デイヴィッド・ピース

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デイヴィッド・ピース
(David Peace)
誕生 1967年
イングランドの旗 イングランド
ウェスト・ヨークシャー州
職業 小説家
言語 英語
国籍 イギリスの旗 イギリス
ジャンル 犯罪小説
代表作 『GB84』(2004年)
『The Damned Utd』(2006年)
主な受賞歴 ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞(2003年)
処女作 『1974 ジョーカー』(1999年)
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デイヴィッド・ピース(David Peace、1967年 - )はイギリスの小説家。犯罪小説を主に執筆している。1994年以降、東京在住。

1999年に『1974 ジョーカー』で作家デビュー。2003年にはイギリスの文芸誌『Granta』で若手イギリス作家ベスト20に選ばれ、2004年には第四長編『GB84』でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を受賞した。

ジェイムズ・エルロイジム・トンプスンらの暗黒小説に傾倒し、H・P・ラヴクラフト太宰治芥川龍之介泉鏡花など古典文学からも影響を受けている。

経歴[編集]

1967年、イングランド北部のヨークシャーに生まれる。自身の著書の中では、あまり幸せと言える幼少時代ではなかったと述べている。また、サッチャー政権時代の荒廃と、1970年代後半に発生したヨークシャーの切り裂き魔事件が自身に暗い影を落としたとも回想している。

マンチェスター大学を卒業後、1991年からトルコイスタンブールで語学を教える。その後、1994年に日本に移住。東京の新小岩の小さなアパートでデビュー作『1974 ジョーカー』を書き上げた。この作品を第一作とするヨークシャー四部作は日本では2001年から2004年にかけてハヤカワ・ミステリ文庫で刊行された。

2003年にはイギリスの文芸誌『Granta』が10年ごとに選出している若手イギリス作家ベスト20(Best of Young British Novelists)に選ばれ、2004年に発表した『GB84』ではイギリスで最も伝統ある文学賞であるジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を受賞した。2006年発表の『The Damned Utd』は2009年にマイケル・シーン主演で映画化された(日本では『くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-』のタイトルでDVD化された) 。

2007年、戦後の日本を舞台にした東京三部作の第一作として小平事件を題材にした『TOKYO YEAR ZERO』を発表。2009年には帝銀事件を扱った『占領都市 TOKYO YEAR ZERO II』を発表し、現在は下山事件を題材とする三部作の最終作を執筆中である[1]

受賞歴[編集]

『TOKYO YEAR ZERO』はこのミステリーがすごい!で第3位、週刊文春ミステリーベスト10で第5位にランクインした。

著書[編集]

ヨークシャー四部作[編集]

詳細は「ヨークシャー四部作」を参照のこと。

  • 1999年 - 1974 ジョーカー (訳:酒井武志、早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫、2001年7月)
  • 2000年 - 1977 リッパー (訳:酒井武志、早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫、2001年9月)
  • 2001年 - 1980 ハンター (訳:酒井武志、早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫、2002年5月)
  • 2002年 - 1987 ゴースト (訳:酒井武志、早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫、2004年5月)

東京三部作[編集]

  • 2007年 - TOKYO YEAR ZERO (訳:酒井武志、文藝春秋、2007年10月) - 日本、イギリス、アメリカ同時発売
  • 2009年 - 占領都市 TOKYO YEAR ZERO II (訳:酒井武志、文藝春秋、2012年8月)(原題 Occupied City)
  • 20??年 - The Exorcists (執筆中)[1]

その他[編集]

  • 2004年 - GB84
  • 2006年 - The Damned Utd

脚注[編集]

外部リンク[編集]