トンカラリン

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地隙部分
自然の地隙に石で蓋をしたもの
石組暗渠部分
内部に階段状の造作が見えるが、屈んでも入れないほど狭い

トンカラリンは、熊本県和水町にある隧道(トンネル)型遺構である。江田船山古墳(国の史跡)がある清原(せいばる)台地に位置し、全長は464.6メートル、自然の地隙や人工の石組暗渠で構成されている。「トンカラリン」の名称は、穴に石を投げ込むと「とんからりん」という音が聞こえることからつけられたという説と、朝鮮語由来という説がある。

[編集] 建造目的

トンカラリンに関しては民間伝承もなく、排水路説、古代信仰遺跡説、朝鮮的信仰遺跡説などの諸説があるが、未だに定説はない。熊本県教育委員会は「近世の排水路」との調査報告書を一旦は発表したが、2001年に同教委と当時の菊水町教育委員会が再調査し、「排水路」にしては不都合な点が多すぎるとして、現在は再び「謎の遺跡」とされている。この調査では第2のトンカラリンが発見され、さらに第3、第4のトンカラリンが埋蔵されている可能性も指摘されている。

昭和50年代にトンカラリンを訪れた作家松本清張は、魏志倭人伝の一節からトンカラリンが邪馬台国卑弥呼鬼道であるとの説を唱えた。この説の発表は、トンカラリンの存在が広く知られるきっかけとなった。

[編集] 広島のトンカラリン

広島県東広島市安芸津町三津信僧にも同名の隧道型遺構が存在するが、これは、熊本のトンカラリンにちなんで名付けられたものである。

[編集] 関連項目

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