれにしましても急ぐ必要は無いと思いますが、項目名についての議論に延々と時間を費やすのは確かに本末転倒ですね。何か良い提案があればよいのですが難しいものです。--さかおり 2011年10月12日 (水) 14:31 (UTC)
コメント 改名に賛成です。「地方病」という語は普通名詞です。「地方病という単語がおおむね山梨県の日本住血吸虫症を指す言葉である」(のりまきさん)ということはないでしょう。辞書を引くと、「一地方または互いに似た風土を持つ地方に限って発生する疾病」(広辞苑第4版)あるいは「風土病」と同義、とされています[1][2]。山梨県を特に示すような記載はありません。また書籍においても、単に「地方病」と言った場合には普通名詞としての用法であって、特に山梨県のものを指すのではないようです[3][4][5][6]本記事の参考文献の55頁でもそのようです。「地方病」の語だけで山梨県の地方病を指すのは、読者あるいは筆者などが前提となる知識を持っているか、背景について理解がある場合、もしくは何らかの解説を伴う場合に限られるのではないでしょうか。つまり、地方病と言って山梨の日本住血吸虫症を言うのは限定的な用法だろうと思います(記事を拝読したところ、この名称は自分たちの住んでいる「地方」(のみ)における「病」であるからそのように呼んでいるのであって普通名詞的な雰囲気を含み、高度に固有名詞のように変化している兆しは読み取れませんでした)。であるならば、地方病のリンクをクリックしたときや検索窓に「地方病」と打ち込んだ場合に一般的な読者が期待するのは普通名詞としての地方病に関する事柄であって、山梨県特有のものではないはずです。従って、本記事の現状で項目名を「地方病」とする、すなわち「地方病」の項目名で今の内容を置くのは適切でないと考えます。
地方病と風土病はほぼ同義であるらしいので[7][8]、現状では「地方病」は風土病へのリダイレクトとしておくのがよいと考えます。また適切なリダイレクト先が存在するので、ウィクショナリーへの誘導は必要ないと考えます。百科事典的な記事の作成が難しいため留保されていると思われる項目はあるかもしれませんが、この記事はそれに習わなくともよいのではないでしょうか。他に固有名詞による普通名詞の記事名の占有を避けている記事はたくさんあると思います。
また現状のままにして冒頭で {{otheruses}} による誘導をすればよい、とのことですが、これはどうもあまりよろしくないように思われます。誘導されてもなぜ誘導されるのかについての混乱は残るでしょうし、方針 Wikipedia:曖昧さ回避#曖昧さ回避の種類と方法 には「……最も参照されるトピックにその名前を割り当て……代表的なトピックとしては、その「項目名」の起源・語源となっているトピックや、他と比べて圧倒的に参照されることの多いトピックが選ばれます」とあって、上記に述べたように、代表とするには山梨県を主眼としたこの記事はふさわしくなさそうです。同様に Wikipedia:曖昧さ回避#代表的でないトピックを中心とする曖昧さ回避 にもあたらないでしょう。
それから仮に改名したとしても、「地方病」の語を含み、かつ本文中に充分な解説があるのであれば、項目名による誤解などの不利益は特に無いだろうと思います。以前の議論では風土病との混同が危惧されていますが、語義に明確な違いがない以上それほど憂慮すべき点ではなさそうに思われます。「リダイレクトを戻したら不自然」(でここさん)というのは意味がよくわかりません。山梨県立博物館への問い合わせもなさったそうですが、そこは山梨県における地方病に関しては最高の情報を持っているでしょうけれど、全世界における地方病・風土病について熟知しているわけではないでしょうから、その回答を項目名の検討に参酌するにはあまり適切ではないように思われます。
改名先としては、私としては「山梨県の地方病」がよいのではないかと思います。「日本の高山植物相」などのように、項目名から内容が想起されやすいですし、実際読んでも裏切られることはないでしょう。簡潔で曖昧さもありません。これがよくなければ地方病 (山梨県) でも、佐賀とかの山梨以外の地域も包括的に含めるのであれば (日本住血吸虫症) や (感染症) でもよいと思います。記事を移動し地方病をリダイレクト化するなら「風土病」の冒頭には {{redirect}} を貼るのがよいでしょう。--Calvero 2011年10月12日 (水) 15:06 (UTC)
Calvero氏に対するコメントです。まず、おっしゃることはほぼ納得できます。もし、山梨における充血吸虫症に他に固有名詞があれば、話は簡単だったはずなんです。しかし、それがなくて、地方病という普通名詞がこの病気に関しては固有名詞として使われてしまっている、と言う現実がある。それを考えてほしい。
あと、『山梨県の地方病』はだめだと思います。この表現では、地方病は普通名詞ですから、山梨に存在する風土病すべてを扱う内容になります。--Ks 2011年10月12日 (水) 15:17 (UTC)
Calveroさんが提案された「地方病風土病のリダイレクトにし、風土病の冒頭で“甲府盆地における日本住血吸虫症撲滅の経緯”を解説した記事に誘導する」というのは、とても洗練された手段の一つだと思います。ちょうど、現在の火事という記事が火災のリダイレクトであり、火災の冒頭で、ハイドンの楽曲“火事”へ誘導するのと同じ関係ですね。適切な名称が見つかりさえすれば、Calveroさんの提案されたような方向で解決できると思います。
ただ、私もKsさんと同じ理由で、「地方病」と「山梨」は並列する名称として親和性は低いと思います。山梨という地名を明示するのであれば、私が先日提案した[9]山梨県における日本住血吸虫症の歴史などのようにする方が、記事の内容を一意に表現したタイトルになると思います。--Damena 2011年10月12日 (水) 23:15 (UTC)

(インデンント戻します)「地方病」という語を見出し語に含んだ辞書を下の節(#資料調査)に集めてみました。現状の「地方病」という記事名が“甲府盆地における日本住血吸虫症撲滅の経緯”を一意に表現しうるかということに否定的な結果となりました。特に日本国内最大の辞典とされる『日本国語大辞典』の定義が、より普遍的な概念を説明しているというのは、決定的です。また、フランス語文献の邦訳である『医学生物学大辞典』(第1版、メヂカルフレンド、1983年)が、敢えて「地方病」という語を種々のフランス語の専門用語の訳語としてあてているのも興味深く感じます。

一方で、この記事で解説される疾患が単に「地方病」と称されることが多いことについては、2010年12月10日 (金) 03:41 (UTC)における、さかおりさんのコメントをみても明らかであり、項目名に「地方病」を含めるか否かについては慎重に議論がなされるべきでしょう。

注目していただきたいのは、『医学大辞典』(第19版、南山堂、2006年)における記述です。この辞典には「地方病」という語自身は収録されていなかったものの、「地方病的流行」という見出しで、特に山梨県と九州の日本住血吸虫症について言及されていたことです。これは、仮に記事名として「地方病」を採用するのであれば、候補として「地方病 (日本住血吸虫症)」を支持するものと言えるのではないでしょうか?--Damena 2011年10月14日 (金) 08:08 (UTC)(修正)--Damena 2011年10月14日 (金) 08:13 (UTC)

資料調査[編集]

