ノート:動力近代化計画

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最初の方の「15年計画で主要幹線5万キロを電化し、」というところは、日本の鉄道は5万キロもないので何らかの間違いかと思うのですが、手元に根拠にできるような資料もないので、分かる方で訂正していただけないでしょうか。

また、「山陽本線姫路以西を交流電化とすれば、伯備線など中国地方一円エリア及び四国地方も交流電化により電化経費を大幅に削減できたはずである」という文と、その次の「直流区間との直通運転の関係で製造コストが割高な交直両用電車が普及したため、交流電化の経済性に大きな疑問が持たれた」は、矛盾しているような気がします。中国地方を交流電化にした場合、変電所を削減できるのは確かですが、高電圧の交流電化では絶縁のために離隔が必要であり、トンネルの掘りなおし、掘り下げなど多大な工事が発生します。四国の電化では既存トンネルにそのまま架線を張って、パンタグラフ折りたたみ高さの低い車両を使うことで対応しているのですが、これは交流電化では不可能です。また戦前・戦中から電化済みの福塩線・可部線・宇部線・関門トンネルが直流の離れ小島になってしまいます。そういった件まで考慮した上で、交流電化の方が電化経費が削減できたという、具体的な試算・根拠があるのでしょうか?--Tam0031 2007年11月13日 (火) 14:04 (UTC)[返信]

コメント:仙山線山寺-作並間や奥羽本線板谷峠付近は急勾配を理由に第二次世界大戦以前から直流電化されてされていたが、東北本線や奥羽本線等周辺線区の交流電化により決して離れ孤島状態になることなく、1969年(昭和44年)頃、交流切替で対応した例が存在する。そのため、仮に山陽本線姫路以西を交流電化とすることにより、福塩線可部線宇部線関門トンネルも交流切替で対応すれば、問題ないはずである。また、絶縁距離の面で基準値を満たないならば、室蘭本線のように新トンネルで対応するか、田沢湖線のように盤下げ工事で対応する方法もある。交流電化を原則とする以上、国鉄時代からJR発足以降と同じように廉価な交流専用車主体としなければ経済性の真価を発揮できない。近郊型電車は比較的近距離運用主体のため、交直両用車の投入もデッドセクション付近のローカル運用のみで充分である。また、山陽本線の中でも本当に大阪や京都方面との直通運転の必要性が強いのは主に姫路以東の区間であるため、姫路にデッドセクションを設ければ、交直両用車の投入を大幅に減らすことは可能だったはずである。余談であるが、本来なら、上越新幹線開通以降の現在では新潟周辺地区の在来線直流電化も東京地区との直通列車が激減したため、交流電化の方が却って正解である。

確かに福塩線や可部線・宇部線などでは交流切替も可能なのでしょうが、交流電化#直流化にもある通り、関門トンネルに関しては絶縁離隔が足りないので交流化は困難であると考えられます。海底トンネルですので改築も困難です。新トンネルを建設しなければならず、それは交流電化によるコストメリットを相殺してしまいます。電化の年代を考慮する必要はあるのですが、七尾線のように交流電化地域にあえて直流電化を採用した線区があるように、交流用の絶縁離隔の対応工事は非常にコストが嵩みます。したがって、本当に交流にした方が安かったかどうかは専門家の仔細な検討がなければ確定できないと思うのです。ですので、参考文献に挙げられている「鉄道ジャーナル」誌にそういう記述があるのであれば、「鉄道ジャーナル誌では~のように主張されている」のような形で記述してもらうか、あるいは他の文献でそのように主張されているものがあるのであればそれを紹介していただきたいと思うのです。私は「直流の方が安かったはず」「直流電化で正解である」と主張したいのではなく、「本当にそんなに簡単に断言できるのか?」と疑念を呈しているわけです。きちんと専門家が積算して結論を出した資料があるのならば、それを元にはっきり断言する形で書いてもかまわないと思いますが、それがないのであれば誰がそう主張しているのか、という形で書く必要があると思います。--Tam0031 2007年11月15日 (木) 15:35 (UTC)[返信]

とりあえず要出典タグを貼らせていただきました。しばらくこの状態でおいて、改善がなければ該当記述は断定的な記述を改めたいと考えております。--Tam0031 2007年11月20日 (火) 13:07 (UTC)[返信]

参考文献とされている「鉄道ジャーナル誌」をチェックしてきました。久保田博氏が執筆された記事なので内容は信頼できると思います。ただ、交流電化の方がコスト的に優れていたはずであるとの記述は全くなかったため、とりあえず本文からは削除させていただきます。他に明確な出典があれば、再度の加筆は歓迎いたします。また久保田氏の記事を元に若干の加筆を行いました。--Tam0031 2007年11月25日 (日) 12:29 (UTC)[返信]

2007年11月20日 (火) 23:10 JSTの本文修正でUnamuさんが言及されている、伊東線は開業時から電化済みである旨に関しては、久保田氏の元記事でも動力近代化計画になかったが電化された区間に含められていました。久保田氏のミスであると考えられます。--Tam0031 2007年11月25日 (日) 12:33 (UTC)[返信]