トロンプ・ルイユ
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トロンプ・ルイユ( Trompe-l'œil 、騙し絵)とは、シュルレアリスムにおいてよく用いられた手法・技法。ただし、シュルレアリスムに限って用いられるものではない。フランス語で「眼を騙す」を意味し、トロンプイユと表記されることもある。今日では解りやすく「トリックアート」と呼ばれる事も多い。
その範囲は、かなり広く、例えば、次のようなものが挙げられる。
- 壁面や床などに、実際にはそこに存在しない扉や窓、人物、風景などを描き、あたかも存在するように見せかける作品
- 平面作品に物を貼り付けて、絵の一部が外に飛び出しているような作品
- 3次元の現実ではありえない建築物を描いた作品(例えば、エッシャーの作品)
- 人体や果物・野菜などを寄せ集めて人型に模した作品(例えば、アルチンボルドや歌川国芳の作品)。寄せ絵、はめ絵という。
- 普通に見ると人間の顔に見えるが、さかさまにしたり、向きを変えたりすると、まったく別の物に見える作品(例えば、ルビンの壷)。
- 大きさや長さについて錯覚を起こさせるような作品
日本では福田繁雄の作品が有名。