『医学大辞典』(第19版、南山堂、2006年)より抜粋・要約
地方病
〈見出し語なし〉
地方病性甲状腺腫
(英:endemic goiter)ヨウ素に乏しい土地に発生する甲状腺腫
地方病性フッ素症
(英:endemic fluorosis)「フッ素化合物」への誘導
地方病性変形性骨関節炎
(英:osteoarthritis deformans endemica)「カシン・ベック病」への誘導
地方病的流行
(英:endemic、同義語:風土病的流行、局地流行)特定の地域内に限局する疾病。日本においては以下のようなものを指す
  • ツツガムシ病:新潟・山形・秋田県
  • 野兎病:福島・千葉県など
  • 日本住血吸虫症:山梨県・九州
  • フィラリア症:四国・九州
  • エキノコックス症状:北海道・礼文島
『医学大辞典』(第1版、医学書院、2003年)より抜粋・要約
地方病
「風土病」への誘導
地方病性ウシ白血病ウイルス
「ウシ白血病ウイルス」への誘導
地方病性クレチン症
(英:endemic cretinism)地方病性甲状腺腫に関連するクレチン症
地方病性甲状腺腫
(英:endemic goiter、同義語:ヨード欠乏性甲状腺腫)ヨウ素に乏しい土地に発生する甲状腺腫
地方病性汎神経炎
(羅:panneuritis endemica)脚気に伴うニューロパチー
地方病性変形性骨関節症
「カシン・ベック病」への誘導
地方病的流行
(英:endemic)特定の地域に常在する病原体などが原因。感染症のほか、マラリア高度流行地域におけるバーキット・リンパ腫や、ヨウ素摂取不足地域における甲状腺腫もこれに含む。
『最新医学大辞典』(第3版、医歯薬出版、2005年)より抜粋・要約
地方病
「風土病」への誘導
地方病性甲状腺腫
(英:endemic goiter)ヨウ素に乏しい土地に発生する甲状腺腫
地方病性変形性骨関節症
「カシン・ベック病」への誘導
『医学生物学大辞典』(第1版、メヂカルフレンド、1983年)より抜粋・要約
原著は、Dictionnaire français De Médecine Et De Biologie. Masson, Editeur, Paris 1981.
地方性変形性関節症
(仏:ostéo-arthrite déformante endémique)「カシン-ベック病」への誘導
地方性発疹チフス
(仏:typhus exanthématique endémique)「ブリル病」への誘導
地方病性喀血
(仏:hémoptysie endémique)「肺吸虫症」への誘導
地方病
〈見出し語なし〉
地方病性血尿
(英:endemic hematuria)膀胱住血吸虫症の血尿
地方病性甲状腺腫
(英:endemie goiter)ヨウ素に乏しい土地に発生する甲状腺腫
地方病性多発性神経炎
(仏:polynévrite endémique)「脚気」への誘導
地方病的流行
(英:endemics)2つに大別される。
  1. 感染性地方病的流行 - アフリカのトリパノソーマ症、インドのコレラなど。
  2. 非感染性地方病的流行 - 甲状腺腫、あるいは気候学的要因や食事に関係したビタミン欠乏症など。
地方流行性精索炎
インド南部、セイロンでみられる精索炎。
『日本国語大辞典』(第2版、小学館、2001年)より抜粋・要約
地方病
  • ある地方に特有の疾患。
  • 例文:Enzooty 獣類ヲ犯ス地方病(出典:奥山虎章(1872)『医語類聚』)

--Damena 2011年10月14日 (金) 07:36 (UTC)

コメント Damenaさん、詳細な資料調査に骨を折ってくださり誠にありがとうございます。ここまでの皆様の議論をまとめると、単に「地方病」という記事名では不適切であるとの御意見が大勢のようです。特にCalveroさんがご指摘くださいました、「地方病」の語だけで山梨県の地方病を指すのは、読者あるいは筆者などが前提となる知識を持っているか、背景について理解がある場合、もしくは何らかの解説を伴う場合に限られるのではないでしょうか。との御意見は、利用者(閲覧者)の立場に立った明快なもので、この議論進行の方向付けとして重要なものと思います。同時にDamenaさんが御提示くださいました各辞書、辞典における「地方病」の定義は(当記事を改名するのであれば)、新しい記事名決定に一定の根拠を付与するもので、非常に有意なものであると思います。いずれの皆様も、当記事に対し建設的に問題解決に当たっていただき誠に有り難く存じます。

提案させてください。まず、Calveroさんが提案されたように、現在の記事名地方病風土病のリダイレクトにして、風土病の冒頭で“甲府盆地における日本住血吸虫症撲滅の経緯”を解説した記事(つまり改名後の当記事)に誘導する。こうすることによって「山梨県の日本住血吸虫症」としての「地方病」を検索した利用者に配慮した形になります。と、同時に当記事を改名する。私個人としては複数の方が候補として挙げられた「地方病 (日本住血吸虫症)」が、今考えられる最も適した記事名のように思います。理由として、記事本文中に「地方病」という単語が多数使用されており、これら文中の「地方病」という単語を逐一「山梨県における日本住血吸虫症」や「日本住血吸虫症」と表現したのでは可読性が損なわれると考えます。また、記事名に「山梨県」や「甲府盆地」等の固有の地名を付けるか否かは難しい判断かと思います。確かにこの記事は山梨県における日本住血吸虫症撲滅の経緯を記述したものですが、所々に山梨以外の話題も織り交ぜています(全く山梨に関係ない話題ではなく密接に関係したものとしてです)。私個人としては固有の地名を付けることには、どちらかといえば否定的です。--さかおり 2011年10月14日 (金) 09:55 (UTC)

皆さんの調査、そしてご意見をざっと読ませていただきました。私もCalveroさん、Damenaさんの調査そしてご意見から、「地方病」が主に山梨県の日本住血吸虫症を指すとは言い難い状況が明らかとなったと思います。私も改名を行なう方向に賛成いたします。さて、どのような名に改名するかですが、山梨県で当疾患が「地方病」という名が定着していたことを考えると、「地方病」という名前を記事名に残した方が良いと思いますが(つまりさかおりさんが候補とされた「地方病 (日本住血吸虫症)」あたりを中心として考慮するのが良いと考えます)、「山梨県における日本住血吸虫症」みたいな、記事内容を直接説明するような記事名も可と考えます。このあたりはGA,FA選考で意見をされた方々の見解などを広く伺い、意見を詰めて行ければ良いと思います。--のりまき 2011年10月14日 (金) 11:29 (UTC)
Damena様の調査は、片面のみを見ています。確かに、「地方病」という語の用例を探せば、そうなるでしょう。私はもう一方の面を調べてほしいと思います。それは、「日本住血吸虫症が何と呼ばれていたか」です。そのような著名かつ顕著な症状ですから、固有の名があるはず。で、それが結局「地方病」しかない、というのがさかおり様の主張であったはずです。いや、本当のところ、そこにいい名があれば問題はないのですが。--Ks 2011年10月14日 (金) 13:41 (UTC)
Ksさん、この問題に対し熟考してくださって本当にありがとうございます。仰せのように「山梨県での日本住血吸虫症」が「地方病」と呼ばれ、山梨県内において当疾患を呼称する病名および歴史的用語、固有名詞は、「地方病」しかないと今でも私は主張します。今日の日常会話で使用する頻度が少なくなったとはいえ、山梨県民、特に甲府盆地の住人は私も含め、今でも「日本住血吸虫症」ではなく「地方病」という言葉を、ごく自然に使用しているのは事実です。山梨県立博物館の展示をはじめ、県内地元新聞、県内医療関係者、県内教育関係者を含め、普通に山梨県内では使用される言葉です。しかし、しかし、ウィキペディアを利用する多くの一般利用者にとって「地方病」という言葉は、固有名詞ではなく普通名詞を連想してしまう「地方病」なのです。Ksさんの仰るとおり、誰が見ても明らかに「固有名詞」と受け入れられる別の言葉の「地方病」名であったなら、このような問題は起きなかったのではないかと忸怩たる思いです。でも、こればかりは仕方が無いのではないかと最近考えるようになりました。記事名で記事の内容が変化するわけではありませんし、曖昧な記事名であったとしても、肝心な記事の中身を読んで頂ければ、この記事が何を主題にしているのか読者に理解していただけると思います。少々文章量が多いかもしれませんが、最後まで読んでいただければ「地方病 (日本住血吸虫症)」という記事名よりも、「山梨県に地方病という病気が存在した」という歴史を知っていただけると思います。項目名記事名はもちろん大切ですが、殊、今回のケースの場合では、記事名は記事内容の在り処を示す案内ガイドに過ぎないのかも知れません。上手く表現できませんが、そんなふうに思います。宜しくお願いします。--さかおり 2011年10月14日 (金) 15:33 (UTC)
(競合そのまま投稿・ご容赦ください)みなさんのコメント拝読いたしました。「地方病 (日本住血吸虫症)」と「山梨県における日本住血吸虫症」が最終候補で前者が優勢、といった感じでしょうか。基本的に私はこれらのどちらも適切と考えますが、若干弱い点として、前者については、地方病として日本住血吸虫症すべてを扱う項目にも見えてしまう、ということがあります。これは「地方病」という普通名詞兼固有名詞を項目名とする場合のジレンマで、分類を表す () の中の難しさと感じられます。(日本住血吸虫症) では固有名詞として認識するのが多少難しいかと思われます。
つまり Damena さんのご調査を拝読しますと『医学大辞典』第1版には「日本住血吸虫症:山梨県・九州」とありますので、前者の項目名を採るなら、九州などにおける状況も無視できず、同時期の出来事としてたとえば 筑後川#日本住血吸虫症の撲滅 のような、節レベルの、もしくは焦点をそこに向けたいくつかの記述がこちらにもあることが望ましいように思えてしまいます(「地方病 (日本住血吸虫症)」の場合)。「山梨以外の地域も包括的に含める」(2011年10月12日 (水) 15:06 (UTC))というのはこうしたイメージからでした。しかし、そうしますと本項目の主題の焦点がいささかぼけてしまって理解が妨げられるおそれがあるため、避けたほうがよさそうで、全体の状況を見渡す情報は、世界各国の状況とあわせて、日本住血吸虫症の項に置くのがよさに思います。現在本項目における他地域での動き(フィリピンのアメリカ軍などの)は、山梨における状況を薄めさせるというよりも、理解するのに役立つ予備的解説というようになっているように感じ、バランスとして優れていると思います。この状況に加えて、冒頭で簡潔かつしっかりとした定義と解説をするならば、前記認識の問題もカバーできるかもしれません。
一方、もし仮に「山梨県における日本住血吸虫症」を項目名にした場合の問題として、「地方病」の語が本文中で使いづらくなるとのことですが、これはたとえば、
山梨県における日本住血吸虫症(やまなしけんにおけるにほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)は、山梨県では古くから地方病(ちほうびょう)と呼ばれ、なかなか原因が明らかにならず住民を長く苦しめた疾病である。住血吸虫類に分類される寄生虫である日本住血吸虫の寄生によって発症する寄生虫病であり、ヒトを含む哺乳類全般の血管内部に寄生感染する人獣共通感染症でもある。……
といった感じで地方病の定義解説も置きつつ冒頭を始め、もし必要であれば(本稿では以後「地方病」と呼ぶ)のような但し書きを付けてみるというのはいかがでしょうか(こういうメタ的な表現はあまり好きではないのですが…)
蛇足のようですが、Damena さんの詳細なご調査により概観もしめされていますし、この項目で扱われるべき内容がある程度決まっていて項目名にもその項目で扱う内容がわかりやすいものが使われているとすると、周辺の関連・類似する項目を作る際の見通しも立てやすくなるのではないかと思います。--Calvero 2011年10月14日 (金) 16:25 (UTC)
コメント CalveroそしてDamenaさん、まさに微に入り細を穿ちなおかつ包括的な資料調査です。私用とはいえまるで議論に参加できなかった言いだしっぺとしては、下がった頭が上がりません。本当にありがとうございます。私は最初こそ、変更不要という意見でした。しかし、皆さんほどではないものの、辞書を調べたり検索エンジンのHit数を比較したりして、そしてなによりここでの議論を読んで、現在では変更したほうが丁寧ではないかという意見になりました。山梨県出身の私が「地方病=山梨県の日本住血吸虫病だろ」と考えるのは、仕方のないこととはいえ、さかおりさんが上で表現したようにある種の山梨POVとも言えます。よって、私も現在の記事名「地方病」は不親切・不適切であり、風土病へのリダイレクトにして、そこから誘導するのが良いと考えます。
その変更後の記事名ですが、「山梨県における日本住血吸虫症」が良いのではないかと考えます。すぐ上のCalveroさんの通り、記事名に地方病と入っていなくても一行目や冒頭文でどうにかなるのではないかと考えます。極端なことを言えば「地方病(ちほうびょう)とは、山梨県における日本住血吸虫症の呼び名である。」としてしまえば文中で地方病を使いやすくなります。やや反則かもしれませんが。——以上の署名の無いコメントは、Halowandノート履歴)さんが 2011年10月14日 (金) 19:38 (UTC) に投稿したものです(Damenaによる付記)。
コメント 論点が徐々に整理されてきて、皆様のご意見をまとめていく方向性が見えてきたような気がします。まず当記事が「山梨県の日本住血吸虫症」の克服を中心とした記述となっている以上、もし「地方病 (日本住血吸虫症)」を記事名にすると、山梨県以外の他地域での日本住血吸虫症に対する対応について詳述していく必要であるが、当記事の構成からいってそれは望ましくないとのCalveroさんのご指摘は的確であると考えます。そしてさかおりさんらがおっしゃられている通り、山梨県内で当疾患が「地方病」と呼ばれてきた事実もまた記事名に考慮していく必要があります。例えば記事名が長くなるのが難点ですが、「地方病 (山梨県の日本住血吸虫症)」とする案も考えられると思いますし、「山梨県における日本住血吸虫症」を記事名として、記事の冒頭文の工夫を行う方法も考えられると思います。
記事の内容的に簡潔かつ明瞭、そして的確な記事名を決定するのは無理ですので、どれかを犠牲しなければならないわけです。簡潔さや明瞭性を犠牲にして「地方病 (山梨県の日本住血吸虫症)」のような記事名とするか、当疾患が山梨県で普遍的に呼ばれていた地方病を記事名から省く「山梨県における日本住血吸虫症」とするか、はたまた比較的簡潔な記事名であるが、当記事が山梨県の記述が中心である面から難が見られる「地方病 (日本住血吸虫症)」とするか、皆様のご意見を伺いたいと思います。
簡潔さで言えば「地方病 (山梨県)」という案も考えられます。この記事名を採用する場合、山梨県内では地方病とは日本住血吸虫症のことを指すことが明らかである必要があります。さかおりさんがおっしゃられているように「山梨県内において当疾患を呼称する病名および歴史的用語、固有名詞は、「地方病」しかなく、山梨県民、特に甲府盆地の住人は私も含め、今でも「日本住血吸虫症」ではなく「地方病」という言葉を、ごく自然に使用しているのは事実です。山梨県立博物館の展示をはじめ、県内地元新聞、県内医療関係者、県内教育関係者を含め、普通に山梨県内では使用される言葉」という状況が信頼できる文献により明らかに示されるのならば、検討の余地がある記事名と考えます。--のりまき 2011年10月15日 (土) 00:26 (UTC)

(インデント戻します)のりまきさん、議論進行を取りまとめ下さってありがとうございます。仰せの件につきまして、文献ではありませんが参考になると思われるURL4件を提示させて頂きます。

山梨県内で普遍的に「地方病」という名称が使用されている状況の一端かと思います。参考になれば良いのですが。--さかおり 2011年10月15日 (土) 04:18 (UTC)

コメント いわゆる地方病の撲滅は、寄生虫学史において特筆すべき業績の一つであるので、記事名には「日本住血吸虫症」という語を残した方がよいかな、という印象です。ところで、記事名に「山梨県」という語を採用するかどうかについてですが、確かに『内科學』(第9版、朝倉書店、2007年)という医学生向きの教科書を参照したところ、日本住血吸虫症は、山梨県甲府盆地の他に、広島県片山地方にも古くから流行があったとの記載が確認できます。仮に広島県片山地方における日本住血吸虫症の歴史が、山梨県におけるそれと同等の特筆性を有し、かつ全く独立しているのであれば、POVの観点から、記事名で「山梨」あるいは「甲府盆地」という地域名を明示すべきかもしれません。
しかし、私がこの記事を拝読する限りは、山梨県の甲府盆地は、最大の罹病地帯である一方で、終息に至る歴史において主役となった場であるように見えました。私にミスリードがなければ、日本住血吸虫症の歴史を包括的に扱う文脈において、記述が山梨主体のものになるのは必然的と言えるのではないでしょうか。そのように考えると、記事名に山梨を省くことによって、「本項目の主題の焦点がいささかぼけてしまって理解が妨げられる」かもしれないというCalveroさんの懸念は、かなりの程度薄らぐものと考えられます。また、現状の記事(2011年10月14日 (金) 10:36 (UTC)の版を閲覧)では、多くはありませんが、筑後川下流域や広島県片山地方における日本住血吸虫症の歴史についても言及がなされていますが、「地方病の撲滅の経緯」という意味では必要な分量の記載が確保されており、かつ日本住血吸虫症の歴史に関して、山梨県におけるそれとの確固たる有縁性が明示されているように感じます。--Damena 2011年10月15日 (土) 01:28 (UTC)
改名提案主ですが、改名案を一つに絞らずに提案しましたがここまでの議論を見てCalveroさんのご提示になった山梨県における日本住血吸虫症で良いと思います。山梨県内で取材すれば、あるいは山梨県人にとって日本住血吸虫症=地方病なのは誰も否定していませんし、その通りだと思います。しかし、山梨県の人以外にはイコールではありません。山梨県以外の人にとって普通は風土病と変わらぬ概念でしょう。wikipediaがある地方での常識を国語の常識に置き換えることは好ましいとは思いません。日本住血吸虫症は山梨の方の努力によって日本各地でも根絶されましたが、世界ではまだまだ多くの方が日本住血吸虫症で苦しんでおられます。世界を見たときに日本住血吸虫=地方病として良いものではないことは明白かとおもいます。百科事典は世論を作り上げるものでなく、世論の大勢にしたがう物でしょう。Calveroさんがご提示下さった冒頭文であれば、山梨では日本住血吸虫=地方病と呼ばれたことが明記され、記事本文でも十分に山梨では日本住血吸虫=地方病であることは読解力に乏しくとも明白に分かります。山梨以外の日本住血吸虫症についてはわずかしか触れられていない、そして山梨県人に大きな被害を与え、そして山梨の人が中心になって克服した経緯を主題にしたこの記事は山梨県における日本住血吸虫症が相応しいと思います。--ぱたごん 2011年10月16日 (日) 07:36 (UTC)

(インデント戻します) 提案 さかおりです。ここまでの皆様の議論を通じまして、山梨県における日本住血吸虫症が、現在考えうる最も適した改名案かと存じます。 現在の地方病風土病のリダイレクトにして、風土病の冒頭で“甲府盆地における日本住血吸虫症撲滅の経緯”を解説した改名後の当記事、山梨県における日本住血吸虫症、に誘導する。

その上で、当記事の冒頭でCalveroさんが提案くださいました

山梨県における日本住血吸虫症(やまなしけんにおけるにほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)は、山梨県では古くから地方病(ちほうびょう)と呼ばれ、なかなか原因が明らかにならず住民を長く苦しめた疾病である。この疾患は住血吸虫類に分類される寄生虫である日本住血吸虫の寄生によって発症する寄生虫病であり、ヒトを含む哺乳類全般の血管内部に寄生感染する人獣共通感染症でもある。……

この冒頭文にし、また同時に記事の冒頭付近、概説で「本稿では以後「地方病」と呼ぶ」のような但し書きを加える。

地方病という記事名で主に執筆してきた私としましては、正直複雑なものがありますが、ウィキペディアは事前知識の無い閲覧者側の立場に立って、一番分かりやすい、親切なものであるべきと考えます。

  • 記事を読めば、当疾患が山梨県内で地方病と呼ばれていることは理解できること。
  • 仮に最初から「山梨での地方病」を検索してこられる閲覧者にとっても、地方病→風土病リダイレクトから、山梨県における日本住血吸虫症に容易にたどり着けること。

この方向でコンセンサスを得たいと思うのですが、いかがでしょうか?よろしくお願い申し上げます。--さかおり 2011年10月16日 (日) 08:47 (UTC)

では、対案として、「地方病 (日本住血吸虫症)」を提案します。理由は、山梨は舞台ではあるが、内容はむしろ日本住血吸虫症の正体解明にある、との判断から、山梨に限定するのは間違いと思うからです。--Ks 2011年10月16日 (日) 09:27 (UTC)

インデント戻します。まあまあ、皆さんそんなに慌てる必要はないと思います。記事名から「地方病」を除くことについてと、あと「山梨県」を記事名に入れるかどうかについての合意が明らかに取れていない現状では、記事名の最終案を決めるにはまだ少し早いような気がします。このあたりはこの場で意見を述べられた人たちのご意見などを伺いながら、より良い案を詰めていけば良いのではないでしょうか。--のりまき 2011年10月16日 (日) 09:42 (UTC)

のりまきさんと同感です。私自身、「地方病」という名称に固執したいわけではありませんが、最終案を決定する際は、私の2011年10月15日 (土) 01:28 (UTC)におけるコメントを十分に反駁してからでも遅くはないと思うのですが……--Damena 2011年10月16日 (日) 09:55 (UTC)
Ksさん、のりまきさん、Damenaさん、大変失礼致しました。皆様の御意見を引き続きお伺いさせて頂き、より良い合意が得られるよう慎重に進めていきたいと思います。上記の提案は一旦保留とさせてくださいませ。どうぞよろしくお願いします。--さかおり 2011年10月16日 (日) 10:30 (UTC)

インデント戻します。まず当記事の改名を行なうという点については、基本的に合意が形成されたと考えます。そしてどのような記事名にするかについて、主に二点の論点があることも見えてきました。まず第一点は「地方病」を記事名に残すかどうかです。これは山梨県において日本住血吸虫症が地方病と呼ばれていることが、参考文献による十分な検証がなされていることについて異論はないようですので、地方病という名を記事内に残すべきであるとの意見には理由があるものと判断しますが、冒頭文の工夫などを行ない、読者に当疾患が山梨圏内で地方病と呼ばれてきたことを明示していけば、記事名に地方病を入れることにこだわらなくとも良いのではとのご意見が出されています。

もう一点の論点は「山梨県」を記事名に入れるかどうかです。これは記事の内容的に山梨県での日本住血吸虫症の克服の歴史である点を重視して記事名に山梨県を入れるのが望ましいとの意見と、日本住血吸虫症の克服史であることを重視して山梨県を入れない方が良いとの意見があります。私はどちらかというとこちらの論点の方が意見の隔たりが大きいように感じております。そのため更に意見を交わしていく必要があるように思います。--のりまき 2011年10月16日 (日) 11:08 (UTC)

後者の論点についてのコメントです。広いところではWHOによるフィリピンや中国など世界での対策の記述、日本についてでは片山地方など山梨以外についての記述が本記事では主要なものとなっていないため、「日本住血吸虫症の克服史」というよりも「山梨県での克服史」と見たほうがよいように思います。片山では『片山記』の存在や、「片山病調査委員会」「広島県地方病撲滅組合」が設立され、昭和天皇の御幸があったことなどから、感染地としての重要性は低くはなかったと思われます(参考[10])。また石灰・石灰窒素が殺貝に有効であると発見された経緯も、本記事では詳細ではないようです。年表・統計も山梨県のもののみ示されていますし、今の状態ではやはり「山梨県での克服史」ではないかと思います。発見から撲滅までの歴史については、他の流行地で中間宿主の発見や動物実験などが行われたためそれらの記述がありますが、これは山梨県における状況の解説に必要不可欠であるためであって、日本全国における俯瞰を試みるものではなさそうに思われます。従いまして、山梨県の語は入れたほうがよいのではないかと思います。--Calvero 2011年10月16日 (日) 14:50 (UTC)
一つの考え方として、Wikipediaの記事は、ここで完成はないのです。であれば、この記事に他地方での住血吸虫症解明への活動が加われば、また話は違いますね。
しかも、それはさほど多くはないはず。ですから、そのような伸びしろを考えた上でなら、地域限定でなくていいのでは、と言うのも考え方です。さらに、表題を妙に長引かせず、事項と咲いて端的にまとめる、と言うのも百科事典としては大切なはず、なら、住血吸虫解明の記事に特化させ、他地方のことは追々、でもいいのでは。たぶん、他地方のことはそれほど多くないはず。--Ks 2011年10月16日 (日) 15:09 (UTC)
Ksさんのご意見ももっともだと思いますが、Wikipedia:完璧な記事の観点からすると、地域を限定させたとしてもKsさんのおっしゃるような伸びしろは当然残されているはずなので、記事名に山梨があろうとなかろうと、ウィキペディアの記事に完成などありえない、という穿った見方もできてしまいます。それはさておき、当該項目は現在FAの選考中であり、記事名がネックになっているという事情を踏まえると、今後の記事の成長のためという意味で、コミュニティのモチベーションが保てるような記事名の方である方が望ましいかもしれません。風呂敷を広げすぎたせいで、秀逸な記事であるにもかかわらず、「この節は書きかけです」なんていうのは、さすがにマズいでしょうしね。--Damena 2011年10月18日 (火) 00:33 (UTC)
(インデント戻します)記事名が「記事の内容の範囲」を規定する要素の一部であり、同時に「記事の内容の範囲」を反映させたものであるとするならば、山梨県の事象を主題とする記事は、記事名に「山梨県」を含めるべきだと思います。そうではないとするならば、含めるかどうかはどちらでもよい—つまり他の何かに基づいて記事名は検討される—ということになると思います(これは本記事に限っての話で、たとえば山梨名物などで固有名詞のあるものはまた別でしょうけれど)。そして、前者の立場を取り、かつ記事名に山梨県を含めないのであれば、本記事の主題はそれよりも範囲の広いもの、たとえば「日本における日本住血吸虫症撲滅の歴史」を扱うものになるのではないかと思います。また後者の立場からは、「記事の内容の範囲」は記事名と関係なく、定義文で示せばよいということになるでしょう。とりあえず、私は今回、前者の立場を取りたいと思っています。ので、「日本における日本住血吸虫症撲滅の歴史」を扱う記事であれば、山梨県に特化した内容では秀逸な記事であるには賛成しがたいです。秀逸な記事であるかどうかは、解説の絶対量よりも、期待される量の充足度なのではないかと思います。繰り返しになってしまいますが、記事名はその期待される量(= 記事の内容の範囲)を設定するものなのではないかと思います。
あとモチベーション・成長の観点からは、記事名に山梨県と入っていると、山梨以外のことが心理的に加筆しにくくなるかもしれません。もしかするとそんなことは気にしない人もいるかもしれませんが、こればっかりはよくわからないです。節スタブがあったら、むしろ秀逸な記事にしてしまってはまずいでしょう。明らかに未完成の部分がないことが目安ですから。--Calvero 2011年10月18日 (火) 16:14 (UTC)
私は記事名は一種のシンボル程度で構わないという考えであるので、どちらかというとCalveroさんの上記コメントにある「後者」に近い立場に分類されるのかもしれません。それと同時に、私は現在進行中である件のFA選考にコメントした通り[11]、全会一致が選考通過の必要条件である以上、記事名のような事務的である種瑣末な事案に関しては、各々がコンプライアンスを持つ必要があるとも考えています。以上の私の立場より、現状の記事の改名を実施すること自体は強く支持いたしますが、現時点で争点になっている、改名後の記事名に(1)「地方病」を残すかどうか、及び(2)「山梨」を含めるかどうか、という2点に関しては、どちらか一方の観点に今後一切執着しないという意思をここに表明したいと思います。--Damena 2011年10月18日 (火) 16:46 (UTC)

インデント戻します。皆様のご意見が出揃ったのかどうかまだはっきりしませんが、とりあえずある程度ご意見が出たようなので少しまとめてみます。

一番の論点である山梨県を入れるかどうかについては意見が分かれており、まだ意見の調整が必要な段階のようです。要は記事の内容が山梨県での日本住血吸虫症の克服を主題としたものであるとのご意見と、もっと広く日本住血吸虫症の克服を主題としたものであるというご意見があることによります。一方記事名に地方病を残すか否かについては、強くこだわられるご意見は今のところ無いようです。

山梨を記事名に入れるかどうかについては、基本的に記事の主題についての考え方の相違なので、なかなか歩み寄りが難しいかもしれません。その場合妥協案といっては悪いですが、冒頭文で調整を行なうという考え方もあると思います。例えば

地方病 (日本住血吸虫症)では、主に山梨県における日本住血住虫症の克服について説明する。山梨県では当疾患は地方病(ちほうびょう)と呼ばれ、長い間原因が明らかにならず住民を長く苦しめた疾病である。この疾患は住血吸虫類に分類される寄生虫である日本住血吸虫の寄生によって発症する寄生虫病であり、ヒトを含む哺乳類全般の血管内部に寄生感染する人獣共通感染症でもある。……

とか、

山梨県における日本住血吸虫症では、山梨県で古くから地方病(ちほうびょう)と呼ばれ、なかなか原因が明らかにならず住民を長い間苦しめた日本住血吸虫症について詳述するとともに、山梨以外の日本各地で進められた当疾患の克服について説明する。日本住血吸虫症は住血吸虫類に分類される寄生虫である日本住血吸虫の寄生によって発症する寄生虫病であり、ヒトを含む哺乳類全般の血管内部に寄生感染する人獣共通感染症でもある。……

のような文面が考えられると思います。正直大して推敲をしていない文章ですし、あくまでこのような考え方もあるのではとの私案の段階ですので、他の解決方法を含めて、皆様の率直なご意見を伺えればと思います。--のりまき 2011年10月20日 (木) 10:11 (UTC)

コメント のりまきさん文面の考察ありがとうございます。さて山梨の文字をいれるかどうかですが、wikipediaには日本住血吸虫症という記事がございます。もしもこちらの記事が山梨にこだわらずに日本住血吸虫症のことを広く取り扱うのであるならば日本住血吸虫症記事との住み分けはどのようにするのでしょうか?広島や筑後川流域のことを書き加えていくのであるならば、日本住血吸虫症記事とこの記事の境目は極めて薄くなってしまいます。山梨における克服史であるからこそこの記事は秀逸なのであって、拡散させるのは如何なものかと思います。日本住血吸虫症記事が存在する状況ではこの記事には山梨の文字は不可欠かと思います。--ぱたごん 2011年10月20日 (木) 10:25 (UTC)
私はぱたごんさんの意見の、「山梨以外に拡散させるのは如何なものか」という部分には賛成いたします。しかし、「山梨の文字は不可欠」には反対いたします。記事名になくても記事を読めば、それこそ一行目から「山梨県や甲府盆地のみを扱っている」ことは明らかです。私やのり巻きさんが前に書いたとおりです。--Halowand 2011年10月20日 (木) 11:12 (UTC)「山梨」という二文字の有無に、私は特に拘泥しない、ということです。--Halowand 2011年10月20日 (木) 12:09 (UTC)
コメント日本住血吸虫症の歴史の項に、『詳細は地方病』とあります。つまり、すでに棲み分けは出来ていると思われます。また、山梨における克服史というとらえ方は、確かにそうですが、むしろ日本住血吸虫症克服の歴史の非常に大きな部分が山梨で行われた、ととるべきだ、というのが、私の主張です。--Ks 2011年10月20日 (木) 11:30 (UTC)
ぱたごんさんとKsさんの意見をまとめると、日本住血吸虫症では病気の一つとして「広島も筑後川流域も含めた全般」を取り扱い、地方病では日本住血吸虫症の歴史の根幹をなす「山梨における克服史」を取り扱う、ということでしょうか。--Halowand 2011年10月20日 (木) 12:09 (UTC)
その通りです。ちなみに主筆者のさかおりさんの意向は最大限尊重されるべきだとおもいます。現記事名地方病に関してははっきり物申している人は少なくとも、GA審議FA審議で関わった多くの方(非山梨県民)が違和感を呈されています。現記事名に多くの人が違和感を感じている趣旨を汲み取っていただいた上でさかおりさんがはっきりこれだという記事名には、(それが例え地方病(日本充血吸虫症)であれ)私は積極的に賛成したいと思います。ただ、この記事の趣旨は「山梨における日本充血吸虫症の克服史」であって「山梨」を抜きにはできないと私は思います。--ぱたごん 2011年10月20日 (木) 12:23 (UTC)
主にKsさんに確認したいのですが、『日本住血吸虫症克服の歴史の非常に大きな部分が山梨で行われた』という点は、参考文献によってきちんと確認できますでしょうか?この点があやふやなままであると、例えば今後広島での克服史や筑後川流域の克服史のような記事が立てられた時、山梨県の克服史が「地方病 (日本住血吸虫症)」という記事名で、あとの地域の記事名が地域の名を冠することになるのは整合性が取れなくなります。『日本住血吸虫症克服の歴史の非常に大きな部分が山梨で行われた』という点が確認できれば、私が本日出してみた「地方病 (日本住血吸虫症)」を記事名とする案で行っても良いと考えます。--のりまき 2011年10月20日 (木) 12:50 (UTC)
「日本住血吸虫解明の主たる部分が山梨で行われた」のは、本当かどうかですが、たぶん大丈夫です。手元の「寄生虫館物語」に、もっと簡単にですが、日本住血九通に関する記事が7ページにわたりありますが、その中で、ほとんどが山梨での事例であり、唯一違うのはカタヤマガイ発見と、感染経路が経皮であることの発見です。ちなみに、この両方とも、この記事にも取り上げられていますので、これも記事内容が山梨に限定されていない、ということを表しています。--Ks 2011年10月20日 (木) 13:20 (UTC)
しかし、「河川環境の復元と感染症 : ツツガムシ病や住血吸虫症は再燃(再流行)するか[12]」や、「日本における寄生虫防圧とその特質[13]」では山梨県が中心であったようには書かれていません。--Halowand 2011年10月20日 (木) 13:41 (UTC)
1つ目は読めませんでした。2つ目は、そもそも内容に住血吸虫症への言及がありませんが。これで判断するのはいかがなものかと。--Ks 2011年10月20日 (木) 14:07 (UTC)
(インデント戻します。石灰の件について、すぐさまさかおりさんが加筆されたことに敬意を表します)「IV. 日本住血吸虫の防圧」と題して、56-60頁に書いてありますよ。60頁には「片山、山梨、筑後川における防圧についての総説がある」とありますので、それぞれ項目が作られる可能性もゼロではなさそうです。「地方病 (日本住血吸虫症)」という項目名でも、「地方病」は山梨の事象を指す固有名詞としての扱いでしょうから、「地方病 (山梨県)」と程度の差こそあれ山梨的要素は皆無ではないという気もします。つまり山梨への限定は(ある程度)なされているということです。どうせ限定するなら山梨県と入れてしまうか、それともこれでよしとするか、でしょうか。--Calvero 2011年10月20日 (木) 17:56 (UTC)
皆様のご協力で、次第に議論が煮詰まってきたような気がします。これまでの議論で見えてきた論点等を私なりに整理し、意見を述べたいと思います。
  • 当記事は、基本的に山梨県での日本住血住虫症の克服について記述されており、山梨県では当疾患は「地方病」と呼ばれている。そのため記事名に山梨県、地方病の名を入れることが望ましい。
  • 一方、日本住血住症の克服史において、山梨県での当疾患への対応はエポックメーキングの位置を占めており、山梨県という地域を限定する用語を入れることは、当疾患の克服について詳述している当記事においては望ましいものではない。
まず当記事の改名提案に対して、上に挙げた双方の見解があるということは皆さん了解していただけるものと思います。この両見解に対して、これまで皆さんのご意見を伺う中で私が考える意見を述べたいと思います。まず。当記事が山梨県の記述が圧倒的に多いことは、記事を読めば明らかであると考えます。また山梨県内で当疾患が地方病と呼ばれていることについては、十分に検証済みであると判断できます。従って当記事名に「山梨県」、「地方病」の名を入れるべきというご意見は説得力があると判断します。一方、日本住血住症の克服史において、山梨県での対応が「圧倒的な貢献をした」とまで言えるかどうかについては議論はあるものの、少なくともエポックメーキングの位置を占めることについては異論はなく、当記事は日本住血住症の克服史を詳述したものと考えるべきで、山梨県を記事名に入れるのは望ましくないとのご意見が出ることも理解できます。
つまり双方のご意見とも、どちらも記事の主題について考えられた中で出されたもので、記事に対するスタンスの違いが示されたものなので、どちらが正しくてどちらが間違っているということを論じ続けることは不毛であると考えます。そのあたりの事情があるので、「山梨県」「地方病」を入れる入れないにはこだわらないというご意見が、この場でも出されているのではないか感じました。ただ、記事名は一つに決めねばなりません。特に一番の対立点である、「山梨県を入れる、入れない」についてはどちらかに決めねばならないのです。
ここで鋭い示唆を与えていただいているのが、Calveroさんの2011年10月20日 (木) 17:56 (UTC)のご意見だと思います。例えば「地方病(日本住血吸虫症)」という記事名ならば、地方病自体が山梨県での事象であることを示す意味が含まれており、記事名に「山梨県」を入れる場合に比べて明らかに弱くなるとはいえ、「山梨への限定は(ある程度)なされている」というご意見に賛同いたします。ここでご意見を述べられている全ての皆さんを満足させる案を作ることは不可能である以上、不満が残る方もおられるとは思いますが、「地方病(日本住血吸虫症)」という記事名が、双方の立場の歩み寄りが一番可能な記事名であると考え、私としては当記事名として最もふさわしいと判断します。皆様のご意見をお聞かせ願えればと思います。--のりまき 2011年10月21日 (金) 23:56 (UTC)
なるほど。山梨の間で通称されている「地方病」には、既に「山梨の疾患である」ということが暗示的に含まれているという考え方には納得がいきます。私自身、上で「“山梨”と“地方病”とは親和性が低い」と発言していますが[14]、それは何故なのかと聞かれたらはっきりと答えられなかったと思います。私の中でもやもやしていたものが晴らされた気分です。
さて、記事名に「地方病」を採用するのであれば「地方病 (日本住血吸虫症)」が落とし所として適当なものと言えそうですね。一方で「山梨」を採用するのなら、「山梨県における日本住血吸虫症」あたりが相応しいことは上で議論された通りですね。後者に類した記事名を採用しているものに、例えば「スワジランドにおけるHIV/AIDS」などがあり、ウィキペディアの基本方針である中立性を十分に配慮した記事名にできます。他方、前者であれば、記事の文中で「地方病」という名称を頻用していることと対比しても不自然がないというメリットがあることは、もはや言うまでもないでしょう。--Damena 2011年10月25日 (火) 07:09 (UTC)
ここまでの皆様の建設的な議論により、記事名の方向性が明確に絞られてきたと感じております。「地方病 (日本住血吸虫症)」もしくは「山梨県における日本住血吸虫症」、この2案が現在のところ考えうる最適な記事名ではないかと存じます。
特に「地方病 (日本住血吸虫症)」という記事名は、複数の方がご指摘下さいましたが、山梨の間で呼称されている「地方病」には、既に「山梨の疾患である」、「山梨への限定はある程度なされている」という考え方に立って、記事名に「山梨」などの地名を入れずに「地方病」を入れるほうが、双方の意見を完全に納得させるとまではいかないにしても、双方の歩み寄り、合意を得られるのではないか?という御意見に私は賛同します。のりまきさんが仰せのように、皆さんを満足させる案を作ることは不可能である以上、折り合いをつけなければなりません。--さかおり 2011年10月25日 (火) 10:55 (UTC)
私は「山梨県における日本住血吸虫症」が妥当だとは思いますが、「地方病 (日本住血吸虫症)」もしくは「山梨県における日本住血吸虫症」のどちらも回避する強い理由もないと思います。また、この記事はさかおりさんの労作であり傑作でもあります。なので、「地方病 (日本住血吸虫症)」もしくは「山梨県における日本住血吸虫症」のどちらであれ、さかおりさんが推すほうで良いと思います。--ぱたごん 2011年10月25日 (火) 11:28 (UTC)
パタゴン氏にもの申す。再三にわたって「主筆者の意向をくむべし」とおっしゃるが、そのような決め方はWikipediaのルールにはないし、他に誰もそのようなことは言っていません。それは決して論を進める役に立たないと思います。すでに候補は絞られているし、私もそこから決めることには依存ありません。さかおり氏もそのように一方的に責任を押しつけられるのは困るのではないですか。--Ks 2011年10月25日 (火) 11:55 (UTC)

(インデント戻します)ぱたごんさん、Ksさん、確かに私はこの記事の主執筆者ではあります。しかし当たり前ですが決して私個人の所有物ではありませんよね。不特定多数の利用者、閲覧者にとって明解で極力誤解を生じにくい記事名を考えるために皆様と議論してまいりました。改名提案者でいらっしゃるぱたごんさんも、当然私の一存で記事名が決まるなどとは考えておられず、主執筆者の私の意向を尊重してくださった故の御発言であろうと存じます。Ksさん、私は気にしておりませんので、何卒この懸案が皆様の協力のもと解決できますよう、今後とも宜しく御願い申し上げます。--さかおり 2011年10月25日 (火) 13:00 (UTC)

私は地方病 (日本住血吸虫症)が良いと考えます。山梨の有無に拘らないのは前に書いたとおりです。今出ている候補の中でもこの記事名が、八方美人と言ったら間違いですが、どの意見もある程度参考にした名前ではないでしょうか。--Halowand 2011年10月25日 (火) 17:28 (UTC)
支持を表明。--Ks 2011年10月25日 (火) 23:41 (UTC)

インデント戻します。皆さんのご意見を拝見すると、地方病 (日本住血吸虫症)を当記事の記事名とすることで合意が取れそうに思えますがいかがでしょうか?冒頭文については私は先日

地方病 (日本住血吸虫症)では、主に山梨県における日本住血住虫症の克服について説明する。山梨県では当疾患は地方病(ちほうびょう)と呼ばれ、長い間原因が明らかにならず住民を長く苦しめた疾病である。この疾患は住血吸虫類に分類される寄生虫である日本住血吸虫の寄生によって発症する寄生虫病であり、ヒトを含む哺乳類全般の血管内部に寄生感染する人獣共通感染症でもある。……

という私案を提示してみましたが、皆さんのご意見はいかがでしょうか?このあたりの合意が形成されれば、正式に改名手続きに入ることが出来ると思います。--のりまき 2011年10月30日 (日) 00:15 (UTC)

賛成 記事名を地方病 (日本住血吸虫症)として、のりまきさんの御提示くださいました冒頭文とすることに賛同します。なお、移動後の「地方病」は風土病地方病 (日本住血吸虫症)への曖昧さ回避とする。皆様の御意見を宜しくお願いします。--さかおり 2011年10月30日 (日) 01:55 (UTC)
賛成 地方病 (日本住血吸虫症)に同意いたします。私個人としては「山梨県における日本住血吸虫症」がベストという意見は変わりませんが、このまま審議が長引くばかりなのは最悪です。地方病 (日本住血吸虫症)も一般名称との差別化は計られているのでこの名称で良いとおもいます。--ぱたごん 2011年10月30日 (日) 06:39 (UTC)
賛成 私も、上で書いたとおりどの意見も反映している、地方病 (日本住血吸虫症)に賛同します。冒頭文の一番最初の単語が太字の地方病であれば文句ナシです。--Halowand 2011年10月30日 (日) 08:31 (UTC)
賛成 反応が遅くてすみません。私も賛成です。--Calvero 2011年10月31日 (月) 16:34 (UTC)
賛成 のりまきさんのコメントを支持いたします。--Damena 2011年11月2日 (水) 10:19 (UTC)
コメント 催促のようですが…いえ実際そうなのですが、この議論の参加者7名全員による合意が形成されたということで、そろそろ移動しても良いのではないでしょうか。--氷鷺 2011年11月3日 (木) 10:28 (UTC)
私は改名についての提案者という形になっていますので、もちろん地方病 (日本住血吸虫症)への記事の移動を行なうことについて異論はないのですが、Wikipedia:ページの改名によれば、提案から実際に改名を行なうまで1週間の告知期間を置いてくださいとあり、またWikipedia:合意形成にも、合理的な期間として通常約1週間内に異論が無ければ提案がそのまま決定事項となるとあり、提案者として1週間待つべきではないかと判断していたため、移動の手続きを行なっていませんでした。--のりまき 2011年11月3日 (木) 10:53 (UTC)
私も現時点の改名実行に異論はありません。FA審議のこともあるので早いほうが良いとは思いますが、私自身はのりまきさんの提案からちょうど1週間の2011年11月06日 (日) 00:15 (UTC)に移動するつもりでおりました--ぱたごん 2011年11月3日 (木) 11:14 (UTC)
(編集競合しましたが、そのまま) 1週間というのはあくまで「提案」からで、そう考えると、2011年10月25日 (火) 17:28 (UTC) 以降「地方病 (日本住血吸虫症)」案のみに焦点が移り、相次いでそれに意見が出ているわけですから、すでに1週間が経過しているように見えます。話がまとまってから「念のためもう1週間待って異論がなければ実行しましょう」というのもありますが、この議論でこういう場合に、いったい何を待つ必要があるのかな…とも。ただまぁ部外者が横から文句を言うような真似もみっともないですし、やはり議論の参加者の皆さんにお任せいたします。すみませんでした。--氷鷺 2011年11月3日 (木) 11:34 (UTC)
まあ、あえて時間を費やす必要もない話ですし、論議が尽くされ結果が出たものと皆さんの了解が得られれば、特に日曜日まで待つ必要はないと思います。どうしましょうか?確かにこの件は皆さんのご協力でこれまで論議がしっかりなされてきたのですから、特に異論がなければ今の時点で移動しても構わないと思いますがいかがでしょう?--のりまき 2011年11月3日 (木) 11:43 (UTC)
日曜日まで、あと僅か2日ではありますが、私も今すぐの移動に異論はございません。--さかおり 2011年11月4日 (金) 01:15 (UTC)
報告遅れました、すみません。反対もなく賛成意見だけでしたので11月06日に改名を済ませました。--ぱたごん 2011年11月7日 (月) 14:47 (UTC)

コメント 皆様のご協力により記事名の改名が無事行われました。議論にご参加下さいました皆様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。--さかおり 2011年11月8日 (火) 05:22 (UTC)

ミヤイリガイの発見のこと[編集]

改名論議中で申し訳ないが、確認願いたいことがあります。

山梨の医学会は宮入博士の功績をたたえて、この貝をミヤイリガイ(宮入貝)(学名:Oncomelania hupensis nosophora)と名付けた。

とありますが、これだと、医学界が生物の名を決めた、と言うことになります。これは本当なのでしょうか?普通、生物の名は生物学者が記載するもので、和名とて取り決めはないにせよ、その点は変わらないと思いますが。出典が付されていますが、私は持っていないし見られませんので、よろしくお願いします。--Ks 2011年10月10日 (月) 11:43 (UTC)

コメント Ksさん、ご指摘ありがとうございます。その一節に関しては当方の説明不足、及び表現に問題がありました。まず、出典として記載しました山梨地方病協力会編(1977年)の内容をかいつまんで引用させて頂きます。 「いわゆる中間宿主は、Katayama nosp-hora Robsonであって、邦名「片山貝」また山梨県においては発見者の功績にちなんで「宮入貝」と呼称された。」 p.19より

またp.59では、「また山梨県においても地方病研究部専任技師はこの発表に接し、直ちに有病地を調査したところ宮入博士の発見したる多数の小貝せい息を認め、この小貝を検査したところ佐賀県下同様の尾端の二分した「セルカリア」多数を認め、宮入博士と同様の試験を行い、同様な結果を得て、この貝こそ中間宿主であることを確信するにいたった。以後山梨県ではこの小貝発見者の偉業をたたえ、「宮入貝」と呼び難解であった本病の感染経路が解明された。」とあり、「名付けた」のではなく、「呼び始めた」と表現するのが適切でした。申し訳ございませんでした。

また、小林照幸著『死の貝』p.105によると、「学会では、名称決定に当たって当然のように発見者の宮入にちなみ「ミヤイリガイ(宮入貝)」と決めた。宮入は至極恐縮して、『片山記』(注釈、江戸時代後期の医学者藤井好直による広島片山地方での当疾患を記録したもの)に敬意を表してカタヤマガイ(片山貝)とよんではどうか、と提案、ミヤイリガイ、カタヤマガイのどちらの名称でも登録されることになった。」と、あり

宮入慶之助記念誌編纂委員会編、田中寛「宮入慶之助と中間宿主カイ発見」p.16によれば、「このカイはミヤイリガイと呼ばれるようになったが、片山地方でも当然、同じカイが見つかり、この地ではカタヤマガイと呼ばれるようになった。いずれも和名、あるいは俗称であり、学術的にはRobsonが新属、新種として命名した、Katayama nosophra Robson,1915が学名である。しかしこの属のカイは中国のマキガイ Oncomelania hupensis Gredler,1881として、すでに知られており、同属の新種として Oncomelania nosophora(Robson,1915)と呼ばれるようになった。」とあります。

渉猟した文献の中で、ミヤイリガイと命名、若しくは呼称される経緯が具体的に誰によるものであったのか?という文言は、出典に示した山梨地方病協力会編の中に見られる、山梨県において(誰とは書かれていないが地方病問題に携わる関係者であることは明らかです)ミヤイリガイと「呼ばれ始めた」とするものしか確認できませんでした。この経緯は近日中に加筆修正したいと思います。いずれにしてもミヤイリガイという名称は和名、通称のようですが、日本国内において日本住血吸虫の中間宿主の貝を「ミヤイリガイ」と呼称することが今日では一般的であるようです。 --さかおり 2011年10月11日 (火) 05:41 (UTC)

質問 同じく、ミヤイリガイの発見の記述で『この貝は中国産の巻貝Oncomelania hupensis属として1881年に登録されていたが、宮入の発見した巻貝は、同属の新種(種)として、学名Oncomelania hupensis nosophoraと名付けられた』とありますが、この文の「属」や「種」という但し書きはどういう意味なのでしょうか。種に「属」、亜種に「種」と書かれているように見えますが、単なる書き間違いでしょうか。--氷鷺 2011年10月13日 (木) 09:07 (UTC)

氷鷺さん、恥ずかしながら私は生物学の素人ですので、分類学上の『属』、『種』の正確な用法について勘違いがあるかも知れません。出典として提示した、田中寛(東京大学名誉教授)「宮入慶之助と中間宿主カイ発見」(2005)によると、(上記と重複になりますが)「このカイはミヤイリガイと呼ばれるようになったが、片山地方でも当然、同じカイが見つかり、この地ではカタヤマガイと呼ばれるようになった。いずれも和名、あるいは俗称であり、学術的にはRobsonが新属、新種として命名した、Katayama nosophra Robson,1915が学名であるしかしこの属のカイは中国のマキガイ Oncomelania hupensis Gredler,1881として、すでに知られており、同属の新種として Oncomelania nosophora(Robson,1915)と呼ばれるようになった。」以上引用。とあります。私はこれを、中国産の巻き貝として既にOncomelania hupensis属として登録されていた貝の亜種として、新たにOncomelania nosophora(Robson,1915)という学名で、(新種)として命名されたと解釈していました。大きな括りとして『属』があり、その下に『種』があるのだと思っていたのですが、私の解釈や表現に不適切な部分があれば、訂正をお願いできませんでしょうか。また、表や仮名遣いの訂正をありがとうございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。--さかおり 2011年10月13日 (木) 10:07 (UTC)
では、それに合わせて手を入れましたので。--Ks 2011年10月13日 (木) 11:34 (UTC)
Ksさん、ありがとうございます。私には上手く記述できませんでした。ウィキペディアは皆で作り上げていくことが利点の百科事典であることを、改めて感じ入りました。御礼申し上げます。--さかおり 2011年10月13日 (木) 12:59 (UTC)

冒頭部について[編集]

記事冒頭部について、以下のような改訂を提案します。(先の改名提案で決まったばかりですので提案という形にしました)

'''地方病 (日本住血吸虫症)'''では、主に[[山梨県]]における日本住血吸虫症の克服について説明する。 '''地方病'''(ちほうびょう)とは、[[山梨県]]における'''日本住血吸虫症'''(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)の呼称であり、長い間その原因が明らかにならず住民を苦しめた疾病である。
山梨県では当疾患は'''地方病'''(ちほうびょう)と呼ばれ、長い間原因が明らかにならず住民を長く苦しめた疾病である。 本項では、主に山梨県における地方病(日本住血吸虫症)の克服・撲滅に至る歴史について説明する。
この疾患は…… この疾患は……

文を入れ替えているため赤字での強調は省略しましたが、具体的には、(1)「(記事名)では…について説明する」という表現をやめ、第一文で地方病とは何かを述べ、第二文で記事の内容を説明するようにしました。あわせて、(2)日本住血吸虫症への読み仮名を追加、(3)「長い間……長く……」の「長く」を除去、(4)「長い間原因が」の途中に「その」を挿入しています。また、(5)「…の克服について説明する」では感染症の撲滅という特筆すべき点がはっきり伝わりにくいため、その直後に「撲滅」と併記し、さらに「に至る歴史」としています(これは経緯とかでも良いかもしれません)。

上記1から5について、ご意見をお願いします。なお、5については、記事の中では二つほど下の段落で撲滅したと書かれているのですが、冒頭から言及できればなお良いと思いますし、……メインページ用の抜粋ではその辺まで入らないというちょっとあれな事情もあります。--氷鷺 2011年11月23日 (水) 13:48 (UTC)

記事の冒頭で、この項目で解説する「地方病」とは何かを述べ、続いて記事内容を説明するという趣旨には基本的に賛成です。しかし少々気掛かりなのは、
  • 地方病(ちほうびょう)とは、山梨県における日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)の呼称であり、長い間その原因が明らかにならず住民を苦しめた疾病である。」
これですと、「地方病」イコール「山梨県での日本住血吸虫症」のみに捉えられてしまう心配があります(呼称でありと説明はありますが・・)。改名に至った経緯もまさに、そこにあった訳ですし。
たとえば地方病の前に、本項で解説する等の一文を加え、
  • 「本項で解説する地方病(ちほうびょう)とは、山梨県における日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)の呼称であり、長い間その原因が明らかにならず住民を苦しめた疾病である。」
少しくどい表現ですが、こういう方法も考えられますでしょうか?皆様の御意見も伺えれば何か良い方法があるかもしれません。(2)、(3)、(4)、(5)については仰せの御提案に賛同いたします。--さかおり 2011年11月24日 (木) 06:20 (UTC)
ありがとうございます。確かに、単に「地方病とは」で始めるよりもその方が適切だと思います。ただ、それに合わせて第二文も書き換える必要がありますね…。
  • 本項で解説する地方病(ちほうびょう)とは、山梨県における日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)の呼称であり、長い間その原因が明らかにならず住民を苦しめた疾病である。ここでは、その克服・撲滅に至る歴史について説明する。
とでもしましょうか。あと、追加で…… (6)「疾病」は「感染症」などに置き換えてはいかがでしょうか?
しかし、なかなか難しいですね。ほかにも、
  • 本項では、山梨県において地方病(ちほうびょう)と呼ばれ、長い間その原因が明らかにならず住民を苦しめた感染症日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)の、当地での克服・撲滅に至る歴史について説明する。
というのも考えましたが、ちょっと長くなりますし、これだと山梨県の話というのがはっきりしませんね。最小限の編集で済ます方法として、
  • 本項「地方病 (日本住血吸虫症)」では、……
とするだけとか…。--氷鷺 2011年11月24日 (木) 12:20 (UTC)
記事の内容を端的に明解に表現する文言は、意外に難しいものですね。当記事では特に難しく思います。ひとまずは、
  • 本項で解説する地方病(ちほうびょう)とは、山梨県における日本住血吸虫症(にほんじゅうけつきゅうちゅうしょう)の呼称であり、長い間その原因が明らかにならず住民を苦しめた感染症である。ここでは、その克服・撲滅に至る歴史について説明する。
このようにして、御提案(6)の「疾病」を「感染症」に置き換える方向で、いかがでしょうか?--さかおり 2011年11月25日 (金) 12:47 (UTC)
賛成です。12月2日 (金) までに異論がなければそれを反映させたいと思います。--氷鷺 2011年11月29日 (火) 15:31 (UTC)
報告 さかおりさんがまとめてくださった案で、記事冒頭部を上書きしました。ありがとうございました。--氷鷺 2011年12月2日 (金) 13:01 (UTC)

(インデント戻します)確認させていただきました。氷鷺さん、ありがとうございました。--さかおり 2011年12月2日 (金) 14:00 (UTC)